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「イスラエル非難」記事に大きく紙面・時間を割くスペイン各マスコミ
http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/763.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2010 年 6 月 06 日 04:13:15: SO0fHq1bYvRzo
 

(写真はイスラエル軍に惨殺されたトルコ人活動家、トルコ当局の検死によると、極至近距離から銃を発射された)

「イスラエル非難」記事に大きく紙面・時間を割くスペイン各マスコミ


5月31日に発生した、イスラエル軍による、パレスチナ支援船襲撃・虐殺事件は、イスラム諸国のみならず、欧州各国でイスラエルに対する怒りを燃え上がらせています。支援線Mavi Marmara(トルコ籍)には、2名のカタルーニャ出身者と1名のバレンシア出身者の、3名のスペイン人が乗船していました。ここで、この事件に対するスペインの主要マスコミの取り扱いをご紹介しておきます。

全国紙のエル・パイス、エル・ムンド、ラ・ラソンなど、カタルーニャ紙エル・ペリオディコ、バスク紙エル・コレオなど、スペイン全土の新聞が、一面トップ扱いでこの虐殺事件と、続く支援船レイチェル・コリー号の到着を取り扱っています。これは新聞ばかりではなく、国営TVラ・ウノなど、主要テレビ局のニュースでも同様で、ニュース・トップ扱いで、連日、状況と関連情報を伝えています。

5月31日付のエル・パイス紙記事ですが、まだ情報が混乱していたときのもので、見出しには『イスラエルはガザへの人道支援を積んだ船団を攻撃、少なくとも10名が死亡』と書かれています。
http://www.elpais.com/articulo/internacional/muertos/ataque/Israel/flotilla/ayuda/humanitaria/Gaza/elpepuint/20100531elpepuint_3/Tes
Al menos 10 muertos en el ataque de Israel a una flotilla con ayuda humanitaria para Gaza

次は6月3日付のエル・ムンド紙で、『(イスラエル軍は)無差別に発砲し犠牲者を作り始めた』という見出しの記事で、イスラエルを追い出されトルコに着いたカタルーニャ出身マニュエル・タピアルの声を載せています。彼は、イスラエルの公海上での襲撃を激しく非難し、拘束者に対して「暴行を加えた」、「3日間に一回しか食事を与えなかった」などの虐待を繰り返したとの告発を行いました。
http://www.elmundo.es/elmundo/2010/06/03/espana/1275523823.html
'Hubo disparos indiscriminados y empezaron a caer las víctimas'

これは6月5日付のエル・ムンド紙で、トルコを経由してバルセロナに帰還したばかりのマニュエル・タピアルとラウラ・アラウが、早速、約500名のイスラエルを非難しイスラエルへのボイコットを要求するデモの先頭に立ったことを、大きく取り上げています。
http://www.elmundo.es/elmundo/2010/06/05/barcelona/1275755877.html
Unas 500 personas marchan por el centro de Barcelona reclamando el boicot a Israel

またエル・パイス紙は、支援船に乗っていて襲撃を受け、トルコ経由で帰還したバレンシア出身のジャーナリスト、ダビッド・セガラとのインタビューを6月7日に行うことを予告し、読者からの彼に対する質問を募集しています。
http://www.elpais.com/edigitales/entrevista.html?encuentro=6845&k=David_Segarra

2名のパレスチナ支援活動家の地元紙エル・ペリオディコは『死亡した9名の活動家たちは30発の銃弾を受けていた』と題する記事の中で、トルコ当局による検視の結果、そのうちの5名は至近距離から頭をめがけて発砲された、つまり、正当防衛どころか最初から殺す気だったことを明らかにして、イスラエル軍の蛮行を非難しています。
http://www.elperiodico.es/es/noticias/internacional/20100605/los-nueve-activistas-muertos-flotilla-recibieron-disparos/300430.shtml
Los nueve activistas muertos en la flotilla recibieron 30 disparos

