http://www.asyura2.com/10/warb5/msg/415.html
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イタリアのドキュメンタリー映画「ZERO 9/11の虚構」上映(東京都写真美術館ホールにて、2010年 9月 11日 〜 24日)については、次のポスターをご覧ください。
http://zero.9-11.jp/
また次は1分間の予告編です。
http://www.youtube.com/watch?v=IfkoAhcysOU
この映画の上映と、「911映画祭+田中宇講演」(9月9日)の情報に関しては次のきくちゆみさんのサイトをご覧ください。
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2010/07/911201099.html
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2010/07/911_23.html
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2010/07/911_24.html
これに関連して、私のウエッブサイトに、新しいページを加えました。
「ZERO」への熱い思い 日本人の覚醒に向けて
http://doujibar.ganriki.net/911news/ZERO.html
これは
http://doujibar.ganriki.net/911news/911news_initial.html
(911ニュース)の中に収められています。
その全文をご紹介します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
イタリア映画「ZERO 9/11の虚構」について
童子丸開(どうじまるあきら)
「ZERO」は、2001年9月11日に米国東部で起きた同時多発テロ事件、いわゆる911事件に対する、数多くの怒りや疑問の声を中心に編集されたイタリアのドキュメンタリー・フィルムである。それは2007年に製作され、その年のローマ国際映画祭にノミネートされてイタリア中のマスコミを騒然とさせた。
ここに登場する証言者たちは、事件当日のツインタワーで九死に一生を得た生存者たち、ビル崩壊の原因に疑問を感じ追究する学者や専門家たち、事件に対する米国政府の対応に不審を抱く軍やFBIの関係者たち、また事件の背後関係を調べる研究者・知識人や一般市民、そして愛する家族を失った遺族である。また題名の「ZERO」が表すものは、グラウンド・ゼロ(ニューヨーク世界貿易センター跡地)の「ゼロ」であると同時に、アルカイダ・テロの物的証拠ゼロの「ゼロ」、そして真実ゼロの「ゼロ」である。また、現在までにすでに9年が過ぎ去ったこの事件について、常に頭をまっさらにして原点に立ち返って考え直してもらいたい、という願いを込めた「ゼロ」でもある。
私がこの映画に始めて出会ったのは、2008年2月、ブリュッセルの欧州議会会議場でのことだった。それは、その製作者の一人、欧州議会議員(当時、イタリア選出)でジャーナリストのジュリエット・キエーザ氏が主催し、「対テロ戦争」にいやおう無しに巻き込まれた欧州各国に、この映画の英語版を上映して911事件への疑問を広め、再調査要求の声を上げようという趣旨の企画であった。私はそこに、同年1月に世界で初めて国会で911事件を取り上げた民主党の藤田幸久議員とともに出席させていただいた。そのときの様子は拙稿「ブリュッセル藤田幸久議員同行記」(季刊誌『真相の深層』:木村書店、2008年夏第18号)で詳しくご報告している。
この映画は、残念ながら劇場映画として成功したとは言いがたいが、現在、イタリア語、英語のほかにフランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語などの各国語版が作られている。特にロシア語版は2008年9月にロシア国営放送によって全国TV放映され、30%を超える視聴率を作り出した。また私の在住するスペインでも、マドリッドやバルセロナなどの都市で数回の上映会が行われてきた。
