http://www.asyura2.com/10/warb5/msg/296.html
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今回の天安沈没事故には右スクリューの変形が一番重要な要因となった筈です。
しかし何故か公式報告書では全く触れられていません。
天安の沈没事故について、次のAの公開ビデオ,Bの写真等に基づいて検討を行いました。
その結果、次に記すように操舵手の不注意運転から浅瀬との接触で右スクリューの変形が発生し、不正航行状態となり、他艦艇との小衝突、航行再開、半浮上潜水艦との衝突が発生し、最終的に船体3分断沈没に至った可能性が大きい事が判明しました。
沈没現場の状況等については F等が参考になりますが、本検討結果とは
座礁があったとしている点、特にスクリュー変形は
「エンジン全開で後進」としている点で異なっています。
(7,12項を参照下さい)
参照資料
A: チョンアンハム切断面公開
http://www.youtube.com/watch?v=90EfJ-OUWTY
B: 韓国:[国防部提供]天安艦沈没事件調査結果
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2010/1274508802986Staff/view
C: Questions linger 100 days after the Cheonan sinking (右スクリュー写真!)
http://www.hani.co.kr/arti/english_edition/e_national/428715.html
D: http://okwave.jp/qa/q5958839.html #2,7-10
韓国軍の哨戒艦問題で北朝鮮が無実を証明する方法ありますか?
E: 哨戒艦沈没 合同調査団の報告書全文 日経
F: クリントン長官への手紙 爆発はなかった 魚雷もなかった
http://www.anatakara.com/petition/no-explosion-no-torpedo.html
(以下は本メモでの議論には直接は関係していませんが、関連情報としてあげておきます)
G: The PSPD's Stance on the Naval Vessel Cheonan Sinking
http://knsi.org/knsi/admin/work/works/s%20stance%20on%20Sunken%20Cheonan%20Warship.pdf
H: 米国海兵隊員、天安号事件の水柱は稲妻だと思ったと証言していた
http://www.anatakara.com/petition/marines-testified-cheonan-water-column-was-lightning.html
J: 天安事件:座礁と衝突が本当の原因? (右スクリュー変形議論??)
http://spikemilrev.com/news/2010/6/25-1.html
K: 「天安艦」ミステリー 「400ページ報告書」はあった?
http://ameblo.jp/khbong/archive2-201006.html#main
L: 河信基の深読み 天安艦事件検証
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute
事故の流れ
1. 不注意運転による砂地浅瀬との接触による右スクリュー前方への変形
A:2:45-51, A:2:52-54, C (資料A: 2分45秒から51秒迄...)
前進航行中の事故
船尾近くの船員には異常が感じられた可能性はあるが、
ブリッジの操舵手はすぐには気付かず航行続行したものと考えられる。
2. 不正航行発生
航行速度低下、右側への航路逸脱等が発生したと考えられる。
3. 後続他艦艇との右舷側面小衝突、50cm程のV字型衝突跡発生
A:6:08-15
浅瀬、岩礁等が多い海域で、後続艦は十分な衝突回避動作が出来なかったと考えられる。
4. 航行再開、不正航行
5. 右舷側に潜水艦衝突
A:3:30, B:12 いずれも右スクリューの推力不足、船体右回りを防ぐ為、
舵は船体に左回りの旋回力を与えるように先端を左に向けている。
必死に航路を正常に保とうと(しながら低速航行?)していたことが読み取れる。
(半浮上?)潜水艦(の可能性大)との衝突は、右スクリューが正常であれば発生しなかったと考えられる。
5a 通常はこれらの船底の4個のフィン状のものはフィンスタビライザとして知られているが、船体動揺防止用のビルジキールは別途設けられており、取付け位置もスタビライザの通常位置より船底中央に近く、舵としての動作を受け持っているものとして考えられる。
5b 天安事故の第一報が座礁との説もあるが、これもそのまま信じるのは問題だと考えられる。