そしてどの新聞でも、またテレビ・ニュースでも、レイチェル・コリー号が、襲撃を受けることなく、支援物資を積んでイスラエルの港に到着したことを伝えています。

下はエル・ペリオディコ紙で、『「レイチェル・コリー」号は、イスラエルのはしけに導かれてアショド港に接岸』という見出しの記事です。ここには、さすがに続けさまの襲撃はできなかったものの「我が国には自衛権がある」と叫ぶネタニヤフの声が紹介され、英国の外相ウイリアム・ヘイグが「満足の意」を表したことが書かれています。
http://www.elperiodico.es/es/noticias/internacional/20100605/rachel-corrie-atraca-puerto-ashod-escoltado-por-lanchas-israelis/300390.shtml
El 'Rachel Corrie' atraca en el puerto de Ashod escoltado por lanchas israelís

(なお、支援船レイチェル・コリー号に関しては次の日本語記事をご覧ください。)
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/388/
『自由船団のレイチェル・コリーMV号は単船、ガザを目指す』

なお、この船の名前「レイチェル・コリー」は、2003年にパレスチナ人の住居を破壊するブルドーザーに殺された米国人支援活動家の名前にちなんでつけられたものです。

そして6月5日付エル・ムンドは、トルコの司法当局がこのイスラエルの襲撃に対して「法的措置」を検討していることを伝えています。
http://www.elmundo.es/elmundo/2010/06/05/internacional/1275749053.html
La Justicia turca estudia acciones legales contra la cúpula israelí

この公海上の支援団惨殺事件に対する私の見解は出さないでおき、とりあえずこちらの新聞やテレビで報道されていることだけを書いてみました。
しかし事実として、スペイン人だけではありませんが、欧州でのイスラエルに対する視線は、以前になく厳しいものになっているようです。インターネットの上では、一般の欧州人やイスラム教徒だけではなく、ユダヤ人たちの間からもイスラエルに対する激しい非難が聞こえます。

イスラエルは孤立してますますヤケクソになってイランに突っ込んで自滅するのか、あるいは単なるごまかしに過ぎない「パレスチナ国家=ゲットー国家独立承認」に方向転換するのか、それとも、パレスチナでのアパルトヘイトをやめてパレスチナ人の帰還(「ユダヤ人国家」の解消)を認める方向に向かうのか、…。

 

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コメント
 
01. 2010年6月06日 08:27:20: dvJNtyX6O2
お住まいのヨーロッパでは、大変な騒ぎになっているでしょうがここ日本では、イスラエルの虐殺事件は、テレビでは全然報道されず新聞でも誰も読まないような片隅にポツンと書かれているだけです。
日本はアメリカの属国ですのでアメリカを支配しているユダヤ団体に配慮した結果なのでしょうがそれにしても日本のメディアは最低です。
海外の情報が手に入るインターネットをせずに日本の新聞記事を毎日読んだりテレビで情報を得ている大多数の日本人は、イスラエルが犯した犯罪行為がこれほど大きな反響を海外で起こしている事などまったく知らない。
日本の記者クラブメディアに期待するのは、無駄なので日本のプロパガンダ状況は当分の間続く。

02. 2010年6月06日 10:19:17: dvJNtyX6O2
日本人の大多数は、イスラエルがパレスチナ支援船を襲撃して多くの死傷者を出したことすら知らないだろう。
日本メディアは、これ以上が無いほどに腐敗しきっています。

03. 2010年6月06日 17:01:35: FqDvXxU8vI
アジアではマレーシア・インドネシア・シンガポールが凄い怒ってるよ。
イスラムも多いから。
タイ南部も多いけど、テロとかタクシンの遺産でそれ所じゃないみたいだが。
日本も、もっとイスラムが頑張ってミナレットとか立てないといかんな。
まだまだ地代は(他と比べて)高いけど。

04. 2010年6月06日 21:33:56: zTZR3McRM2
“バルセロナより愛を込めて”さん、コンニチワ。スレの趣旨とは、少しだけはずれますが、今、行われているウエブの検閲について報告します。
別のスレのコメント欄で報告したように、パレスチナ情報センターの英語とフランス語のページにアクセス出来ない状態が続いています。
http://www.palestine-info.co.uk/en/
http://www.palestine-info.cc/fr/
サーバの故障でないことは、検索すると両方ともページの更新は行われているので分かります。どこでアクセス遮断が行われているのか、日本なのか米国なのかハッキリはしません。中東の人々はパレスチナ情報センターにアクセス出来ているようです。
面白いのは“敵”が、こちらのアクセス状況について監視していることです。
別のスレのコメントを書いたときは、英語、フランス語のページはダメでしたが、
トルコ語、ウルドゥ語、ロシア語のページにはアクセス出来ました。私は仕方なく
覚束ないロシア語のページを参考にしてコメントをしました。するとどうでしょう。今度はロシア語のページがアクセスは出来ますが、判読が困難になるような
改変が行われていました。

