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NPT合意草案:「核廃絶行程表」14年に国際会議で作成【毎日JP】
http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/469.html
投稿者 地には平和を 日時 2010 年 5 月 15 日 23:23:53: inzCOfyMQ6IpM
 

NPT合意草案:「核廃絶行程表」14年に国際会議で作成【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/world/news/20100516k0000m030057000c.html

国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議のカバクトゥラン議長は14日、核軍縮、核不拡散、核の平和利用をテーマにした主要3委員会が提出した合意文書草案を各国に配布した。

毎日新聞が入手した草案では核廃絶への行程表を作る国際会議の14年開催など26項目の行動計画を明記した。

オバマ米大統領の「核兵器なき世界」を求める政策に後押しされ「非常に速いテンポ」(外交筋)で草案が出た。

ただ核保有国、非核国のバランスに配慮した「たたき台」で、17日から文言を巡る交渉が激化する。【ニューヨーク草野和彦、加藤小夜、大治朋子】

草案は、具体的な行動計画を策定した。

具体的には、核保有国に対し11年までの核軍縮交渉の開始、12年までの加盟国への報告を求めた。

また14年に「期限を切った核廃絶」に向けた行程表を討議する国際会議を開くとした。

このほか、核実験全面禁止条約(CTBT)の批准

▽兵器用核分裂性物質生産禁止(カットオフ)条約の交渉開始

▽12年までの核兵器転用可能な核分裂物質の備蓄量公表

▽核兵器や運搬手段の数、種類の公表

▽査察の能力強化による信頼性、透明性の向上も求めた。

00年の再検討会議で合意した「核廃絶に対する核保有国の明確な約束」など13項目の核軍縮措置を確認。

また、核保有国の非核国に対する「法的拘束力のある安全の保証が不拡散体制を強化する」と言及。

非核保有国には核兵器を使用しない「消極的な安全の保証」の概念を盛り込んだ。

さらに北朝鮮の06年と09年の核実験を非難し、「こうした行為は核兵器国の地位を与えるものではない」と強調。

NPT体制の普遍化に向け、イスラエル、インド、パキスタンに非核保有国としての条約加盟を促した。

核不拡散の分野では、国際原子力機関(IAEA)の保障措置(査察)強化を提唱。

包括的保障措置協定に加え、抜き打ち査察を認める追加議定書に署名することが「不可欠」であり、「標準」と位置づけた。

核の平和利用に関しては「奪い得ない権利」と再確認する一方、「条約脱退の権利」の乱用防止に言及。

北朝鮮の脱退表明(03年)とその後の核実験を踏まえたもので、「脱退国は脱退前のNPT違反の責任を引き続き負う」としている。

また、条約加盟中に取得した核物質・技術は、脱退の後もIAEAの査察の下、平和利用に限定されることや、核物質・技術の提供国への返還措置を促している。

 ◇保有・非保有国 双方に配慮

 草案は「非常に順調」(外交筋)にできあがった。

背景にはオバマ大統領の主導による「核軍縮の世界的機運の高まり」(同)がある。

草案は、先月、調印された米露の新しい戦略核兵器の削減条約(新START)を歓迎。

オバマ政権が先月の核態勢見直し(NPR)で「消極的な安全の保証」を発表したことや、今月、核弾頭数を公表した情報公開姿勢にも触れ、その考えを取り入れている。

 しかし、草案は、核軍縮分野で非核国の、核不拡散分野で核保有国の意向をそれぞれ強く反映させ「落としどころ」を探った妥協の産物でもある。

 11年までの核軍縮交渉開始や、12年までの結果報告などは、期限を定めた具体的措置の必要性を訴える非同盟諸国などの意見を積極的に取り入れた。

核廃絶を訴える「新アジェンダ連合」(ブラジルなど7カ国)などが求めてきた「消極的な安全の保証」の概念もほぼ盛り込まれた。

 しかし「核保有国の立場からすれば、ここまでは約束できないという内容が含まれて」(外交筋)おり、今後の交渉で内容が大幅に薄まる可能性もある。

 核不拡散の草案は「先進国(の要望)にかなり近い」(政府筋)。

西側諸国の求めるIAEAによる査察強化や、核分野の輸出管理に取り組む「原子力供給国グループ(NSG)」の役割を評価する内容が盛り込まれ、非同盟諸国側の強い反発が予想されている。

 一方、核の平和利用分野の草案は、先進国と途上国間で「中立性を出した」(外交筋)という。

途上国には、先進国の「核の独占」への不信感が根強い。

今回の草案でも核物質や設備、技術情報の利用は「とりわけ途上国にとって正当な権利」と強調した。

 一方で、先進国には核物質の野放図な拡散に安全性などで懸念があり、草案ではIAEAの査察に従うことも求めた。

国連外交筋によると草案は「途上国には魅力的」な一方で「守らなければならないこと(安全性)」を強調している。

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毎日新聞 2010年5月15日 21時37分(最終更新 5月15日 23時16分)

 

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コメント
 
01. 2010年5月17日 16:55:21: FqDvXxU8vI
IAEAの性格(核の安全管理であって飽く迄も民生核廃絶は目指さない)上、クリーンエネルギー推進には興味が無いと言う事か?
本来、第三世界に民生核の段階をすっ飛ばしてクリーンエネルギーを推進した方が、後々の管理も自国内部で容易に出来、良い事尽くめなのだが。
其処に大手電力会社(勿論国籍は先進国)の影がチラついて嫌らしい…!

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