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http://www.chosunonline.com/news/20100903000023
6カ国協議:米国「再開は北の行動を見定めてから」
6カ国協議
クローリー国務次官補が語る三大条件
(1)ミサイル発射など挑発行為の中断
(2)非核化など9・19声明の履行
(3)天安事件の責任を取る
中国が、6カ国協議の議長を務める武大偉・韓半島(朝鮮半島)事務特別代表を米国に派遣し、協議の再開を促す中、米国は会談再開に向けた三つの前提条件を提示した。
米国務省のフィリップ・クローリー広報担当次官補は1日、定例ブリーフィングで、「北朝鮮が今後数週間のうちにどのような行動を見せるかが重要だ。(6カ国協議再開に対する)米国の対応は、北朝鮮の行動によって変わる」と語った。
クローリー次官補は、具体的に北朝鮮が取るべき行動として、▲核実験やミサイル発射など挑発的行動の中断▲非核化を明示した2005年の9・19声明に伴う約束の履行▲哨戒艦「天安」沈没事件の責任を取る姿勢−の3点を提示した。
クローリー次官補は、「今春まで、米国が計画していたことがあったが、天安沈没事件を受け、そうした行動を追求できなくなった。米国はその時点にまで立ち戻る用意があるが、あくまでも北朝鮮の行動に変化が見られてこそ可能なこと」と語った。さらに、「北朝鮮は天安事件に対する責任を取ることに失敗している」とも述べ、天安問題に対する釈明が必要という立場を明確にした。
またクローリー次官補は、「北朝鮮が言葉ではなく行動で、米国と建設的な対話に臨む姿勢を示すなら、米国は北朝鮮の行動を評価した上で、対応する準備ができている」と繰り返し強調した。
この日クローリー次官補が言及した「三大条件」は、北朝鮮と中国を同時に狙ったものだ。ジェームズ・スタインバーグ国務副長官は、これら三大条件を武大偉代表に伝え、中国が北朝鮮を積極的に説得するよう要請したものと思われる。
これについてクローリー次官補は、「中国には中国なりの考えがあるだろうが、米国にも米国なりの考えがある。こうした構想をほかの国とも交わし、各国の意見を聞いた上で、現在の状態から前に進むための適切な経路に到達できる」と語った。
これに対し、武大偉代表は同日、スタインバーグ副長官との会談後に行われたメディアのインタビューに対し、「6カ国協議は韓半島の平和と安定を維持する重要な手段。現在の状態では、6カ国協議再開に至るまでにはかなりの困難があるが、関係当事国は再開に向けた努力を続けなければならない」と語った。また武代表は、スティーブン・ボスワース対北政策特別代表、ソン・キム6カ国協議担当特使とも会談し、6カ国協議を速やかに再開する必要性を繰り返し強調した。
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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