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NYタイムズ、イラクでの米軍による虐殺を暴露したWikiLeaksを攻撃:落ちぶれたもんだ! http://www.asyura2.com/10/warb4/msg/137.html
先日、ワシントンの市民団体WikiLeaksによって、2007年に起こったバグダッドでのロイター通信記者と市民の虐殺事件の実態が暴露されました。 (参照) (ビデオはこちらから) このYouTubeビデオは、わずかに2日間で350万の接続を記録し、1週間たった現在、560万を越えるヒットがあります。 ところが、あのニューヨーク・タイムズが、WikiLeaksをこっぴどく非難し攻撃する記事を出しました。 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/wikileaks-d3c9.html イラクでの米軍による虐殺暴露を受け、ニューヨーク・タイムズ、WikiLeaksを指弾 David Walsh 2010年4月8日 月曜日に公開された、2007年7月、東部バグダッドの街路で、アメリカ軍によって行われた冷酷な殺害のビデオ映像は、広範な怒りと恐怖を引き起こした。投稿以来、ビデオは400万回以上閲覧されており、アメリカのイラク占領というものの本性を、世界中の視聴者に直接かいまみさせてくれている。 それはまた、犯罪を暴露したウェブ・サイトWikiLeaksに対する、アメリカのリベラル紙、ニューヨーク・タイムズによる、狙いを定めた攻撃も引き起こした。反対派の危険な情報源であり、万一事態をタイムズが好む方向に動かせるなら、廃業させるべきである、というのだ。 【中略】 タイムズ記者は“サイトは、アメリカ合州国国内でも国外でも、当局にとり、目の上のコブとなっている。イラク攻撃ビデオの件で、この極秘文書情報センターは、調査ジャーナリズムと支援運動に、次第に近づいている。”と書いている。もちろん客観的ジャーナリズムなるものでしかないタイムズとは対照的にだ。 タイムズは、特にアメリカ軍の他の犯罪が暴露される可能性を懸念して、こう書いている。“WikiLeaksは、昨年アフガニスタンで97人の一般市民を殺害した、アメリカの空襲を映した暗号化された別のビデオを入手したと主張しており、それを寄付集めの機会として利用した。” 記事は、WikiLeaksを閉鎖させるのが容易ではないという残念な事実に、何度かふれている。例えば、“かつては、判事や原告が、裁判所の命令で、公開を止めたり、遅らせたりすることができていたが、WikiLeaksは、情報が即座に入手可能となるデジタル圏の中に存在している。”と記事はいう。タイムズは更に付け加えている。“特定の場所にあるわけではなく、どこからでも利用可能なことから、WikiLeaksは、実際、それを黙らせたがっている、あらゆる機関や政府も手に負えないのだ。” 更にこう言う。“更なる資料を公開しつづけることで、WikiLeaksは、益々議論を呼ぶものとなりつつある。(アメリカ合州国軍は、先月、ある報告書で、これは軍の作戦にとって脅威であると言っている。)多くの人が、サイトを沈黙させようと試みた。イギリスでは、WikiLeaksは、資料は、関係する人々のプライバシーを侵害する可能性があると裁定した裁判所による公開差し止め命令を、巧みに何度も逃れてきた。裁判所は、自分たちの裁定がどれほど効果がないかに気づくと、態度を翻した。” タイムズはペンタゴンの主張をコメント抜きで紹介している。2008年、米軍のある防諜部員が、WikiLeaksは“アメリカ軍に対する…潜在的な脅威である”とする報告を書いた。報告は、ウェブ・サイトを“損傷するか、破壊する”ような取り組みを推奨していた。 【中略】 彼は述べた。“インターネット・ジャーナリスト軍団の中には、生命を脅かすような情報を発表することに、良心の呵責を全く感じないような人々が、わずかながら存在している。”“我々は、まだ情報アナーキーには陥っていない”とケラーは満足げに語り、“依然として、真摯に、責任を負っている”つまり、大衆に対する情報の流れを支配し、厳しく吟味する、彼の新聞社の様な報道機関を賞賛した。彼はこの時、自分が働く新聞社の、WikiLeaks暴露に関する現在の懸念を予言していたのだと言えるかも知れない。 【後略、転載・引用終わり】 かつてベトナム戦争当時、ニューヨーク・タイムズはそれなりに戦争犯罪を告発し戦争の拡大を押さえつける役目を果たしました。今は、その見る影も無いようです。「対テロ」ペテン戦争の先棒を担いでペンタゴンの広報係に成り下がるとはね。落ちぶれたもんだ。 思わず噴き出すのは、編集主幹のビル・ケラーによる次の悲鳴にも似た言葉ですね。 これはどうやら米国ばかりではなく、日本の大新聞にとっても身にしみる問題のように思えます。結局、どこかに働きかけて「ウェブ・サイトを“損傷するか、破壊する”ような取り組み」を要求することになるのかな?(こりゃ、笑い事じゃないですよ。)
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