★阿修羅♪ > 戦争b3 > 768.html ★阿修羅♪ |
|
【証拠は無いが犯人に違いないw】FBI『重要指名手配犯』リストでビン・ラディンに同時多発テロ容疑の記載なし http://www.asyura2.com/10/warb3/msg/768.html
2010年たった現在でもビンラディンの告発容疑事実に変化なしw
Robin Clewley 2001年10月01日 9月11日(米国時間)、4機の旅客機をハイジャックして同時多発テロを引き起こした実行犯のテロリストたち。身元が判明するやいなや、顔写真が世界中の新聞や雑誌やテレビなどのメディアにあふれた。 ブッシュ米大統領は、オサマ・ビン・ラディン氏が同時多発テロ事件の背後にいた証拠があると述べている。したがって、米連邦捜査局(FBI)がウェブページの『10大重要指名手配犯』リストにビン・ラディン氏(写真)の情報を掲載しているのも当然のように見える。 だが、ちょっと待ってほしい。 ビン・ラディン氏がこのリストに入れられたのは、1998年に起きたタンザニアとケニアにおける米国大使館同時爆破事件の犯人としてだ。同じくビン・ラディン氏が黒幕として関与したと広く信じられている、1993年の世界貿易センター爆破事件や2000年10月の米海軍駆逐艦『コール』爆破事件についてはまったく言及されていない。もちろん、9月11日の同時多発テロについても一言もない。 なぜだろう。指名手配リストに載せられるのは、正式に犯罪者として告発された場合に限られており、ニューヨークとワシントンのテロ事件に関しては、ビン・ラディン氏はまだ関与が疑われているに過ぎないからだ。 「あのテロ事件に関与した人物を実際に告発するまでには、かなりの時間が必要となるだろう」と、重要指名手配犯に関するFBIの広報責任者で、どの指名手配犯をリストに掲載するかの決定にも関わるレックス・トゥーム氏は言う。「犯罪者として告発するということは、容疑事実が間違いでないという確たる証拠を捜査当局がつかみ、検察側が事件を立件すると言明したことを意味するのだ」 元米中央情報局(CIA)職員で、1989年から1993年にかけては米国務省テロ対策局次長を務めた、ラリー・C・ジョンソン氏は12日、全米公共テレビ放送網(PBS)のオンライン・ニュースサイト『フロントライン』のインタビューに応じ、ビン・ラディン氏が駆逐艦コール爆破事件と1993年の世界貿易センター爆破事件の首謀者であることを示す具体的な証拠はないと断りつつも、同氏が両事件を賞賛し、実行犯への支持を表明していることを指摘した。 ブッシュ大統領は、世界貿易センターと国防総省にハイジャック機で突入して自爆したテロリストたちとビン・ラディン氏との関係を示す証拠を明らかにすると公約している。だが、ビン・ラディン氏は自爆テロリストたちの行為を褒め称える声明を発表したものの、自らの直接的な関与は否定している。 FBIの指名手配リストは、指名手配犯に対して一般の注意を喚起するためのものなので、リストの作成には事前に慎重な判断が要求されるとトゥーム氏は言う。FBIがもっとも留意するのは、公開することが捜査に役立つか、妨げになるかという点だ。 10大重要指名手配犯リストが最初に作られたのは1950年に遡る。FBIが追跡中の事件の中でいちばん厄介だと考える犯人の氏名や人相などの情報を知りたいと考えた、インターナショナル・ニュース・サービス社――合同国際通信社(UPI)の前身――の記者の提案がきっかけだった。当時のエドガー・フーバーFBI長官が、作成した指名手配リストの持つ訴求力の強さとパブリシティ効果に注目し、10大重要指名手配犯プロジェクトに発展させたという。 1人の指名手配犯がリストに掲載される期間は平均して1年ほどだ。これまで同リストに載った466人のうち、139人が一般市民の直接協力によって逮捕されたとトゥーム氏は言う。FBIがウェブサイトを開設してからは、10大重要指名手配犯のうちの1人、その他の犯罪者の13人が、同サイトに載っていた情報をもとに逮捕されている。トゥーム氏によれば、このリストのページはFBIのサイトの中で最も人気が高く、1ヵ月あたり250万ヒットを記録しているという。 (10/2に続く) http://wiredvision.jp/archives/200110/2001100106.html
