★阿修羅♪ > 戦争b4 > 183.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
復活された主(イエス・キリスト):「あなたがたに平和があるように」(ヨハネ20,21)【2010年4月4日/バチカン放送
http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/183.html
投稿者 hou 日時 2010 年 4 月 16 日 07:06:30: HWYlsG4gs5FRk
 

http://www.radiovaticana.org/gia/Articolo.asp?c=369708

主の復活:ウルビ・エト・オルビ、ローマと世界に向けた教皇メッセージ(2010.4.4)

「主を賛美しよう。主はまことに栄光に満ちておられる」

親愛なる兄弟姉妹の皆さん

復活祭の喜びをこの典礼の言葉をもって皆さんに告げたいと思います。これは、紅海を無事に渡りきった後で、ヘブライ人たちが歌った賛歌です。

海の中の乾いた場所を通過しながら、ファラオの兵士たちが水に襲われるのを見たモーセと、アロンの姉ミリアム、そして他の女性たちは、踊りながらこの賛歌を歌ったと「出エジプト記」は語っています。「主に向かって歌え、主は大いなる威光を現し、馬と乗り手を海に投げ込まれた」(出エジプト 15,19-21)

全世界のキリスト者は、復活徹夜祭においてこの賛歌を繰り返し歌い、さらに特別な祈りがその意味を説明しています。この祈りは キリストの復活の満ち満てる光の中でこの喜びを私たちのものとしています。

「神よ、私たちが生きているこの時代でも、あなたが古の昔に行った不思議なみ業が再び輝きわたるのを私たちは今、目にします。あなたがその力強い御手であなたの民をファラオの圧迫から解放するためにされたことを、今あなたはすべての民の救いのために、洗礼の水を通して行われるのです。どうか全人類が、今アブラハムの子らの中に受け入れられ、選ばれた神の民の尊厳に与ることができますように」

福音はかつての前表の実現を啓示しました。イエス・キリストはその死と復活によって人間を罪の根本的な隷属から解放しました。そして、真の意味での「約束の地」、神の御国、正義と愛と平和の国への道を開きました。

この「出エジプト、脱出」は、まず何よりも人間自身の内部で行われます。それはキリストがまさしく過ぎ越しの神秘において私たちに与えて下さった洗礼の結果であり、聖霊において新たに生まれ変わることにあります。古い人は新しい人にその場を譲り渡します。かつての生命は過ぎ去り、新しい生命の中に歩み始めるのです(ローマ6,4)。しかし、この霊的な「脱出」は、あらゆる人間的側面を個人的にも社会的にも新たにする総合的な解放のはじめに過ぎません。
そうです、兄弟たち、復活は人類の真の救いです。もし「神の子羊」キリストが私たちのためにその御血を流さなかったならば、私たちにはどんな希望もなかったでしょう。私たちの、そして全世界の運命は、避けようもなく死に到ったことでしょう。

復活はすべての流れの方向を変えました。キリストの復活は新たな創造です。樹木全体を生き返らせる接木のように、すべてに新たな生命を与えるのです。それは善、生命、そして赦しの側からすべてを根本的にくつがえし、歴史の最も深い方向性を変えてしまったのです。今私たちは自由です、救われたのです。だからこそ、私たちは心の底から「主を賛美しよう、主は実に栄光に満ちたお方だから」と歌うのです。

洗礼の水から上がったキリスト者たちは、この救いを告げ知らせ、罪から解放され、元の美しさ、善、真理に戻された新たな生命である過越し「復活」の実りをもたらすよう全世界に派遣されました。キリスト教徒たち、特に聖人たちは、この2千年間にわたり絶え間なく、復活の生きた体験によって歴史を豊かなものとしてきました。

教会は「脱出」の民です。なぜなら絶えず「過越の神秘」を生き、さらにすべてを新たにするその力をいつでもどこでも広め続けているからです。今日の私たちにも「脱出」が必要です。それは表面的な調整ではなく、精神的・倫理的回心のことです。人の良心から始めて、根本的な変化がなければどうにもならない根深い危機から脱出するためには、どうしても福音の救いが必要です。