欧州議会会議場でのイベントの後、私は、製作者の一人であるパオロ・ジョルミ・ビアンキに頼まれて、台本の日本語訳を作ることとなった。その時点では日本での上映は全く予定に無かったのだが、各国語の翻訳台本を準備して世界中のどこででも上映会を現実可能にしたいというパオロの熱意に応えて、ボランティアで作業を行ったものである。
そしてそれから2年後、映画制作から3年後、きくちゆみさんらのご尽力で、ようやくこの日本語版台本が日の目を見ることとなった。それは私にとってもこの上ない喜びであり、やっとパオロとの約束を果たすことができたという満足感でいっぱいである。と同時に、ご鑑賞の皆様には、この作品に正確な評価を下していただきたいと切に願うものである。ここに、老婆心ながらささやかな注釈を加えておきたい。
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「ZERO」への熱い思い
日本人の覚醒に向けて
この映画をご鑑賞になる方が、もしそこに「911の真相」や「911の真犯人」などをご期待なら、きっと失望されるだろう。「ZERO」は決して911事件に光を投げかけるものではない。その「真相を究明する」類のフィルムではないのだ。それは逆に、事実を知りたいと願う者に向かってあらゆる場所で立ちふさがる巨大な壁、米国現代史の「闇」を描き出す作品である。
このイタリアのドキュメンタリー・フィルムは、9年前に米国で起きた一つのおぞましい事件を通して、アメリカ合衆国という史上最大の帝国の中心に広がる暗部と、それを覆い隠す様々な虚構の姿を具体的に我々に見せてくれる。かといって何か特別な秘密組織による陰謀といった類の話ではない。要は、強大な権力によって事実が隠され埋没させられ、情報が操作されねつ造され、官製の筋書きが「世論」と称して他の論調を排除するのである。
このようなことは、911事件に限られることでも米国に固有のことでもあるまい。
我が国の戦国武将である明智光秀は「武士の嘘を武略と言い仏の嘘を方便と言う」という名言を残したが、世間が「騙し」や「隠し」に満ち溢れ、政治支配者とイデオロギー支配者による嘘が国家と社会を支配する姿は、大昔に人類社会に権力の構造他作られて以来のグローバルな事実なのだ。それは本当を言えば決して闇でも謎でもなく、要は、見て考えて明らかにすることを、皆が避けているだけである。
「鹿を指して馬と為す」という故事成語もある。明智光秀より1500年以上も前の話だが、秦の始皇帝が死亡した後に趙高(ちょうこう)という宦官(かんがん)が実権を握った。彼は、形ばかりの皇帝である胡亥(こがい)に、「馬を献上する」と言って一頭の鹿を連れてきた。そして秦の高官たちの中で「これは鹿だ」とつぶやいた者を処刑したのだ。その結果、誰も趙高に逆らうことができなくなった。
現在の趙高たちの姿は、世界の様々な場所で観察することができる。近年の日本で起こった事実の一端を思い起こしていただきたい。「嘘を武略」と言い「鹿を指して馬と為す」者たちがどこにいるのか、十分にご確認いただけることだろう。
2000年を過ぎたころから、一部政治家と官僚、マスコミとその解説者たちによって、日本経済は「失われた10年」を脱却して空前の好景気が訪れた、などとまことしやかに語られた。その「経済」とは金融市場で上下する数字だったわけだが、その一方で、日本の実体経済と国民生活はどうなっていたのか? デフレ状態が続き国内消費と生産は冷え込み、ワーキングプアが固定化され拡大させられ、次々と福祉が切り捨てられてこなかったか? ちなみに、この「好景気」なるものは俗に「いざなみ景気」と言われるが、その別名は「かげろう景気」、「リストラ景気」、「格差型景気」、「無実感景気」である。
また小泉=竹中政権が「国民生活を豊かにする」と吹聴して民営化した郵政の資金は、国民生活に向かわずに米国の金融マフィアに向かいつつある。さらに、官界や財界、マスコミと一部政界は、日本が借金漬けになっているから消費税を倍にしなければ国家破産すると声を荒げ、IMFにいる日本人高官が日本政府に消費税を15%にする要求をすらしている。しかし実際に日本は、堅実な貿易収支の黒字を誇り米国に莫大な資金を貸し付ける債権国であり、官僚機構の中に50兆円もの「埋蔵金」があるといわれるほど資金に溢れた国である。彼らは何のために、国民の資産を盗賊どもに差し出したうえで、ただでさえ生活苦におびえる国民から搾り取ろうとするのか?