Robin Clewley 2001年10月02日 (10/1から続く) このリストに載った指名手配犯には、マーティン・ルーサー・キング師の暗殺犯ジェイムズ・アール・レイ、多数の女性を殺した連続殺人犯テッド・バンディ、それにファッション・デザイナーのジャンニ・ベルサーチ氏殺害の罪に問われたアンドルー・クナナンなど、全米の話題を集めた容疑者がいる。同リストに載った容疑者を捕らえた場合の報奨金は5万ドルだ。さらに、他の政府機関や民間グループからの報奨金が任意で加算される。 リストでは、指名手配犯のランク付けはしていない。被害者に対する配慮からでもあるし、FBIとしても容疑者間で重要度が違うような形にはしたくないためでもあるとトゥーム氏は言う。 「順位をつけたりしたら、世間の目は上位の2人か3人に集中してしまいかねない」とトゥーム氏。「犯罪の被害者たちは、自分の事件が軽んじられているように感じて、世間の興味のあり方に憤慨するかもしれない」 ビン・ラディン氏はこのリストの2番目に載っている。10名のうち唯一のテロリストだ。というのも、正式に告発されていて、今なお逮捕されていないテロリストは、ビン・ラディン氏だけだからだ。それに、今米国人の意識がテロリストに向いているからといって、過去に凶悪犯罪を犯した犯人を見過ごしにしたり忘れたりしてはならないとトゥーム氏は言う。他の指名手配犯をリストから外すべきではない。 ビン・ラディン氏の指名手配の正式な容疑は、「米国外における米国市民に対する殺人、米国外における米国市民に対する殺人共謀、米連邦政府施設への攻撃で死者を出したこと」だ。 リストには、身長193〜198センチぐらいで、杖を使って歩くといったビン・ラディン氏の身体的特徴も掲載されている。 米政府はビン・ラディン氏がアフガニスタンに潜伏中であることを確実視している。したがって、リストの写真を見た米国市民が近所の店で本人に出くわすなどという可能性はまず考えられない。しかし、ビン・ラディン氏に対する一般市民の関心を高めることが重要な手がかりの発見につながる、と述べる専門家もいる。 「可能性が低いように見えても、世間に広く知らせることによって、ビン・ラディンにつながる(テロリスト)末端組織を特定できるようになる可能性を過小評価してはならない」と、アメリカン大学のミッチェル・ハマー教授(国際交渉学)は言う。「もちろん、直接つながるわけではないが」 ハマー教授がこう言うのには理由がある。実際に社会に告知した結果がテロリスト発見に結びついた経験をしているからだ。 ハマー教授のグループは、爆弾魔『ユナボマー』の犯行声明と、テオドア・カジンスキーが家族に書いた手紙との関連性を見抜いたのだ。テオドアの弟のデビッド・カジンスキー氏は『ニューヨークタイムズ』紙に載ったユナボマーの犯行声明文を読み、兄の手紙との類似に気づいた。弟はハマー教授に鑑定を求め、犯行声明と手紙の類似点を確認した。これが最終的にテオドア・カジンスキーの逮捕に結びついた。 しかし、社会に広く知らせることが、必ず事件解決に役立つわけではないとトゥーム氏は言う。 「FBIが捜査で多少とも遅れをとっている容疑者の場合は、リストに載せたいとは思わない。警戒させて姿をくらまされさせてしまってはなんにもならないからだ」 [日本語版:中沢 滋/小林理子] http://wiredvision.jp/archives/200110/2001100208.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 戦争b3掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |