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http://www.chosunonline.com/news/20100927000048
「白頭山噴火で北朝鮮に洪水」 消防防災庁が予測
白頭山 | 金正日
中朝国境の白頭山(中国名・長白山)が噴火すると、頂上にある火山湖の天池があふれ、大洪水が起き、鴨緑江、豆満江(同・図們江)流域が瞬く間に浸水する大災害を引き起こすとの予測が示された。
李明洙(イ・ミョンス)国会議員(自由先進党)は26日、消防防災庁から提出を受けた資料に基づき、白頭山が噴火すると、今年4月の噴火で航空便の運航に影響を与えたアイスランドの火山の10倍以上の爆発が起き、北朝鮮側の三池淵一帯で洪水が起きるとの予測を明らかにした。
同庁傘下の国立防災研究所は、白頭山の噴火を火山爆発指数(VEI)で第6段階(第8段階が最高)と予測し、1980年の米国のセントへレンズ山噴火(第5段階)の10倍、91年にフィリピンで起きたピナツボ山噴火と同程度の規模になるとした。火山爆発指数は、噴火の持続時間、噴煙の高さや噴出物の量などを総合し、噴火規模を数値化したもので、指数の第1段階が小規模、第2、3段階が中規模、第4段階以上が大規模の噴火に分類される。指数は1段階上がると噴火規模は10倍ずつ大きくなる。
国立防災研は、白頭山が噴火すれば、まず水害が発生するとし、具体的な洪水規模をシミュレーションした。水害が予想される理由は、直径12キロ、水深が平均213メートルに達する天池の水20億トンがあふれると予想されるためだ。
噴火によってあふれた水は、1時間後には天池付近の鴨緑江、豆満江流域を浸水させ、1時間20分以内に北朝鮮が金正日(キム・ジョンイル)総書記の出生地と主張する両江道三池淵郡の「白頭山密営」に達する。このほか、3時間20分後には天池から半径約30キロに達し、北朝鮮側にあるホテル、病院、集落などに浸水の恐れがあることが分かった。
洪水は112時間後に豆満江沿いに天池から66.9キロ地点まで、128時間30分後には鴨緑江沿いに127.5キロ地点まで影響を与える。また、100億立方メートルに達する溶岩、火山灰が噴出し、噴煙は25キロ上空に達し、硫黄、亜硫酸ガスなどの有毒ガスが周辺の植生を全滅させると分析した。
白頭山上空には強い偏西風が吹いているため、韓国に火山灰被害が直接及ぶことはないとみられるが、中国、ロシア一帯では航空機の大規模な欠航が予想され、韓国の航空・物流輸送に影響が出て、大きな経済的被害が生じる恐れがある。
李議員は「中国は2003年4月に白頭山の火山災害に対する緊急対策を新たに定めて発表しており、日本でも国が支援する研究が体系的に進んでいる。韓国も火山灰による航空、物流の混乱に対する徹底した備えが必要だ」と指摘した。
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