もし消費税大増税(=大企業大減税)、および郵政の完全な「民営化(=米金融資本の私物化)」が実現されるなら、それは日本人にとって真の“ツインタワー崩壊”であろう。
米軍基地の居座りと駐留経費の強奪は、日本人にとって実質的な“ペンタゴン襲撃”である。
そして、屁理屈と虚偽でそれらを正当化し煽り立てるマスコミとその解説者たちは、自らが官房機密費で買収されてきたことをひた隠しにし、検察官僚およびその秘密「審査会」と一体になって、そのような日本のあり方を変えようとする政治家を“ビンラディン”に仕立て上げる。
「鹿を指して馬と為す」趙高たちは、テレビ画面と新聞紙面という、日本人にとって最も身近なところにいるのだ。しかしもちろんだが、それは日本ばかりではない。現在の趙高たちに国境線は存在しないのである。
2006年のゾグビーの調査によると、「なぜ米国はイラクで戦っているのか」という質問に対して、イラクに駐留する米軍兵士の実に85%が《911事件への復讐》と回答した。事件当初から「フセイン=911の黒幕」というデマがブッシュ政権周辺で垂れ流され、国民と兵士に浸透させられたのだ。それが単なる作り話であることが明らかになった後も、米国政府やマスコミはこの危険なデマを放置し続けている。この何の根拠も無い《復讐心》が、百万人とも言われるイラク国民を大量虐殺した米軍兵士の《エネルギー源》なのだ。イラク開戦を正当化した「大量破壊兵器」は米英政府がでっち上げた大嘘に過ぎなかったわけだが、実際には、これらの米国製の嘘とデマこそ、核兵器をも上回る「大量破壊兵器」である。
米国の政府とマスコミは、世界をペテンにかけた責任を一部たりとも取ろうともしない。その間に米国を支配する者たちは、下から上に資金を吸い上げる政策によって米国内の貧富の差を広げ、8人に1人がフードスタンプ(食料切符)を手にしないと生きることができない状態に追い込んできた。
このような、虚構の戦争で国を破壊しながら金融賭博を主催する米国の市場原理主義者と軍国主義者、それをあおって正当化するマスコミが作る凶悪な権力構造は、米国民にとっての「闇」である。それはまた同時に、911事件の物的証拠を破壊・隠滅し、情報を隠しねじ曲げ、疑問を押しつぶし無視し続ける力でもある。この事件の正体は一体何なのか?
一方でその間に、私がきくちゆみさんとの共著「テロ&戦争詐欺師たちのマッチポンプ」でも申し上げたことだが、日本政府は国民に何の説明もせずに、そんな米国の「要望書」が命ずるままに返済のメドもたたない数十兆円にのぼる米国国債を買い上げて、その嘘まみれの戦争路線を支えた。さらにその何倍もの額の莫大な日本人の財産が日本から米国の金融資本に流れ、市場の博打に費やされたあげくにどこかに消え失せた。その間に日本で起こったことはご存知のとおりだ。イラクやアフガニスタンなどで一人の市民が殺されるたびに、日本人はどんどん生活費を奪われていくのである。また私は上記の拙著で、1991年湾岸「ウソツキ」戦争で、バブル崩壊でのた打ち回る日本から1兆7千億円をふんだくったブッシュ(父)政権のことにも触れておいた。日本人はいったい米国の何なのか?