5c どの潜水艦と衝突したのか等については色々と言われているが、直接の情報を持っていないので分らない。
潜水艦は哨戒艇よりも頑丈に出来ているので、衝突しても損傷は余り受けず航行に問題なかったか、隔壁で区切られた一部の損傷のみで救助活動を受けた後、航行再開する事が出来たと考えられる。
6. 船体3分断沈没
装備重視、速度重視等もあり、衝突に対する強度余り重要視されていなかったと考えられる。
"天安 痩せ馬" 説
その他
7. 座礁は無かったと考えられる
A:0:15-24 ソナードームの変形なし
A:3:37-46, B:12(c) Bow Breakplane
フィンスタビライザ(舵)破損小、船体と直角直立状態
船底に座礁を示す明確な傷跡は無いようである。
8. 船首、船尾部分については魚雷爆発の影響は殆ど認められない。
詳細はDの資料を参照下さい。
9. タービン室部分の損傷も衝突後の船体破断時の影響と考えられる。
見方によれば魚雷爆発の影響を疑わせる部分もあるが、その他の情報も加えて検討すると潜水艦との衝突が始りと考える事で十分説明出来るのではないかと思われる。
9a 隔壁等に飛来物体による損傷が認められる
B:11 Stern Breakplane, B:12 Bow Breakplane
魚雷爆発で無くても船体破断時の傷として十分説明出来る範囲
9b B:33,34 40mm, 76mm Magazine の凹み
air tight Magazine boxが30-40m海底での水圧により凹んだものと考えられる。
B:12, A:4:00等の舵?の凹みについても同様
10. 潜水艦衝突以外の可能性
潜水艦との衝突による沈没の可能性が一番大きいものと考えている。
しかし一般に伝えられている次のような沈没原因説についても検討を行い、衝突説との比較検討、除外判断を行う必要があるものと考えられる。
(船首、船尾部分の損傷状況から魚雷爆発とは考えられないが)
10a ガスタービン関係の爆発
10b 朝鮮戦争時に設置した水雷との接触爆発
直接船体3分断を発生させた場合、
衝突により3分断後、ガスタービン室部分のみに接触爆発した場合
10c 魚雷攻撃による爆発 (この可能性は殆ど無いと考えられる)
10d その他
11. 船首、船尾、タービン室等の破断面が対応しているかは要確認
船首、船尾に比較しタービン室損傷が大きいようにも見える。
海底着床、海流による海底漂流移動、船体引上げ等の影響ではないかと考えられる。
(専門家による実地詳細再調査が必要と考えられる)
12. 右スクリュー変形についての検討
12a 前進航行中のスクリューは水を後方に押しやり前進推力を得ている。
その反力として後より前への力を受けている。
浅瀬接触時には砂(砂礫)で表面が磨かれ、先端は船首側に曲げられる。
前進中の接触時表面は船尾側の方が船首側よりも砂に強く当り磨かれているはずである。
12b 全速後退時には反対にスクリュー先端等で船体を後に引寄せようとする力が働き、船尾側に変形しているはずである。
スクリューが停止状態、或いは後退推力を発揮していない状態で船体が後退した場合には、先端が船首側に曲る事は考えられる。
12c 特にCのスクリュー変形状況がはっきりしているが、右回転で前進中、砂を掻き分け後方に押す力で折り曲げられて変形し、その先端が再度砂に当り円周方向、回転と反対方向に再び引き伸ばされたようになっている。
12d 後退:左回転状態では写真Cのような変形に陥る事は絶対に有り得ない。
12e 右側は5枚とも砂にかなり接触したと考えられる。
左側は船底に近い一番上は少し捩れ、変形が認められるが、他のブレードも多少は砂に接触していたのではないかと考えられる。
12f なおスクリュー下部の変形は事故後に発生したものと考えられる。
すなはち、海底にスクリューのある船尾部分から先に着き折れ曲ったか、船体引上げ時に船尾側が最後に引上げられる形となり変形したものと考えられる。
12g 当局説明-1
http://blogs.yahoo.co.jp/ureeruhiroshi/61026000.html
<争点 4:魚雷の左右で、スクリューの変形具合が異なる理由
言論団体は、「魚雷のスクリューは同じ構造、材質、大きさなのに、なぜスクリューの変形具合が異なっているのか」と尋ねた。
これに対し合同調査団は、「右側は、急激な停止に伴う慣性力によって変形したもので、左側は、徐々に停止したことで変形しなかったと見ている」と説明した。変形したスクリュー右側の部分は、5枚のブレードがそろって前方に曲がった状態だという。>
ここで魚雷のスクリューとされているのは、前後の説明から天安本体のスクリューのことだが、浅瀬に接触していない、海水中で急に止まったので変形したとされているが、鉛で出来ていれば或いはそんな事があるかもしれませんね?
