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F−Xは費用対効果を考え、F−2改良型を増産するか、ユーロファイターをライセンス生産するのが取るべき道ではないかと思う
http://www.asyura2.com/10/warb3/msg/659.html
投稿者 TORA 日時 2010 年 3 月 26 日 14:29:19: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu212.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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F−Xは費用対効果を考え、F−2改良型を増産するか、ユーロファイターを
ライセンス生産するのが取るべき道ではないかと思う次第です。

2010年3月26日 金曜日

F35ライトニングIIの配備計画が暗礁に乗り上げている


◆巨額コスト 翼にズシリ F35米配備計画「失速」 3月21日 iZa
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/371075/

米国が、英国など8カ国と協同開発を進めてきた次世代戦闘機「F35ライトニングII」の配備計画が暗礁に乗り上げている。調達価格が当初予想の1機約5000万ドル(約45億円)の倍近くに達し、導入時期も2年ほど遅れるとの予測が示されたためだ。F35は、中国との制空権争いを想定する航空自衛隊が次期主力戦闘機(FX)の最有力候補としているだけに、日本政府の選定作業への影響は不可避だ。

「国防総省のお粗末な調達計画やコスト感覚の欠如で費用が増大したことに目をつぶってまで、議会が今後もF35の開発計画を後押しすると思うべきではない」

 上院軍事委員会のレビン委員長(民主党)は今月11日の公聴会で、F35の調達価格が1機当たり約8000万ドルから9500万ドルになるとの見通しを示した国防総省のフォックス部長(価格評価担当)を厳しく叱責(しつせき)した。

 国防権限法にある規定では、開発中の兵器の価格が見積もりより15パーセント以上高くなった場合、国防総省は議会へ通告しなければならない。また、25パーセント以上高くなった場合、議会は国防総省に計画中止を求めることができる。

 同じ公聴会に出席した国防総省のカーター次官(調達担当)は、価格が跳ね上がった理由について「海兵隊用の垂直離着陸型が過重となり、これを改良する必要があった」と語る。

 F35は17日、メリーランド州の海軍基地で初めて上空で約1分30秒間停止することに成功。次回は上空で停止した状態からの着陸実験を行うが、ロシアは今年1月、第5世代戦闘機の「スホイT50」の初飛行を成功させており、こうした動きも米側の焦りにつながっている。

 国防総省は昨年、1機当たり約1億4000万ドルという高額の最新鋭戦闘機「F22Aラプター」の生産中止を決め、FX候補として第5世代のステルス戦闘機F22の獲得を目指してきた日本側を落胆させた。

 F35の共同開発でも日本は武器輸出3原則の縛りで参加できず、日本の安全保障は米国など開発・輸出国の都合に左右されてきたのが実態だ。

 「ユーロファイター」(英独他)など、F35と違って日本がライセンス生産できる戦闘機もあるが、いずれもステルス性のない第4世代で中国空軍が配備を急ぐ「J10」「SU27」と戦闘能力は互角程度とされる。また、「空自戦闘機は従来、米国仕様で、単に価格と性能だけで欧州の機体を導入するには違和感がある」(防衛省関係者)という。

 米軍の武器開発に詳しい米シンクタンク、ヘリテージ財団のイーグレン研究員は、「F22の開発を止めた今、頼みの綱はF35しかない。第5世代戦闘機の開発には長期間かかるため、F35の開発を止めたら米国の安全が著しく脅かされる」と指摘。「日本が共同開発に参加できれば価格低下にもつながるし、何よりも日本の安保上、大きな利点がある」としている。(ワシントン 佐々木類)


◆何かと話題のF-35について 2009年10月 9日 夢閑人倶楽部
http://himajin.cocolog-enshu.com/club/2009/10/f-35-ee6b.html

航空自衛隊のF-X選定が混迷を続けています。永らく主力のF-15とともに防空の任務に就いて来たF-4EJファントムが耐用年数を迎え、数年前からその後継機を選定していますが未だに方針が明らかにされません。空自の意向としては完成機の輸入であってもF-22ラプターを熱望していたとされますが、議会が輸出を禁止していたのと先月に生産の打ち切りが決定して導入することは不可能となりました。

その他の候補として現在開発中のF-35ライトニングUとユーロファイタータイフーンがあります。F-35はF-16他複数の機種の後継として国際共同開発されましたが、安価で高性能を目指したはずが、開発が難航して大幅に計画が遅れています。価格もウナギ昇りとなって各国の導入計画に狂いを生じています。また、共同開発機であることから我が国が希望するライセンス生産が認められるか、現時点でははっきりしません。もう一方のユーロファイターですが、ライセンス生産はOKで、価格もF-35より安価となっています。どちらも一定のステルス性を持っていますが、F-35のほうがステルス性が高くF-22に次ぐ性能と言われています。

空自は候補機の調査のために当該国に調査団を送って来ましたが、実際の運用についてどこまで考えているか大いに疑問です。空自はどうもステルスと言う言葉に弱いようで、F−22が駄目ならF-35をと考えているようですが、それで良いのでしょうか?四方を海に囲まれている我が国では陸地を離れた海の上で敵を迎え討つことになり、航続距離の長さが必須となりますが、国産のF-2の4000Kmに対してF-35は2200Kmしかありません。敵を迎え討っている最中にガス欠になってしまうようでは話になりません。また、F-35はミサイルや爆弾を機内に搭載する方式ですが、そのため我が国が運用している国産ミサイルは全く使用出来ません。搭載可能なミサイル数もF−2が中距離対空ミサイルを4発、短距離のミサイルを4発の計8発を搭載出来るのに対して、F−35は全部で4発しか搭載できません。

また価格にしてもF−2が約120億円で高すぎると言われて調達が打ち切られましたが、F-35は’08年現在で2500機で2760億ドルですから1機あたり約100億円となります。但しこれは米国防省が購入出来る値段なので、我が国が輸入する場合はその2倍程度になると言われています。F−2と比較して航続距離が半分しかなく、ミサイルも半分しか積めず、価格が2倍近いのがF−35なのです。

また、ステルスについてはレーダーホーミングミサイルの回避などで、あったほうが良いのは勿論ですが、現在ではFLIR(赤外線前方監視装置)の進歩もあり完全に機影を秘匿出来るとは考えられません。また、通常よりも長い波長のレーダーで捕捉可能であるとも言われています。F-35のステルスも前方重視のものであって側面方向はあまり考慮されていないとされていますし、国際共同開発で輸出が前提となると、米国がステルスの肝となる技術を気前良く使っているとは思えません。搭載するレーダーの探知能力もF-22の2/3程度と言われています。

先日我が国からの機体情報の照会に対して、ステルスを除く機体性能の情報料として10億円が必要との回答があったようですが、大金をはたいてまで我が国の国情に合わない機体の情報を入手する必要を感じません。F−Xは費用対効果を考え、F−2改良型を増産(共同開発国の米国の同意が必要ですが)するか、ユーロファイターをライセンス生産するのが取るべき道ではないかと思う次第です。

(私のコメント)
FX問題については「株式日記」でも何度か書いてきましたが、有力な候補機種であったF35の開発が遅れてコストが急上昇している。航空自衛隊のF4ファントムは錆だらけのポンコツ戦闘機であり、至急に後継の戦闘機の導入が求められている。大本命だったF22もアメリカでの生産の中止が決定して採用が不可能になり、次の候補だったF35もまだ開発段階では間に合わないだろう。

昨日のBSフジでFX問題をやっていましたが、元防衛庁長官や元航空幕僚長が出席していましたが、F22やF35が第五世代という事で過大に評価しているようだ。確かにステルス戦闘機はレーダーに探知されないと言うことで画期的なのですが、実用性から言ってどうなのだろうか? 現行のレーダーからは見えなくとも赤外線レーダーなどの進歩で無意味ななる可能性もある。

F15やF18の改良型でステルス性能を向上させることも可能なのだろうか? ステルス戦闘機はミサイルなどを機内に格納するからレーダー波を反射させないのですが、それだと積めるミサイルが限られてしまって、より改良されたミサイルが積めなくなる事もあるだろう。F22やF35は運動性能も向上していますが、それよりかは無人戦闘機の方が実用性はあると思う。