そしてこういった日米の関係は単なる偶然によって作られたのではない。
すでにインターネット上で次々と明らかにされてきていることだが、日本の官界・政界・財界・マスコミの支配層は、米国の戦略の中で米国の軍と諜報機関を抱き込んで堅固な利権構造を維持し続けているのである。学者・専門家や知識人・言論人の集団も、その構造に組み込まれ、その範囲内で生存を許されている。日本の支配層はかつて、天皇神話を奉じて利権確保の仕組みを作り上げそれを「国体」と称した。ところがその日本は、天皇がマッカーサーに頭を下げるや否や、即座に米国神話を奉じる「神国日本」となった。官界・政界・財界・マスコミによるこの国の支配構造は、100年前からほとんど変わっていない。単に「天皇」が「米国」に置き換わっただけだ。しかしそれは自らの軍と諜報機関を持てない。必然的に米国の国家戦略の内部で彼らの「国体」を維持してきたわけである。
政治的・経済的な活動だけではなく、学問・研究、教育、文芸、芸能、スポーツ等々の日本人のあらゆる活動と日常生活がその体制の中に組み込まれ、その中でそれぞれの人間の位置取りが決められてきた。しかしほとんどの日本人にとって、そういった米国を頂点とした権力の構造が、何十年間も何の意識もされずに、空気や水のように自分たちを包むものになってきたのである。
世界が多極化されつつある現在は、本来ならば日本人が真に自立し本当に自分たちのための国を作るための絶好の機会であるはずだ。しかし、そんなときに日本の官界・政界・財界・マスコミの支配者たちは、よりによって、日本を食いつぶしつつある米国支配者にあくまですがりつき、自己保身のためにそれ積極的に手伝おうとすらしている。このままでは日本が従来の中南米よりももっと惨めな状態にまでなってしまうのかもしれない。現在の日本のマスコミが度々に自作自演で作り上げる「民意」とは、偽装された「官意」つまり「米意」に他ならず、彼らにとって日本国民は「米国の臣民」「米国の赤子」であろう。この日本の利権・支配構造と、それを支えるいびつな日米関係のありかたこそ、日本の「闇」なのだ。
そしてそれは、21世紀に入り米国ブッシュ、日本小泉の両政権が登場し、911事件によって「対テロ戦争」が開始されて以来、露骨に強化されてきた。その中で市場原理主義(ネオリベラル)の経済とその政治代表部(ネオコン)による支配が両国を覆う。2009年に民主党(小沢・鳩山政権)が自立できる国家を目指してまがりなりにも設置しようとした「国家戦略局」は、2010年には管政権の手によって押しつぶされてしまった。日本の支配層は、国を破壊し国民を貧窮に追いやってでも、しゃにむに自分たちの「国体」、米国を頂点にした利権構造にすがりつくしかないのだ。それはこの国に仕掛けられた時限爆弾であり、そのスイッチを入れたのが911事件である。どうして日本人がこの事件に無関心でいることができるのだろうか?
日本人が自国の直面する現実についての自覚を深めるならば、否が応でも米国の「闇」に突き当たらざるを得ないのである。そしてそこには、911事件「公式説」が巨大な壁として立ちふさがっている。日本の「闇」を覆い隠したい者たちがこの事件に対してどのような態度をとるのかは言うまでもあるまい。近年の日本のマスコミは、911事件という米国の致命的な暗部にメスを入れる「反米的な」試みを押しつぶしてきた。また日本の利権構造にすがりつきマスコミ権力に目をつけられたくない知識人・言論人たちは、もっと積極的に「陰謀論」の悪罵を投げかけて、自ら進んで米国の恥部を覆う「イチジクの葉っぱ」として繁茂してきた。
大多数の日本人にとって、米国とその支配者を疑うことは、ちょうど一昔前の「万世一系の天皇家の神話」を疑うようなものかもしれない。自分たちが今まで安心しきって吸ってきた「空気」のいやな臭いに気付かされ、喜んで飲んできた「水」に含まれる毒を指摘されることは、確かにほとんどの日本人にとって苦痛であろう。そして戦後の「国体」を維持しその中で利権を確保してきた者たちにとっては、脅威以外の何ものでもあるまい。したがって、そこに踏み込んで追及することは、マスコミによる無視と「イチジクの葉っぱ」どもによる汚い攻撃に曝される藤田幸久参議院議員の例を見るまでもなく、あまりに愚直で危険な行為なのだろう。
日本の中であえてそこまで愚直になろうとする人が少ないのは、日本人がまだ十分に追い詰められていない証拠なのだろう。しかし、もうぼちぼち、そこまでのんきに構えていられないのではないか。日本人多数派の生活が急速に押しつぶされ、この国のあり方のあまりな支離滅裂さ加減が次々とむき出しにされつつあるからだ。現在、徐々にではあるが、一部の人たちの尊い犠牲と多大な努力のおかげで、自分たちが直面する「闇」の姿に気付き目覚める日本人が増えつつあるように思える。そしてその「闇」は米国という史上最大の帝国の暗部に直通しているのである。
「ZERO」に話を戻そう。このドキュメンタリー映画は、愚直にも、911事件という米国現代史を代表する「闇」の中に自ら足を踏み入れ、自分の手で探り自分の目で確かめて、一歩一歩筋道をつけていきたいと願う人々の闘いの記録である。その中には米国人もいればイタリアなどの欧州人もいるが、どの国もそれぞれ自分たちの「闇」を抱えている。そして欧州各国の「闇」もまた、日本のそれと同様に、米国につながっている。登場人物たちがこの映画で直接に語ることは無いが、みな、それぞれの国の歴史と現実を背負っているのだ。
