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ロシアのメドヴェージェフ大統領:「キルギスの内政問題」【ロシアの声】 http://www.asyura2.com/10/warb3/msg/899.html
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中央アジアのキルギスで発生した騒乱は、野党派による権限掌握という局面を迎えた。オトゥンバエワ元外相をトップとする臨時政府が設立され、国内を制圧しつつある。バキエフ大統領は退陣の意志を見せていない。 国内情勢は2日間で激変した。北部のタラスで6日発生した騒乱は別の地域にも波及し、社会にはびこる汚職や低い生活水準に不満を持つ国民の声は大きくなっていった。首都ビシケクでは野党派が治安部隊による発砲をバックに国営テレビ、議事堂を占拠し、ついに政府庁舎に押し入った。7日晩の時点で決着はついた。 一方で勝利のつけは大きかった。犠牲者は3日間で数十人、負傷者は1000人を越えたとの報道もある。またバキエフ大統領もそう簡単には権力を手放さないだろう。オトゥンバエワ氏によれば、大統領は辞任せず、南部を基盤に抵抗を続ける構えをみせているということだ。国防相と共に首都を脱出し、南部オシの別邸に滞在しているとのこと。ただ、野党派は現地でも州庁舎を占拠している。 ビシケクでは蜂起の波が収まらず、食料品店で放火や略奪が続いている。国立美術館でも所蔵品が何者かによって盗まれた。通りには治安職員の姿は見えない。オトゥンバエワ氏は当面の優先課題として安全問題の解決を挙げている。 ロシアのメドヴェージェフ大統領は事件について、「キルギスの内政問題」との認識を示す一方、抗議行動の形から、政権に対する国民の怒りが相当に大きいとの見方を示した。その上で、新たな人的被害を防ぎ、国家による行政統治を復活させることが課題と語った。キルギスがロシアの戦略パートナーであるとの点を確認し、事態の進展を注視していくと述べている。 一方のプーチン首相は、アカエフ大統領の国外退去に終わった05年のチューリップ革命に触れ、当時改革者だったバキエフ氏が同じ過ちを犯していると述べた。 「バキエフ大統領が政権についた時のこと(チューリップ革命)を思い出してみると、彼は追放したアカエフ元大統領の縁故主義、家族が国内経済を握っていることを厳しく批判していた。バキエフ氏も同じ轍を踏んでいるとの印象がある。 現地で何が起きようと、それはキルギスの内政問題だ。ただ、政権側も野党側も自制心を発揮し、暴力を行使しないよう呼びかけたい。特に政府側に関係してくるところだ。彼らの手には弾圧の組織があるのだから。その組織が理性を持って、現行法の枠内で使用されることを望む。」 革命後モスクワで暮らすアカエフ氏は、事件の原因をバキエフ政権による「非国民的な政策」にあると批判し、大統領自身による退陣を呼びかけた。今後の事態の進展に関しては、予測が非常に難しいとしている。
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