アメリカがF22の生産を中止したのは有人戦闘機の開発には費用ばかりが巨額になり実用性に疑問を持ったからだろう。現にアフガニスタンでは無人の戦闘機が大活躍してタリバンなどを爆撃している。たとえ打ち落とされても無人戦闘機だからパイロットの犠牲はない。だから「株式日記」では無人の戦闘機の開発を提唱している。

もちろん有人の戦闘機がいらないと言うわけではありませんが、パイロットも養成にも費用がかかり機体の開発にも費用がかかる有人戦闘機は無人戦闘機のサポート役になるだけだろう。だからF4ファントムの後継機種は汎用性のあるF2の改良型やF15やF18の改良型でも良く、ユーロファイターでもかまわないだろう。その浮いた分の費用を無人戦闘機の開発に向けたほうがいい。


◆無人戦闘機の時代にバカ高いF22を欲しがる航空自衛隊、アメリカが売らないのなら安いユーロファイターの国産化のほうが国策にかなう。 2009年7月30日 株式日記
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/33ad5a30a9fb8417b7562b5788af869b

(私のコメント)
FX問題は日本の国防では大きな問題なのですが、アメリカとの外交関係にも大きな影響を及ぼします。しかしアメリカが最新鋭のF22を日本に売らないと言うのですから日本はフリーハンドを得た事になる。ならばF22に次ぐ戦闘機であるユーロファイターを導入するのは当然の成り行きだ。

私自身もF22は総合的に見て失敗作だと思う。アメリカ軍自身もおそらく失敗作であり実用性に欠けていると見ているのではないかと思う。F22は非常にデリケートであり1時間飛んだだけで30時間の整備が必要だと言われています。さらには雨に弱くて雨に濡れるとステルス性も落ちるようだ。

だから私はF22の導入には反対であるし、これからは無人戦闘機の時代に入りつつあります。イラクやアフガニスタンの戦闘では無人偵察機が大活躍であり、テロリスト攻撃にも無人偵察機からのミサイル攻撃が有効なようだ。戦闘機に限らずこれからの兵器はロボット化された無人兵器の時代であり、日本の自衛隊も無人ロボット兵器に対応すべきだ。

自衛隊においても自衛官の募集は難しくなっており、海上自衛隊も航空自衛隊も兵器の無人化ロボット化で対応しないといけなくなるだろう。航空機にしても潜水艦にしても人間が乗り組むと制約が生まれますが、無人化すれば性能の向上において制約はなくなる。潜水艦にしても人間が乗り組めば食料などの制約で1ヶ月が作戦期間の限度ですが、無人潜水艦ならその制約はない。

戦闘機においても無人戦闘機ならドッグファイトでも強力な重力に耐えられるから無敵だし、ステルス性などにおいても制約が無くなる。さらにジェットパイロットを養成するには巨額な費用がかかりますが無人戦闘機ならその費用が要らない。万が一敵に攻撃されて撃墜されても戦死者が出ないのだから、これほどの利点はないだろう。

無人戦闘機は用途にもよりますが開発コストも一桁安く作ることが出来る。テストパイロットも必要ないし思い切った設計が可能だ。将来的には無人兵器が主力になり、人間は無人兵器には出来ない補佐的な役割を担うようになる。だから次期戦闘機にも多用途戦闘機が必要なのであり、F22では用途が限られる。

ユーロファイターは最初から多用途戦闘機として作られており、用途に応じて改造して使うことも可能だ。F22ではネジ一本いじくる事ができない。アメリカがF22を売らないと言うのもアメリカとしての親心なのかもしれない。無人ジェット機に使われるエンジンは当然異なってくるし日本がこれから開発するにしてもハンデは少ない。

イラクなどでは無人の戦車が開発されて実用化されている。有人の戦車だと兵員を守る為に分厚い装甲が必要であり、50トン以上もある巨大な戦車になってしまいましたが、無人戦車だと小型軽量で高い機動力が持てるようになる。だから空輸などにしても一度の多くの戦車を送り込む事が可能となる。