私は、この映画に登場する人たちの911事件に関する発言内容が100%正しいなどと言うつもりは全く無い。たとえばイタリアの作家ダリオ・フォー氏が語る「ペンタゴンに5メートルの穴しかなかった」というのは事実誤認である。またいくつかの証言の間に食い違いを発見することもできよう。さらに、この映画の製作以後に公表された報告書や発見された事実もある。この2007年制作のドキュメンタリー映画で語られる911事件に対する認識の不完全さをあげつらうことは容易なのかもしれない。
しかし「ZERO」は決して「真実を主張する」類の映画ではない。この映画に登場する者たちは、巨大な権力とその追随者たちによる無視とあざ笑いと脅迫に直面しながらも、自分たちを取り巻く時代の暗黒にあえて踏み込んだのである。登場人物の皆がそれぞれの国の「闇」の中でもがいているのだ。時には迷い過つこともあろう。しかし、元消防士のルイ・カッチオリや元ツインタワー清掃員のウイリアム・ロドリゲスのように、生きる術を失ってすら「本当のことを知りたい!」と叫ぶ。
私たちは「本当のことを何も知らない」のだ。何も知らないうちにとんでもない事態に巻き込まれとんでもない苦痛を背負わされてしまった。だからこそ知りたいのである。どこかの他人から聞かされる「結論」ではなく、一つ一つの事実を、自分の目で見て自分の手で触って確かめるように、本当のことを知りたいのである。
私はこのドキュメンタリー映画をご鑑賞の皆様に、このような人たちの「愚かなまでの正直さ」をこそ、しっかりと見つめ記憶に留めていただきたいと願う。国家を支配する大嘘つきたちは、どこの国にもどの時代でも存在する。しかし同時にまた、愚直にも人間としての自立と誇りと正義を求めるもう一つの面も、また確かに世界中に存在しているのだ。この事実にこそ注目していただきたい。
私は遠い外国でいつも祖国と同胞のことを考える。日本の現実の姿がいかに醜く認め難いものであろうとも、正面から見据える愚直なまでの覇気を持ってほしい、と。それは、日本人が何十年間見失っていた、自立と誇りと正義を求める人間としての覇気である。私は賢い嘘つきになるくらいなら愚かな正直者を選ぶ。
最後に、この映画を締めくくる米国人ロバート・マックベイン氏の言葉をご紹介したい。ツインタワーの中でご子息を失い、その真の殺害者を探し求める彼の訴えは、パンドラの箱が開かれた時代に生きる我々に、警告と同時に、箱の片隅に残されたかすかな希望を示してくれるかもしれない。下記の「米国人」を「日本人」に置き換えてもらえばよい。また彼が「歴史(history)」と呼んでいるのは911事件を含めた米国の現代史だが、これを「日本の現代史」と読み替えてみることも可能ではないかと思う。
私はこのドキュメンタリーが、幅広い日本人大衆に、自分たちが直面する抜き差しならぬ現実に対して、思考停止から脱却し日本人としての覚醒を促す、触媒の役を果たしてくれることを夢見ている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この話は語り継がれなければなりません。米国人が抱える問題は巨大な氷山のようです。我々は氷山の一角に生きて、自分たちの歴史の暗い真相におののいています。それはますますひどくなっていきます。それはまさに暗黒の真相です。それは氷山全体を沈めるでしょう。願わくはもう一度浮かび上がらんことを。でも我々は真実を学ばねばなりません。でないとこの国の価値が無くなります。この歴史は犯罪に満ちており、人々は真実を探し求めないことの恥を知るべきです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(文責 童子丸開)
ご参照いただける資料のウエッブ・アドレス
●日本の実体経済と国民生活
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr251.htm
日本国民はなぜ、貧乏化しているのか
http://www.asyura2.com/09/senkyo69/msg/667.html
貧困拡大を政府が進める唯一の先進国・日本/貧困層をより貧しくする歪んだ所得再配分政策を取り続けた自民党・公明党政権
http://www.asyura2.com/09/senkyo75/msg/743.html
世界で一番冷たい貧困大国ニッポン 連載@ 手厚い生活保護がある米国、保護を切られて自殺する日本[ゲンダイ]
http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/729.html
NYタイムズ「貧困層が拡大する日本 発展した社会の裏側」
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/766.html
自民党・公明党政権が一般市民の生活を破壊し尽くしてしまった! GDP縮小 所得減少 自殺者増大 貧困者増大
●日本から流出する資産
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-fbcf.html
100兆円外貨準備野放しの怪
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-0ca3.html
憲法違反の外国為替資金特別会計
http://www.asyura2.com/09/hasan66/msg/129.html
