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映画「ZERO」上映初日、超満員の報せ!嬉しくて涙が出ました
2年半前に、藤田議員といっしょにブリュッセルの欧州議会会議場でこの映画を見ました。おそらく日本人として我々が始めてだったでしょう。その前にジュリエット・キエーザさんとも語り合いました。映画制作の目的として、キエーザさんは次のようにおっしゃいました。
「9・11の再調査を行う独立した委員会を作っていかねばならない。この映画はある特定の『論』を作るようなものではなく、あくまでも公式の説明にクエスチョンマークを置くものだ。いまだ未解決のことがらがいかに多くあるのかを一般の人々に知ってもらい議論を活発にさせていくことが製作の目的だ。」
(これについてお疑いの方は、藤田議員かキエーザ氏自身にお問い合わせください。)
私は、この映画を紹介する際に、このキエーザさんの言葉を忠実になぞった形で、あくまでもその範囲内で、表現しています。紹介に当たって製作者の意図が一番大切だからです。また、日本上映に際してこの映画を監督したフランコ・フラカッシとフランチェスコ・トレントからも全く同じ趣旨の映画紹介をもらっています。これは映画のパンフレットに載せられています。ぜひお読みください。
ブリュッセルから半年後、つまり今から2年前に、この映画の製作者の一人、パオロ・ジョルミ・ビアンキを、マドリッドで真相究明活動を行うディアナ・カスティーリョさんからの紹介を受け、彼の依頼を受けて、台本に一応の翻訳を施しました。
そのときには日本での上映は全く予定に無かったのですが、彼と「いつかこれが役に立つ日が来るだろうからそのときのために大切に置いておこう」と語り合いました。この映画の製作のために彼らが払った長年の苦労と、いつか世界中の国で多くの人々と疑問を共有したいという思いを知っていたからです。
その後、バルセロナに来たフランチェスコにも会って話し合い、日本語版の作成と日本での上映を何とかして実現させたいと伝えました。
そして昨日、2010年9月11日に、「ZERO」が日本でようやく本格的に上映されました。私はどれくらいの人が見に来てくれるだろうかと心配でたまりませんでしたが、先ほどきくちさんのブログで、会場が超満員でお断りしなければならない人も出たほどだ、というニュースを見まして、本当に嬉しく、製作者たちの熱意と、2年前を思い出して涙が出てきました。
この映画について、私はとりあえず最初の翻訳を作ったものの、部分的に多くの誤訳があったようで、きくちさんたちの足を引っ張ることになってしまいました。しかしそれでも多くの人たちの協力で、逆に、いま我々ができる最高の質のものにまですることができたと思います。きくちさん、森田さん、藤原さん、岡田さん、松元さん、そして大勢のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。なお、私を「スパイ」呼ばわりする千早さんにも、誤訳を指摘することで質の向上にご協力いただき、この点では感謝を捧げておきます。
私は、この映画が日本で上映されるようになるきっかけを作った、それだけで満足です。
今後、この映画が、東京だけではなく、北海道から沖縄までの日本全国で幅広く上映され、日本に国難ともいえる事態をもたらしたこの事件についての深刻な疑問が、多くの日本人の間に共有されることを祈り、また確信しております。
バルセロナより愛を込めて
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