12h 当局説明-2
http://hakusanjin.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/201028-57fd.html
<ある人々はスクリューの翼の曲がった事実が座礁の証だと主張する。調査団はスウェーデンの製作会社に問い合わせたが答えは明快だった。魚雷のバブルジェットがガスタービンを飛ばして動力伝達装置が推動軸を引っぱったため翼が曲がったというのだ。スウェーデン会社は圧力まで計算して送ってきた。>
この議論も意味不明です。スクリュー支持支柱の変形無し、水中で右スクリューのみ磨かれた?
13. 魚雷スクリュー、爆薬成分等について
これらは偽装されている可能性が高く証拠としての価値は殆ど無いと考えられる。
以上の通り、A,Bの公開されているビデオ及び写真を元に偶発事故だった事がかなり明らかになりました。
14. 航跡記録は未公表
途中安全な航路を外れそうになったり、途中で無意味な(艦艇との衝突)停止をしたり、のろのろ運転をしたり、特にエンジン速度、操舵情報を一緒に出す事は出来ないと考えられます。
15. TOD熱映像監視装置情報は部分的にしか公開されていない
複数のTODで現場は自動的に撮影されていたとのことです。それなのに魚雷爆発直前直後が公開されないのは何故でしょうか。
36秒後からの映像は公開されているが、それでも船体は分離されていないようです。魚雷爆発時刻の情報は爆発が無かった証明にしかならないので、公表しないのでしょうか。
16. アメリカには詳細な400ページ(251-300-350-400?)の報告書が渡っているとのことですが、韓国国会議員にも公開されていないようです。
WTCの倒壊原因報告書のように、厚みはあるが物理的には有り得ない報告書が作成されたのでしょうか?
"911 WTC パンケーキ破壊理論" ジェット旅客機突入階のフロアの鋼材が熱で保持力を無くし、下の階に落ち、その衝撃で二つの階のフロアが一緒になって次の階に落ち、次々と殆どボールの自由落下速度で全階の破壊に至った。
途中何故かビルの鋼材は周り150m程に飛散り、コンクリートは粉々に粉砕されて飛散り、雲仙岳の火砕流と同じように、マンハッタンやハドソン川一帯が噴煙で覆われてしまったのはどのようにパンケーキ理論で説明されたのでしょうか。
"911 防空訓練" 中でスクランブル発進する戦闘機は殆ど無く、事情を知らずに追い付きそうになったスクランブル機は、何故か追跡を中止し基地に戻るように指令され、ハイジャック機は首都圏を自由に1時間近く飛び続ける事が出来たとのことです。
今回も対潜水艦訓練の途中で同様な事が発生し、北朝鮮の潜水艦は自由に行動できたとでも言われるのでしょうか?
911事件やイラクの大量破壊兵器疑惑事件と同様に、今回もご用達専門家が物理法則を無視した捏造事件に加担されるのでしょうか?
当局の意向に沿って北朝鮮魚雷攻撃説を採用した公式報告書に基づき、詳細な検討や航跡記録、爆発時のTOD記録の公開等も無しに、国連安保理をそのまま通して制裁決議をしようとしています。
これでは過去のイラク大量破壊兵器疑惑事件と同じような捏造事件の繰返しとなりそうです。
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