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哨戒艦沈没/米元大使「事故の可能性」/韓国、調査活動妨害を否定
「しんぶん赤旗」2010年9月8日 7面
韓国哨戒艦沈没事件をめぐって米国のドナルド・グレッグ元駐韓大使が、韓国メディアのインタビューで、「哨戒艦『天安』の沈没は事故の可能性がある」「韓国政府がロシアの調査団の活動を妨害した」と発言し、論議を呼んでいます。
同氏は、3日のラジオ局とのインタビューで、「事故海域は、暗礁や漁網、機雷などが入り乱れた複雑な地域」だとし、「沈没は事故の可能性がある」と指摘しました。ハンギョレ新聞とのインタビュー(4日付)では、「韓国政府は、ロシア調査団が見たかった資料を提供せず、調査団が提起した疑問への返答も拒んだため、(ロシア側は)暫定的な結論を出すほかなかった」と語りました。
哨戒艦の沈没原因をめぐっては、韓国政府主導の軍民調査団が5月20日、「北朝鮮製魚
雷による非接触水中爆発により沈没」したとする調査結果を発表。これに対し、ロシアは5月31日から6月7日にかけて、軍の魚雷専門家などからなる調査団を派遣しましたが、
調査結果は明らかにされていません。
ロシアのノーボスチ通信は6日、国防省筋の話として、調査結果が国家安全保障会議に
提出されたが、沈没原因については外部からの衝撃によるものとするだけで、明確な結論は出せなかったと報じました。
グレッグ氏は1日、国際英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンヘの寄稿
で、ロシアの信頼できる友人から聞いた話として、「ロシアが調査結果を公開しない理由は、李明博(イ・ミョンバク)大統領に大きな政治的打撃を与え、オバマ大統領をまごつかせるからだ」と述べていました。
韓国の国防省は、韓国政府がロシアの調査活動を妨害したという報道に対し、「事実ではない」と否定。調査結果のブリーフィングや現場調査、3度にわたる合同討議をしたほか、40種類の調査資料を提供したと反論しています。韓国の国会では、グレッグ氏を参老人招致すべきだという声も出ています。 (中村重吉)
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