http://www.asyura2.com/10/warb5/msg/181.html
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(回答先: 6月22日 中国外交部 秦剛報道官 : 「米韓合同軍事演習への米空母派遣を注視」 チャイナネット 投稿者 hou 日時 2010 年 6 月 24 日 06:48:18)
歴史研究所
http://www.uraken.net/rekishi/reki.html
歴史研究所 なかなか面白いサイトでしのたのでリンク貼っておきます
第23回 名君の時代1〜康煕帝〜 などなど
http://www.uraken.net/rekishi/reki.html
http://mainichi.jp/select/opinion/kaneko/news/20100624ddm003070150000c.html
木語:黄海の先に立つ波=金子秀敏
<moku−go>
ゲーツ米国防長官の中国訪問を中国軍部が拒否した。6月上旬のことだ。ゲーツ長官は怒っているだろう。
国家安全保障会議(NSC)のべーダー・アジア上級部長も怒った。「中国の軍人は中国人エリートのなかでも、いちばんイナカモノ、いちばんゼノフォビア(外国人恐怖症)だ」と言った。イナカモノも相当だが、欧米人にとって「ゼノフォビア」は義和団のような野蛮人という、中国人に対する最大級の悪口だ。
関係が悪くなった直接の理由は、横須賀を母港とする米原子力空母、ジョージ・ワシントンの動きだろう。
韓国哨戒艦の沈没事件が起き、韓国と北朝鮮の関係が緊張している。米国は韓国を支持して北に外交圧力をかけると同時に、軍事的な圧力もかけている。その切り札が、米空母の黄海派遣である。
黄海は、朝鮮半島と中国・山東半島にはさまれた海だ。米韓両軍は仁川の南、格列飛(ギョリョルビ)列島付近で合同軍事演習を予定している。すぐ西には山東半島が張り出し、中国・北海艦隊の青島基地がある。
ここに米空母を配置すれば、平壌に向かって長やりを構えるようなものだ。しかし中国の軍人にしてみれば、自分たちの中庭だと思っている黄海に長やりを持ち込まれて黙っているわけにいかない。
普通、米空母は黄海には入らない。例外は1994年の空母キティホークだ。当時、クリントン政権は北朝鮮の寧辺(ニョンビョン)にある核施設を爆撃するかどうか検討した。カーター元大統領が訪朝し、この危機は回避されたが、このような緊迫した状況下で、大統領は空母を黄海に入れた。当時、黄海上空を米艦載機と中国軍機が飛び、一触即発の状態になった。
マレン米統合参謀本部議長は、6月初めに予定されていた米韓合同演習を月末に延期したのは、北朝鮮に外交で譲歩する余地を与えたのだという。しかし北が譲歩しなければ、海上演習を行い「集団防衛を強化する」と言っている。
6月14日、ジョージ・ワシントンは横須賀を出航した。沖縄沖で日米豪合同軍事演習を終えたら、北の反応を見て黄海に向かう。
中国紙「環球時報」は戴旭という軍人の意見を載せた。「米韓の黄海合同演習を全力で阻止せよ」という強硬論である。中国軍の本音だろう。国防長官の訪中拒否は中国軍の怒りの表明だ。米中双方とも感情が高ぶっている。
ジョージ・ワシントンは黄海に入るか、直前で転進するか。米中朝のチキンゲームだ。参院選モードの日本では関心が低いが、朝鮮半島は緊迫している。(専門編集委員)
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