主イエスに懇願します。中東世界において、特にイエスの死と復活によって聖化された聖地で、人々が戦争・暴力から、平和と共存への真の決定的な「脱出」を図ることができますように。

キリスト教共同体に、特に多くの試練と苦しみを体験しているイラクにおいて、復活された主が、高間に集う使徒たちに向けられた「あなたがたに平和があるように」(ヨハネ20,21)というあの慰めと励ましに満ちた言葉を繰り返してくださいますように。

麻薬売買に関する犯罪の危険な再発傾向にあるラテン・アメリカやカリブ諸国にとって、キリストの復活が平和的共存と共通善の尊重の勝利をしるすものとなりますように。

最近の大地震の悲劇に打ちのめされたハイチの愛する人々が、悲嘆と絶望から抜け出し、国際援助に支えられながら、新しい希望へと「脱出」することができますように。また、同じく大災害に打たれたチリの愛する人々も、信仰に支えられ、力強く再建の業に励むことができますように。

復活されたキリストの力において、アフリカにおいても破壊と苦しみを生み続ける紛争に終止符を打ち、発展の保証である和解と平和に到達しますように。特にコンゴ民主共和国、ギニア、ナイジェリアの未来を主に託します。

復活されたキリストが、信仰のゆえの迫害、特にパキスタンで起こっているような死に到るまでの迫害の苦しみに遭遇しているキリスト者たちを支えてくださいますように。テロリズムや、社会的・宗教的差別に苦しむ国々に、復活のキリストが対話と平和的共存へ向かって再び歩む力を与えてくださいますように。

経済・金融活動が真理と正義、兄弟的助け合いの規範によって推し進められるよう、すべての国の責任者たちにキリストの復活が光と力を与えて下さいますように。

また、今、広まりつつある「死の文化」の多様で悲劇的な様相を克服し、あらゆる人間の生命が尊重され受け入れられる、愛と真理の未来の構築のために、キリストの復活の救いの力が人類全体を蔽い尽くしますように。

親愛なる兄弟姉妹の皆さん、復活はいかなる魔法も行いません。紅海を渡った後にヘブライ人たちが砂漠を見出したように、教会も復活の後に喜びも希望もありまた痛みや苦悩もある歴史を見出すのです。

しかし、この歴史はすでに変えられています。この歴史は新しい永遠の契約によって記されています。そして、実際に未来に向けて開かれた歴史なのです。それゆえ希望において救われた私たちは、心の中で昔の、しかし同時にいつも新しいあの賛歌を歌いながら、私たちの旅路を続けましょう。

「主をほめたたえよう、主は実に光栄に満ちているのだから」  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. hou 2010年4月16日 07:18:24: HWYlsG4gs5FRk: XieJqrwy9w
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/vatican/data.html


国名:バチカン
(Vatican)
2009年4月現在
(注)法王を国家元首とする独立国家たるバチカン市国と、法王を首長として世界のカトリック教会を支配する法王聖座の聖俗両面の総称がバチカンとされている。

バチカン(Vatican)

1.人口

791人(2008年9月)

2.面積

0.44平方キロメートル(日本の皇居は1.15平方キロメートル)
この他、市国外の伊領土内に治外法権を有する施設あり。

3.言語

公用語はラテン語。また、一般に外交用語はフランス語、業務用語はイタリア語。

4.元首

ローマ法王(立法、行政、司法の全権を行使)

5.宗教

キリスト教(カトリック)

6.政治機関

バチカン市国委員会が統括し、市国政庁が執行。

7.略史

年月 略史
64年頃 ネロ皇帝の迫害のため殉教したキリストの使徒ペテロが、バチカンの丘に葬られる。
349年 ペテロの墓の上に、聖ピエトロ聖堂建設。
756年 カロリング朝ピピンが、ラヴェンナ等の都市をローマ法王に寄進(法王領の始まり。)
1870年 イタリア軍、法王領に侵入(「ローマ問題」)。
1929年 イタリアとローマ法王庁との間でラテラノ条約締結(イタリアは、バチカン市国を独立した主権国家として承認)
法王聖座(Holy See)

