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米が24回目の臨界前核実験 オバマ政権で初
2010.10.13 01:43
MSN産経ニュースより転載
http://sankei.jp.msn.com/world/america/101013/amr1010130146001-n1.htm
転載開始
【ワシントン=犬塚陽介】米政府が9月15日に核爆発を伴わない臨界前核実験を米西部ネバダ州の地下核実験場で実施していたことが12日までに明らかになった。2006年8月以来で、米国としては通算24回目。オバマ政権下では初となる。「核兵器なき世界」の理想を掲げるオバマ大統領だが、他国が核兵器を維持する限りは米国も核抑止力を堅持するとの姿勢を示しており、実験もこの延長上にある。
米エネルギー省傘下の国家核安全保障局(NNSA)の発表によると、実験は米国が保有する「核兵器の安全性と有効性の維持」を目的として、ニューメキシコ州のロスアラモス国立研究所の科学者が地下約300メートルの核実験場で実施した。
臨界前核実験は核爆発の模擬実験のひとつで、プルトニウムが連鎖反応を起こして核分裂を起こす「臨界」に達する直前で実験を停止するので核爆発は起きない。核物質は年月とともに変質するため、製造から時間が経過した核兵器が性能を維持しているかどうかを確認するため行われた。今回の実験で地上への放射能漏れはなかったとしている。
オバマ大統領は以前から核爆発を伴わない実験は、包括的核実験禁止条約(CTBT)に抵触しないとの立場を表明しており、CTBTの早期批准に取り組む方針とは矛盾しないと説明している。
オバマ政権は4月に「核戦略体制の見直し」(NPR)を発表し、約5千発を保有する核弾頭の削減に言及。一方で、北朝鮮やイランなどへの核による報復攻撃の可能性も排除せず、核抑止力を堅持することを表明している。
また、核弾頭の安全確保や寿命延長のため、10年間で約800億ドル(約6兆5千億円)の支出を議会に要求するなど、核弾頭の能力維持にも力を入れている。
CTBTの解釈に加え、北朝鮮やイランに経済制裁を加えながら、核兵器の維持を継続する米国の姿勢には批判が出ることも予想される。ただ、米国民の関心は低く、米メディアもほとんど報道していない。
転載終了
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