http://www.asyura2.com/10/warb5/msg/413.html
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召集令状の実態1/12
http://www.youtube.com/watch?v=htdapLEJcQY
無責任な旧日本軍トップ官僚達によるずさんな徴兵システムと責任放棄。無責任な旧日本軍トップ官僚達によるずさんな徴兵システムと責任放棄。
第一篇では、召集令状(赤紙)1枚で兵士にさせられ、死んでいったおおくの兵士の遺骨収集のシーンが印象に残る。また、召集令状をもらって出征する実際のシーンも印象深い。フィリピンでは、50万人/60万人が戦死している。詳しい情報は残っていないので、約60万人中約50万人亡くなったらしいと言ういい加減な推測になった。軍が無責任にも召集令状の記録を遺棄させたからである。しかし、この主人公・西邑仁平は勇敢にも、命令に背き、資料を後世に残した。こんな人達(杉原千畝も上層部に背いてユダヤ人を助けた)を英雄と言う。
召集令状の実態2/12
http://www.youtube.com/watch?v=b0ysXJ1nSnY&feature=related
第二編では、昭和12年に兵事係りになった仁平さんの仕事は、赤紙の配達、村人が軍隊に入る際に付き添い、徴兵検査での世話役、戦死を家族に伝えるなどであった。兵事係りは全国の役場に一人ずついた。警察から直接赤紙を受け取っていた。軍隊への入隊ルートは三つだった。第一は、志願して入隊する志願兵制度。第二は、20歳以上の徴兵検査で優良な甲、乙種合格した者がなる現役兵制度。第三は、徴兵検査で合格しなかった不健康な者を無理やり兵隊にする赤紙制度。昭和12年、関東軍が中国戦線を全国に広げた為に大量の兵隊が必要になり、不健康な国民を片っ端から赤紙で、徴兵して行った。人権を全く軽んじて、不必要に兵を死なせて行った馬鹿な軍トップ官僚達の浅墓さによる結果だった。旧日本軍トップ官僚達の質は、世界的に最低レベルだったと断言できる。自国の兵士や国民に死ね!死ね!と説き続けた愚考を続けた馬鹿なトップリーダー達は、おそらく日本とヒットラーのドイツだけに存在したたであろう。最後に、東条英機首相と板垣征四郎陸軍大臣は、アヘン密売に手を染めていたので呆れて物が言えない。
召集令状の実態3/12
http://www.youtube.com/watch?v=RdaPE2PiWeE&feature=related
第三編では、徴兵検査や出征の様子が再現されている。兵事書類に、各家族の状態が密かに調べられていた。この事から、当時の日本は、国家が全ての個人情報を操る北朝鮮のような非人道独裁国家であった事が分かる。また、赤紙の発行から配達までのルートが明らかにされている事が興味深い。(ア)陸軍参謀本部から全国の地方師団へ必要な人数調達の指令が届く。(イ)師団が連帯区指令部に個人選定を命令し、赤紙を発行する。(ウ)赤紙は地方警察に運ばれ、地方役場の兵事係に届けられる。そして、兵事係から個人に届けられる。陸軍が中央政府の意向を無視して勝手にアヘン販売で得た独自資金を持って中国戦線を拡大していった。それに伴って、赤紙乱発が激しくなった。
召集令状の実態4/12
http://www.youtube.com/watch?v=ytdKjPsnkN8&feature=related
第四編では、赤紙に氏名を書き入れる部屋が紹介されている。いいなずけの名前を赤紙に書いた佐々木さんの痛々しい経験が語られている。ただ、馬鹿な軍の命令に従っただけなのに、今もって後悔の念にかられている。その方は戦死した。それに対し、大本営陸軍部官僚・辻政信は国会議員へ大出世、服部卓四郎は、GHQの委託を受けて「公刊戦史」や「太平洋戦争全史を著作したりして生き延びた。また、田中新一も『大戦突入の真相』を執筆したりして生き延びた。つまり、何十万人も一般国民を赤紙等で招集し、でたらめな補給計画で百万人をも無駄死にさせた張本人たちは何も無かったかのように戦後を暮らした。これが、日本型無責任官僚の典型である。だから、厚生労働省の官僚達が国民の年金資金を使い込むなんて、当たり前のことではないか!最後に、大本営作戦部の辻・服部・田中の3人は、自分達が書いた不都合な真実に欠けた歴史本は、戦後の日本の席史観を歪めた。この3人組は、戦犯として日本人によって責任を取らせなくてはならなかったのだ。今も、彼らの嘘にまみれた歴史本が国民を洗脳し続けている
召集令状の実態5/12
http://www.youtube.com/watch?v=Clm6UstR0UM&feature=related
第五編では、兵事係りの仁平さんが村人が次々に戦死していき、精神的に追い詰められていく様子が痛々しい。ただ、上からの命令通りに働いているだけなのに?アメリカからの証言で、日本は一年ともたないとアメリカが始めから分かっていた事を知る事ができる。山本五十六氏が言っていた事と符合する。ミッドウェイ海戦で大敗を喫した後でも、軍トップ官僚達は自分達のミスを隠し、国民に嘘をこき続けて、無条件降伏という最悪の結果を招いた。