以下は、その“敵“に向かっての、私の言葉です。
私は、パレスチナ情報センターの記事にアクセスが出来ています。骨折り損のくたびれもうけは、お止めなさい。これが証拠です。
samedi 5 juin 2010
Erdogan : Hamas est un mouvement national qui lutte contre l’occupation
Publié le 5 juin 2010 sur le site du CPI
Lien de l'article: http://www.palestine-info.cc/fr/default.aspx?xyz=U6Qq7k%2bcOd87MDI46m9rUxJEpMO%2bi1s70JpdeBbIyC5N2xcKLyKj%2b4rFadInpLe28mxgOnTiij0jg1mkKU3Hfq5kuqT55JMMKnKZJ%2fnln%2fx7oHobQULQI2wsk8OMbAxL5UrquX8ND6k%3d
http://soutien-palestine.blogspot.com/2010/06/erdogan-hamas-est-un-mouvement-national.html

追伸 レバノンから、学用品を積んだ第3の船“Naji el Ali”がジャーナリストを伴ってガザに向かいました。


05. 2010年6月07日 11:47:55: J0XSKHmZ1U
>>04
追伸の訂正
今週中に出向する予定です。
アクセス出来ない状態継続中。
ロシア語のページは読めるようになりました。

06. 2010年6月07日 12:03:00: ECpTtgJd7P
シオニストとユダヤ教はイコールではない
本当に大切な情報ですよね

これまでタブーとされてきたイスラエル建国や占領と入植の問題を精力的に解き明かしてくれています。取り上げたNHKも快挙!
http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/570.html
投稿者 888(スリーエイト) 日時 2010 年 4 月 24 日 16:38:27: jwMgwr3A1J/pE

きくちゆみのブログとポッドキャスト
http://kikuchiyumi.blogspot.com/

4月23日記事
−ヤコブ・ランブキンさん、ありがとう!−
http://kikuchiyumi.blogspot.com/2010/04/blog-post_23.html

(以下に全文転載)

来日中のヤコブ・ランブキンさん、これまでタブーとされてきたイスラエル建国や占領と入植の問題を、精力的に解き明かしてくれています。取り上げたNHKも快挙!(911事件も、いつかこんな風に取り上げられる日がきますように^^)

http://www.youtube.com/watch?v=AA4j6Mc-ZK8

これまで大手メディアではありえなかったことで、画期的です。

また番組内で紹介されている『ユダヤ人の起源』の著者のシュロモー・サンド氏の講演会も、DAYS Japanが企画しています。これは見逃せませんね(すぐにいっぱいになると思うので、お早めのご予約を!)。

<シュロモー・サンド氏の講演会>
6月11日(金)18時半〜21時
明治大学(駿河台校舎)リバティータワー1階 1013教室
     資料代 800円 予約制
  主催: DAYS JAPAN 広河事務所/明治大学軍縮平和研究所 
お申し込み方法
(1)WEBフォーム DAYS JAPANのHPから
(2) FAX 03-3322-035
  参加希望人数全員の住所・氏名・連絡先を記入して送信

以下、パレスチナ問題に長年取り組んでこられた札幌の松元さんからです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

みなさまへ (転送歓迎)松元@さっぽろ

敬虔なユダヤ教徒であるヤコブ・ラブキン教授が来日して、パレスチナ問題がにわかに脚光を浴びています。NHKBS1で放映された氏のインタビューと日本記者クラブでの記者会見をお届けします。

●NHKBS1アジアクロスロ−ド「中東最新情勢」4月22日(ほくと未来ネットワークブログより)
http://mirainet.exblog.jp/

●日本記者クラブ記者会見5月15日(→4月15日の誤り)
http://www.youtube.com/watch?v=bD-us9ahys4

パレスチナ問題は「宗教紛争でむずかしい」とか「報復の連鎖」であるとか、「どっちもどっち」「双方仲良く」といったこれまでの受けとめ方が吹き飛んでしまったようです。世界中に衝撃を与えている、ともにユダヤ人であるシュロモー・サンド『ユダヤ人の起源』(講談社)とラブキン『トーラーの名において』(平凡社)の二冊がこの春日本でも刊行されたからです。

