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トルコ 問い直された「国是」
http://www.youtube.com/watch?v=uSncVLuL_fY
イスラエルのガザ支援船襲撃をエルドアン首相自らが厳しく非難し、
全世界13億人のイスラム教徒に強烈にアピールし、
イスラム世界での“ヒーロー”となり、
ブラジルと組んでイランの低濃縮ウランのトルコへの
国外搬出で合意するという独自政策を打ち出したりと、
21世紀初頭の国際政治場裏でその存在感を増し続けるトルコ。
EU加盟という国家的悲願、
これをEUから理不尽としか思えない仕打ちで拒絶され続け、
後発の東欧諸国が次々とEU加盟を承認されるにおよんで、
ついには、国民の多数の間でも最早EU加盟は国家的悲願ではなくなった。
<世俗派軍部>と<イスラム宗教政党>
この二者の本質的対立がトルコ国家の根幹にあるのだが、
EU加盟という国家戦略の第一義的方向性において両者に対立はなかった。
その限りでは両者の対立はなかったのだが、
EU加盟という国家戦略がその現実性を失うとともに、
トルコは21世紀の“生き残り戦略”を再考せねばならなくなった。
その新たな一つの方向性がイスラムだ。
EUとの経済関係の重要性は当面は減じないのだが、
新たな経済圏としてアラブ・イスラムへの経済進出に、
21世紀での生き残りを策そうとしていると思われる。
その政治的パフォーマンスが実に効果的に演出されたと思う。
イラン問題で、パレスチナ問題で、アフガニスタン問題で、
トルコは、その政治的存在感を増している。
国際政治場裏においては、日本の存在感などほとんど全く感じられないのとは
対照的にトルコはその存在感を増している。
21世紀初頭の国際政治情勢の“台風の目”とも言える
トルコの動向に注視しなければならないと思う。
トルコ 憲法改正案成立へ
http://megalodon.jp/2010-0914-0324-07/www3.nhk.or.jp/news/html/20100913/k10013943851000.html
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