召集令状の実態6/12
http://www.youtube.com/watch?v=pqS6lDAgJ0Q&feature=related
第六編では、戦地から二回も生還した同僚や兄弟を出征させた家族に更に赤紙を渡すシーンが痛々しい。大郷村から出征し生還した室庄衛さんが戦死していく同僚の断末悪の「お母さん」という言葉を言ったシーンを回顧するシーンが悲しい。彼は、証言を残す意思を示している。また、テニアンで95%の兵士(ほとんどが餓死と自決・集団自殺攻撃=白兵突撃で無駄死に)が戦死しているカロリナス大地の洞窟内に残された壁に描かれた遺書が今も残っている。
召集令状の実態7/12
http://www.youtube.com/watch?v=JUI3_ew8u3c&feature=related
第七編では、叔父がパイロットだった遺族が玉砕の島(95%が死亡)・テニアンを訪問し、叔父の鷹部隊が潜んでいた洞窟を発見!ここで、95%も兵士が戦闘だけで死亡する事は極まれで、実情は、彼等の半数以上が戦闘出亡くなったのではなく、無責任な大本営の軍官僚達の「捕虜にならず、死んでしまえ!」という集団自殺命令によるものだった事を忘れてはならない。南方で哀れな死に方した兵士達の手記には、軍トップに対する恨みつらみが記されている
召集令状の実態8/12
http://www.youtube.com/watch?v=v-pdRJ4KAsg&feature=related
第八編では、二度も兵役から生還した仁平さんの同僚が戦死してしまう。仁平さんは、兵隊を自分小村から150人以上も戦場に送り出した責任の重さから兵事係りを辞任したいと上司に申し出る。ここで、息子を五人も出征させた家族の苦悩が表現されている。軍トップ官僚にとっては、ただの一兵士で、赤紙一枚で何人でも補充できる一部品だった。しかし、一兵士は家族にとってかけがえの無い家族である。「現場の兵士に降伏を許さず、現場の死守を命じる事」は、死ねと命じた事と同列である。この事から、軍トップ官僚達は、人間としての最低の条件すら持ち合わせていなかった事が明白になってくる。
召集令状の実態9/12
http://www.youtube.com/watch?v=YLxDix01eWc&feature=related
大郷村から海軍予科練に志願した中川さんが画面に登場。ここでは、海軍が様々な特攻兵器を開発してきた事が紹介されている。これは、特攻が国策だった事を裏付けている。特攻が表向き志願制、実は強制命令だった事が伺える。広島に落ちた原爆で、大郷村から出兵した兵士が爆死。被爆した軍刀がグニャグニャになっていることに驚嘆!そして、軍から召集礼状関係の書類の廃棄命令が出る。
召集令状の実態10/12
http://www.youtube.com/watch?v=C11_AN1Av7M&feature=related
第十編では、仁平さんが、勇気を持って、理不尽な軍命令(出征兵士の個人情報の破棄=誰がどこで死のうが、軍は関知しないと言う事)を無視し、大郷村から出征した兵士達の情報を全て家に持ち込む。これが、後に高い評価を受ける歴史的遺産・赤紙の保存である。このなかで、仁平さんが戦死した同郷人に対し、「みんな、もっとやりたい事があったやろ!無念やったろう!戦争の為に生まれたんじゃない!・・・」と泣きながら保存作業するシーンに、仁平さんの温かい人間性が感じられる。
召集令状の実態11/12
http://www.youtube.com/watch?v=eze-Bx9dnzM&feature=related
第十一篇では、息子の帰りを待ちわびる母の姿が痛々しい。こんな光景は日本全国どこでもあった。舞鶴の「岸壁の母」がその一つである。寺田さんの5人兄達が出征し、3人が帰ってこなかった。お母さんは、死ぬまで祈り続けたという。また、八木守三さんの3人の子供たちは、年老いても尚一緒に生活できなかったお父さんの影を追い続けている。この3人が沖縄の平和の礎(敵味方の区別なく、戦没者の名前が石碑に刻まれているに父の名前を発見し、手で名前をなどるシーンが悲しい。)この浅墓な陸海軍トップ官僚達の起こした戦争は、敗戦に終わり、死亡した兵士・一般民達の犠牲は無駄になった。この事は怨念のように忘れてはならない。最後に、仁平さんが、軍の命令に背いて兵士関係の書類を残した理由を明瞭に述べている。そこに彼の素朴で力強い哲学がある。
召集令状の実態12/12
http://www.youtube.com/watch?v=DUbxws5wUOw&feature=related
無責任な旧日本軍トップ官僚達によるずさんな徴兵システムと責任放棄。第十二編では、兵事係をさせられた仁平さんが今も戦死していった同郷人に対し、言い知れぬ悲しみを抱き続けている事が分かり、痛々しい。
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