イスラエルは「2000年前、ローマ帝国によってエルサレムの神殿を破壊され世界に離散したユダヤ人が、神が約束した土地に戻って再建した国である」と主張してきました。

しかし19世紀シオニズムがつくりあげた(発明した)この神話が、いま崩れつつあるのです。2000年前、3000年前からの「歴史」「民族」「宗教」のどれをとっても現在のイスラエル国家にその正当性と継続性はないというのです。

広河隆一さんの映画『NAKBA』でイスラエル建国の正当性が問われましたが、今日ほどユダヤ人国家イスラエルの正当性が疑われているときはないと思います。

イスラエルが入植地を放棄し占領地から撤退しない限り「二国家共存」などありえないというラブキン教授は、次のようにいいます。「すべての問題は1948年にはじまりました。少数のシオニストが多数のパレスチナ人を土地から追い出したことが原因です。多くの住民の意思を無視したイスラエル建国を国連が決議したことで周辺国は暴力の渦に巻き込まれました。パレスチナ人に対し、極めて不当な扱いをしたことを率直に認めるべきです。」

そしてユダヤ教の立場から、「ユダヤ人国家を名乗るイスラエルが、パレスチナを占領し抑圧し、他者への同情、調和、親切心といったユダヤ教本来の教えに根本的に反してきたところに問題があるのだ」と断言します。

「ホロコーストの悲劇を政治宣伝に利用しているシオニズムとユダヤ教とは、まったく異なるものです」というラブキン教授は、「ホロコーストにもイスラエル建国にも関わっていない日本こそ独自な関わりができるはず」と提言しています。

------------------------------------
パレスチナ連帯・札幌代表の松元保昭さんを応援したい方は、ぜひカンパを。彼の長年の努力には頭が下がります。「中東和平なくして世界の平和はない」と言われる大切な問題。松元さん、どうもありがとう!
振込み口座:郵便振替 02700-8-75538 
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(以上、全文転載終了)  


07. 2010年6月08日 09:18:40: UNGVob46OA
“敵”の皆さま、お仕事ご苦労様です。
あなた方の妨害工作にも、関わらずパレスチナ情報センターの記事は読むことが出来ます。
さらに、あなたの妨害工作のお陰で、パレスチナの民をを支援する世界各国のサイトを知ることが出来ました。

Assad, Erdogan: Israel must pay a price for its crime

[ 07/06/2010 - 06:28 PM ]

ANKARA, (PIC)--

Visiting Syrian president and Turkish premier Recep Erdogan have renewed their condemnation of the Israeli bloody attack on the Freedom Flotilla, saying it reflected the aggressive nature of Israel.

In a joint press conference in Ankara on Monday, Assad described the attack on the Flotilla as a "brutal crime", charging that Israeli forces deliberately killed the unarmed solidarity activists.

For his part, Erdogan said that Israel would pay the price for the bloodshed, adding that the Israeli pretexts regarding the attack would not convince anyone.

Describing the world condemnation of the "criminal act" as not enough, he called for the formation of an independent international committee to investigate the crime.

He said that the crime should not pass unpunished, calling for firm reactions against Israel.

The Turkish premier also said that it was wrong to describe Hamas as a "terrorist" movement.

世界では、ガザの封鎖を打ち破るための支援計画があと10ほどあるそうです。


08. 2010年6月08日 14:18:57: xRCfburoIY
度々、このスレを利用してごめんなさい。コメントはこれで最後にします。
完全にアクセス出来るようになりました。証拠です。
43 years on: the 1967 war-revisited
By Khalid Amayreh
[07/06/2010 - 10:47 PM] PartII of a two part article by Khalid Amayreh in which he re-examines the 1967 war and subsequent defeat of Arab countries, called the Naksa (setback) by Arabs and the 6-day-war by Israelis

Hamas : Son histoire de l’intérieur (82)
Dr. Azzam Tamimi
[08/06/2010 - 02:04] La seconde raison expliquant la préférence donnée au Hamas se rapporte à ce qu’apportèrent les Frères Musulmans, et donc le Hamas en tant que successeur..


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