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ロシアのセルゲイ・リャプコフ外務次官: イスラエルにも、おそらくはイランにも掛かってくるところだ。【ロシアの声】 http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/390.html
http://japanese.ruvr.ru/2010/05/06/7447983.html ニューヨークで開かれている核拡散防止条約(NPT)の再検討会議で5日、安保理常任理事国5カ国は中東地域の非核化などからなる共同宣言を採択した。会議に出席しているセルゲイ・リャプコフ露外務次官に話を伺った。 5カ国はNPTの規定する「正式な」核保有国と重なる。発表された声明では、条約の厳格な遵守を約束し、軍縮に向けた措置への責任を確認。核兵器削減の成果をアピールすると共に、各国に核実験の自粛を求めた。イランの核計画に対しては深刻な懸念を表明し、安保理および国際原子力機関(IAEA)の決議履行を求めた。さらに朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)には6カ国協議の合意履行を呼びかけている。 加えて重要なのが、「核兵器なき中東」の呼びかけだ。構想は95年の再検討会議で71カ国の支持により決議として表明された。具体的には、核その他の大量破壊兵器と運搬手段(ミサイルなど)を中東から廃絶するという内容だ。今回の声明ではこの決議の履行に支持が表明された。 情勢の進展を考えれば、中東と核の問題はこれまでになく切実だ。リャプコフ次官は共同で解決すべきと語る。 「大量破壊兵器のない中東は、何より地域の国々の努力によって実現するものと期待している。イスラエルにも、おそらくはイランにも掛かってくるところだ。この問題について我々はニューヨークでアラブ諸国やイランの代表と密な作業を続けている。彼らが高い関心を寄せる理由は明らかだろう。 努力の意味と実現に向けた実質的なアプローチが妥当な形で会議の総括に盛り込まれればと考えている。」 次官によれば、5カ国はこの問題についてかなり入念に準備してきたという。95年決議の履行をいかにすすめるか、どうやって実際に進展させるか、およそ1年に渡り様々な提案が検討されてきた。結果として露米間でバランスのとれた共通の立場が作られ、他の3カ国からも支持を得た。 そのことを考えると、米英仏3カ国がイランのアハマディネジャド大統領の演説中に退場したことはいささか奇妙だ。もちろん大統領の米国批判は厳しく(米国が他の国を脅していると語った)、その抗議という理由はある。ただ中東の安全が本当に重要というなら、地域のメインプレイヤーであるイランをなぜここまで刺激するのだろう。リャプコフ次官は、「イラン側の主張は全くの想定外だったわけではない」と語る。 「相手に見せ付けるような外交手法や相互の敵意、反目はよい前提とはいえない。ただ、一連の行動は論争が沸点に達した現実を反映したものなのだ。全ての当事者が現状に対して冷静にアプローチし、建設的な作業を進めることが重要だ。」 次官はむしろイラン大統領の声明が今回の再検討会議の議論を根本的に促したと強調する。それぞれの国の貢献を考慮しつつ力を合わせていくことで、NPT体制の強化につながる宣言文を採択できるとの立場だ。
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