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8月29日18時59分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100829-00000549-san-pol
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、代替施設に新型の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備を計画する米政府が、計画公表を拒む日本政府の隠蔽(いんぺい)体質を批判していることが29日、分かった。滑走路2本のV字案に関し、日米専門家協議の報告書に飛行経路の変更を明記するよう要求したのもこのためだ。日本側の抵抗により報告書への経路明示は見送られたが、すべてを先送りする姿勢に米側は不信感を強めている。
米海兵隊は老朽化した輸送ヘリをオスプレイに切り替え、平成24年10月から沖縄への配備を計画する。
米側は今月の専門家協議で「以前から配備計画を伝えてきた」と主張し、V字案の飛行経路をオスプレイ運用に沿ったものに変更するよう求めた。自公政権時代から公然の秘密とされながら「正式な通告はない」(防衛省幹部)と計画を否定してきた日本側に決断を迫る狙いがあった。
ただ、開発段階で事故が相次いだオスプレイの配備には、地元・沖縄の抵抗感が強い。ヘリのように垂直に離着陸できる一方、固定翼機として高速で航続距離も長いオスプレイは飛行経路が大回りとなり、従来の説明より住宅に近接した空域を飛ぶことにもなる。
このため、地元の反発を懸念し、日本側は飛行経路の変更を報告書に明記することを拒否した。
これに対し、米側は「いつになったら国民に正確に説明するのか」と強く反発。専門家協議以外のルートでも「政権交代をしても日本側の隠蔽体質は変わらない」と不満を伝えた。
日本政府内にも「配備計画を否定し続けるのは不誠実だ。飛行経路を確定させる段階になれば、日本側も計画を公表せざるを得ない」(政府高官)と先送りを批判する声もある。
日本政府はV字案と滑走路を1本に減らした2案を併記した報告書を沖縄県側に説明した上で31日午後に発表する。
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