日本の膨れ上がる対外資産、日本が実際には使うことのできない対外債権こそが、デフレの根本的原因であると位置づけている。
http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/393.html
日本が米国債の保有で第1位になる(仏『ヴォルテールネット』)
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/348/
数学的にアメリカの国家債務返済は不可能
http://doujibar.ganriki.net/newphoto2/kokusaigraph.jpg
(図表:米国の「対テロ戦争」と日本の米国債購入額の推移)
http://doujibar.ganriki.net/newphoto2/furikomesagi-chart.jpg
(図表:インチキ戦争に消える日本人の資産)
●郵政の「民営化」
http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/684.html
やっぱり国民資産を叩き売ろうとしていた!(ゲンダイネット)
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/438.html
[2/9衆院予算委議事録]小泉俊明議員「郵政民営化の本質は350兆円もの郵貯・簡保資金をアメリカの財布にすることだった」
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/10/post-6d88.html
メディアが郵政民営化見直しをタブー視する深層!(亀井大臣はなぜバッシングされるのか)
http://www.youtube.com/user/mahorobajapan#p/u/7/3GwxgQ_MyUs
月刊日本特別講演会 植草一秀 P17 郵政民営化の真相
http://diamond.jp/articles/-/3646
サブプライム危機の真実 民営化した郵政はアメリカに出資せよ(対談:竹中平蔵、上田晋也)
●消費税値上げ
http://www.youtube.com/view_play_list?p=97092CF3A7F26A0E
岩上安身:菊池英博氏インタビュー
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10581753057.html#main
http://ameblo.jp/garbanzo04/entry-10581753724.html
(上記、筆写)
http://soba.txt-nifty.com/zatudan/2010/07/imf2009g-7-ab9e.html
これがIMF副専務理事として日本に消費税増税提言する篠原尚之←2009年G-7中川昭一氏酩酊会見責任者(当時財務官)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2010/06/25/photo.gif
(グラフ:消費税、所得税、法人税収入の推移)
●日米関係
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10600236799.html
アメリカの手の平で踊らされてるだけの、哀れな日本国民。
http://www.tanakanews.com/091115okinawa.htm
日本の官僚支配と沖縄米軍
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/c1c0e7803f96a4872809845a4efc7102
思いやり予算がいかに国際的にばかげたことかが分かるグラフのご紹介
http://www.youtube.com/user/mahorobajapan#p/u/17/Z_8BJyen22g
月刊日本特別講演 植草一秀 P5 対米隷属政治の系譜
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/archive/2010/02/13
ロッキード事件中曽根の秘密リーク:東京地検特捜部真っ青
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/8a883496fd73c6fc2f4c0acf4c1e2bb1
40年前の「沖縄密約」(佐藤・ニクソン)は何を語るか
http://www.ustream.tv/recorded/7410890
岩上安身:孫崎享インタビュー
http://www.youtube.com/watch?v=CFT5iJ-On7c
岩上安身:孫崎享インタビュー(続編)
http://www.youtube.com/view_play_list?p=60FD87B95098A6AA
岩上安身:二見伸明氏インタビュー
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100318-03-0501.html
日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その3)=カレル・ヴァン・ウォルフレン
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-f9fd.html
CIA対日工作の歴史から見る小沢氏資金問題
