http://japanese.ruvr.ru/main.php?lng=jap&q=3667&cid=106&p=14.04.2010

ロシア、ウクライナ高濃縮ウラン受け入れへ

　国際ウラン濃縮センター（アンガルスク／シベリア地方）のアレクセイ・レベデフ所長は１３日、露国営テレビからの取材に応じたなかで、ウクライナが放棄を宣言した高濃縮ウランについて、ロシアで回収する方針を明らかにした。
　ウクライナのヤヌコビッチ大統領は１２日、ワシントンで開かれた核安全保障サミットの枠内でオバマ米大統領と会談し、同国がソ連時代から保有する高濃縮ウランを２０１２年までに完全放棄すると発表した。軍事転用可能な核物質の拡散防止に向けた国際協調の一環となる。
　所長によれば、ウランのうち未使用分はエレクトロスターリ（モスクワ州）の核燃料製造工場で、使用済み分はチェリャビンスク（ウラル地方）にある軍事工場でそれぞれ受け入れる。環境安全面での危険性は最小限という。「数十キロと少量だが核不拡散の観点から重要な取り組みだ」と貢献を強調した。ウクライナが保有する全量を受け入れるかは不明。
　米政府のギブス報道官は会談後の声明で技術・財政支援を約束。搬出先については、「米国もロシアもありうる」と述べていた。量については「核爆弾数発分」とした。
　ロシアはすでに旧ソ連のウズベキスタン、カザフスタンのほか、ハンガリーとチェコに備蓄されていた高濃縮ウランを受け入れている。
　

コメント
01. 2010年4月15日 18:01:07: FqDvXxU8vI まあねえ。 早い目に手放したればこそ、ウクライナの高濃縮ウランは淡々とロシアが引き受ける訳だ。 優等生にも、何らかの見返りは無いとね。 と、核の先進地では小国がこんな動きを始めてるんだけど。 世界的に見れば、まだまだ少数派ですねえ。

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