(本日の私のコメント)
イラクやアフガニスタンの戦闘を見ると、陸上でもリモコン操作のロボットが戦闘や爆発物処理などに大活躍ですが、空でも無人戦闘機が大活躍だ。例えば日本と北朝鮮が戦争状態になった場合、有人戦闘機や有人戦車を投入する事は非常なリスクを伴うだろう。戦死者が出れば新聞などのマスコミが騒ぎ立てるだろう。ところが無人戦闘機や無人戦車が破壊されても戦死者がゼロに出来る。

近未来の戦争がアフガニスタンで行なわれていますが、日本の新聞やテレビはこのような戦争をほとんど報道しません。今ある自衛隊の兵器はほとんどが実用性に欠けたものであり、開発している戦車も有人の戦車で実際には使いものにならないだろう。無人戦車なら軽量で飛行機にも沢山積めて北朝鮮上空でばら撒けば効果的だろう。輸送機も当然無人機だ。


◆アフガン:南部避難民「ゲーム感覚で人殺し」 米無人機空爆に憤り 2009 年 7 月 31 日 阿修羅
http://www.asyura2.com/09/warb0/msg/280.html

パキスタン部族地域で続く米軍の無人機によるミサイル攻撃が、
武装勢力タリバンが支配するアフガニスタン南部でも多発している。
無人機は今年に入って、従来の武装ヘリや戦闘機に代わって投入されるようになり、
多数の市民が空爆に巻き込まれているという。
攻撃で家族や家屋を失い、カブールに避難してきた人々は
「ゲーム感覚で人殺しが続いている」と憤った。

カブール郊外にある避難民キャンプ。
南部のヘルマンド州やカンダハル州などからの避難民約1万3000人が暮らす。

ヘルマンド州サンギン地区ミヤンルディ村から5月にたどり着いたヌール・モハマッドさん(28)は、
血を流して横たわる我が子2人の遺体写真をポケットから取り出した。

1月にタリバンが村にやってきて米軍の車列を銃撃。
数分後、「パイロット席のない小型機」が飛来し、ミサイル攻撃を開始した。
しかし、タリバンは村から逃げた後。
長男(5)と長女(4)は空爆で倒壊した家屋の下敷きになり、まもなく息を引き取った。

「米国はなぜ我が子を殺したのか。タリバンだと言うのか」
怒りを殺した静かな口調で問いかける。

爆撃で人口約7000人の村は壊滅状態となり、
モハマッドさんは家族6人を連れてカンダハル郊外に避難。
カンダハルも5月に戦闘が激化したため、カブール行きを決めた。

今年に入ってキャンプにたどり着いた避難民たちは、
米軍の攻撃が従来の有人機から無人機に代わったと口をそろえた。
トカゲの頭のような前部を持つ機体や金属音を響かせる特徴から、
パキスタンへの越境攻撃で使われている無人機と同タイプとみられる。
アフガン南部では今、頻繁に飛び回る姿が目撃されているという。

無人機は先端に取り付けられたカメラからの映像をもとに遠隔操作されている。
2月に無人機による空爆で母親を失ったという
サンギン地区の別の村から来たミルアジャンさん(35)は
「安全な場所にいる人間が、痛みも分からずに遊び感覚で人を殺しているのだろう」と語った。


 

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コメント
 
01. 2010年3月27日 18:15:01
本当の事を言えば、米国は冷戦が終わった時に有頂天にならずに、むしろ渋面を作る位なら良かったのに。
具体的には、軍産複合体を解体して作り直すべきだった!
馬鹿な無駄金を喰い続ける図体のデカイ「弱肉強食経済」の根源。
そうしてれば、F何型だろうが、もう少しまともな計画なり製品なり何なり、此処まで迷走する羽目に陥らずに済んだ。
挙句に、ベガス脇で電力を引いたトレーラーからゲーム感覚の人殺し!
HAARPで大気イオンを調整しながら地球半周の遠隔操作!
地元民からは、悪魔以外の何に見えると言うのか。

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