●日本の官僚機構(検察と検察審査会を含む)
http://www.youtube.com/user/mahorobajapan#p/u/20/sxXwy3NWUTk
月刊日本特別講演 植草一秀 P2「官権政治」から「民権政治」へ
http://www.youtube.com/user/mahorobajapan#p/u/3/wGpXBLjInp8
月刊日本特別講演会 植草一秀 P23-25 菅大臣「デフレ宣言」に財務省の影
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100319-01-0501.html
日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その1)=カレル・ヴァン・ウォルフレン
http://www.asyura2.com/09/senkyo72/msg/119.html
「民主党“脱官僚”に灯る黄信号 国家戦略局がこのままでは危ない!」/“脱官僚”と“脱貧困”は、“車の両輪”
http://9123.teacup.com/uekusajiken/bbs/5707
三井環氏の活躍は、日本国民にとっての大きな恵み
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100707/1278459557
「検察審査会」メンバーと補助弁護士の実名を公表し、責任の所在を明らかにせよ。無責任な匿名集団に「法的審判」に参加する資格なし。
●日本の権力構造とマスコミ
http://www.youtube.com/user/mahorobajapan#p/u/16/yJFs8lDf-Ss
月刊日本特別講演会 植草一秀 P6 メディア支配の現状 悪徳ペンタゴンとは
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100319-02-0501.html
日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その2)=カレル・ヴァン・ウォルフレン
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/872.html
日本最強の談合組織マスコミの世論調査を信じる○ホ
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/876.html
わずか580名の「世論調査」をふりかざし、小沢氏は代表選に出馬すべきでないと世論誘導する『報道ステーション』
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/237.html
「電話に出られるのは誰だ?・世論調査」
http://news.livedoor.com/article/detail/4881712/
田原総一朗氏「民主党を負かしたのはマスコミ」
http://www.asyura2.com/10/warb3/msg/661.html
朝日新聞による「陰謀論」の利用のしかた
http://www.ustream.tv/recorded/8266950
岩上安身:上杉隆インタビュー
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20100720/1279646420
三宅久之の顔に「官房機密費」と描いてある?(笑)
●米国の国内経済、イラク戦争とデマ、戦争とマスコミ
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/briefing/2006/03/721_2d8d.html
イラク駐留米軍兵士の意識調査:72%が「米軍は1年以内に撤退すべき」
http://www.opednews.com/populum/print_friendly.php?ok=y&p=opedne_evelyn_p_051115_bush_gang_swore_sadd.htm
Bush Gang Swore Saddam Was Behind 9/11 In Lawsuit
http://www.informationclearinghouse.info/article4788.htm
Bush Lies: Saddam & 9/11: A Smoking Gun And A Warm Body
http://doujibar.ganriki.net/translations/3-04,warandgrowingpoverty.html
貧困の拡大と戦争 対外戦争政策は同時に国内資産収奪システムの強化である!
http://kabu.sakiyomi.com/aifence/?EACH=535
売り上げが伴わない米国年末商戦!急増する食糧支援受給者数、3700万人を突破!
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/389/
8人に1人のアメリカ人がフードスタンプで生きている
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-7fa7.html
アメリカのマスコミはアメリカを次の戦争に導こうとしているのか?
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