1.定義

ローマ法王及びローマ法王庁(政府に相当)を総称した概念。約10億6千万人とも言われる信者を擁するカトリック教会の最高機関。

2.首長

ローマ法王(第265代法王ベネディクトゥス16世、2005年4月24日即位)。ドイツ出身。

3.議会

司教会議が議会に準ずる(世界中の司教の代表の集まり)。

4.政府

法王の公務執行中央機関であるローマ法王庁(Curia Romana)が政府に相当する。その最高機関は国務省で、内務省に相当する総務部と外務省に相当する外務部が設置されている。この他に9聖省及び12評議会等が設置されている。

(1)首相名 タルチジオ・ベルトーネ国務長官

(2)外相名 ドミニク・マンベルティ外務長官

外交・防衛

1.外交基本方針

(1)軍事力、経済力を全く持たないバチカンの外交目標は、キリスト教精神を基調とする正義に基づく世界平和の確立、人心道義の昂揚にある。そのための武力紛争の回避、人種的差別の廃止と人権の確立、発展途上国に対する精神的・物質的援助等、もっぱら人道的立場による平和提唱がバチカン外交の特色である。

(2)現在178カ国と外交関係を有する。特に、1989〜1991年にかけ東欧諸国と相次いで外交関係を開設又は再開し、1994年6月、イスラエルとも歴史的な外交関係樹立を達成した

(3)キリスト教各派の一致促進(エキュメニズム)運動を推進するとともに、世界諸宗教対話会合を1986年より開催。

(4)欧州安全保障協力機構(OSCE)、万国郵便連合(UPU)、国際電気通信連合(ITU)等に加盟し、国連等に常駐オブザーバーを派遣している。

2.軍事力

軍は存在せず、スイス衛兵が法王身辺と法王室を、市国警察がその他の警備に当たる。

経済

1.通貨

ユーロ

2.経済概況

主としてイタリアを始めとするEU諸国からの輸入に依存。財政は、法王聖座予算は恒常的な赤字であったが1993年以降黒字を計上。市国予算は黒字を計上。

二国間関係

1.歴史

1549年 フランシスコ・ザビエル、鹿児島に上陸。

1585年 九州のキリシタン大名が派遣した少年使節が法王に拝謁。

1615年 伊達政宗が派遣した支倉常長が法王に拝謁。

1942年 日本とバチカン、外交関係樹立(終戦後一時途絶)

1952年 日本とバチカン、外交関係再開。

2.日本におけるカトリック信者数

約51万人(枢機卿1名、大司教3名、司教28名)

3.要人往来

(1)往
年月 要人名
1953年 皇太子殿下(当時)
1965年 常陸宮同妃殿下
1984年 浩宮殿下(当時)
1993年 天皇皇后両陛下、法王と御会見
2005年 川口、武藤各特派大使
(2)来
年月 要人名
1981年 ローマ法王
1989年 オッディ枢機卿(大喪の礼)
1990年 カプリオ枢機卿(即位の礼)
2008年 マルティンス枢機卿、ディアス法王庁福音宣教省長官
2009年 マンベルティ外務長官(外務省賓客)
4.在留邦人数

1名(2008年9月)

このページのトップへ戻る
INDEXへ戻る
法的事項 | アクセシビリティについて | プライバシーポリシー


02. 2010年4月16日 15:29:30: L9lhVFyEGw
「中東世界において、特にイエスの死と復活によって聖化された聖地で、人々が戦争・暴力から、平和と共存への真の決定的な「脱出」を図ることができますように。」

この部分に恐しい野望と策動を感じるのは俺だけか


03. 2010年4月16日 19:50:58: FqDvXxU8vI
一寸、顔の恐過ぎる今の教皇。
過去、神父による性的児童虐待に寛容な姿勢を示して、今足元に火が着いてる。
あそこ迄「悪人顔」でなければ、其処まで悪いイメージにならずに済んだかも知れない。
また、ナチス時代のドイツ人神父復権を画策して、イスラエル・ユダヤ関係には味噌を付けている。
下手にパレスチナに手出しをすると拗れそうだ。

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 戦争b4掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 戦争b4掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