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http://mainichi.jp/select/world/news/20100928ddm007030141000c.html
中露首脳会談:領土で協調 胡主席「核心的利益、支持を」
【北京・浦松丈二】中国の胡錦濤国家主席は27日、訪中したロシアのメドベージェフ大統領と北京の人民大会堂で会談した。両首脳は「戦略的協力関係の全面深化に関する共同声明」に署名。「第二次世界大戦終結65周年に関する両国元首の共同声明」を発表することで一致した。
中露双方は27日深夜まで、第二次大戦終結65周年に関する共同声明の内容を発表していない。中国は尖閣諸島(中国名・釣魚島)、ロシアは北方領土の対日交渉を有利に進めるため、歴史・領土問題での中露の協調姿勢を打ち出すとみられている。
メドベージェフ大統領の訪中は08年5月以来2度目。両首脳の会談は、国際会議の機会を利用したものを含め今年5回目。両首脳は同日、ロシアの東シベリアから中国に石油を送るパイプラインの完成式に出席した。メドベージェフ大統領は、温家宝首相らとも個別に会談した。
首脳会談で、胡主席は「各国の核心的利益にかかわる重要な問題ではしっかりと相互に支持していく必要がある」と呼びかけた。
メドベージェフ大統領も「戦略的協力関係をさらに強化し、国際、地域問題では密接な意思疎通と協調を図っていきたい」と応じた。
中国の「核心的利益」とは、台湾やチベットなど中国の領土の一体化や主権問題を指す決まり文句だ。胡主席の発言は、領土問題で中国の立場を支持してくれるよう暗に求めたものといえる。
中国は今年3月以降、ベトナムなどと領有権紛争を抱える南シナ海を「核心的利益」と呼び始めている。尖閣諸島など東シナ海に関連して使った例は、現在まで確認されていない。
メドベージェフ大統領は26日、中国東北部の旅順港を訪れ、日露戦争や第二次大戦で旧日本軍と戦った兵士の墓地に献花。中露の元兵士らと面会して「歴史をねじ曲げようとする勢力がいるため、真実を主張しなければならない」と訴えた。
ロシアは北方領土について「第二次大戦の結果としてソ連(現ロシア)に移った」と主張し、領有権を主張する日本と対立。旧ソ連のスターリン時代の人権弾圧を非難する東欧諸国との間でも歴史問題を抱えている。
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