40. 2011年2月12日 07:36:52: BDOsTH2p02
H.A.A.R.P. ========== 『天使はこのHAARPを弾かない』の共著者 ニック・ベギーチ博士による解説 ::: テスラからスター・ウォーズへ ::: アメリカ軍は「HAARP計画は、テスラ/イーストランドの発明とは何の関係もない」と主張している。しかしHAARP建設を請け負っているAPTI社へのアメリカ政府文書を見れば、軍が虚偽の発表をしていることが分かる。確かに従来の施設であれば、それほどの実験結果を期待することはできない。しかし従来のものは全て準備ステップであり、それを踏まえた上で、1996年夏、アラスカで大規模アンテナが建設される予定である。アメリカ軍の方針では、1997年までに第二期建設を完成させたいとしている。第二期工事の認可は既に下りており、それは予算を待つばかりである。 アメリカ商業省、アメリカ・テレコミュニケーション、情報局、ラジオ波顧問委員会によれば、この重要な計画には危険が伴っている。もちろんHAARP計画では、そうした危険性は触れられていないが、高周波の電磁波により人間精神に影響が出ることはよく知られている。HAARP計画とは一体、何か? より巨大なアンテナを建設した後、政府はそれで何をするつもりなのか? 私はHAARP計画について、NEXUSマガジンで初めて知った。次に私が向かったのはアンカレッジ公共図書館だった。私はイーストランドの特許について調べ始めた。次第に私の背筋に寒気が走り始めた。なぜなら私が目にしている文書が、今世紀初頭のニコラ・テスラによる特許を基礎としたものだったからだ。次に私は、特許そのものを調査し、ニューヨークタイムズの二つの記事に出くわした。それはテスラに関する記事だった。その記事は極めて興味深く、テスラ技術がHAARP計画の基礎であることを窺わせる内容だった。 ::: テスラは予想していた :::
最初の記事はニューヨーク・タイムズ、1915年12月8日のものである。 「発明家ニコラ・テスラは、ある装置の重要部分について特許を申請した。その装置は素人の想像を超えたものである。かつて、神の怒りを買った人々は、罰として雷を受けた。それと同じことがテスラ装置によって可能となる。その装置は秒速300マイルで空間を移動する無人装置で、プロペラ・エンジン・翼といったようなものはなく、地球上どんな場所も破壊できる。もちろんそれは、操作者が破壊を目的とした場合である。 テスラ博士は言う。『この装置の詳細について詳しく話すべき時ではありません。しかし、この装置は平和に大きく役立つでしょう。もちろん戦争でも大きな役割を発揮するでしょう。しかし繰り返して言いますが、詳しく語るべき時ではありません。これは、送電線を使わずに電気を送る完璧な装置であり、離れた場所も破壊できます。私は既に送電線を使わない電気装置を作り上げており、私の著作の中で発表しています。これは特許番号1119732として最近認められました。 この装置を使えば、量にかかわらず、電気エネルギーをどんな場所へも送電できます。それは多目的に利用でき、戦争にも平和にも役立ちます。この装置を普及させれば、法と秩序を理想的に行き渡らせることができます。なぜなら正義・公正を実施するために必要なエネルギーが、いつでも取り出せるからです。もちろん、これはまだ実施に至っていません。しかし攻撃・防御の目的で、いつでも使用できます。この装置は何も破壊を目的としたものではありません。もし標的との間に距離があるなら、エネルギーのオン・オフだけで、軍移動と同じ効果を出すことができます。』」 二つ目の記事もニューヨーク・タイムズに出たものである。それは1940年9月22日の記事で、次のように始まる。 「ニコラ・テスラはまさに偉大な発明家で、7月10日、84回目の誕生日を迎えた。彼は今回、アメリカ政府に秘密の『通信兵器計画』を渡すつもりである。テスラ博士は言う。『この兵器を使えば、250マイル離れた飛行機のエンジンを溶かすことができます。それは全米に万里の長城を築くことです。この兵器は全く新しい物理法則に基づいており、それは誰も考えつかなかった方法です。私はこれまで遠距離送電に関する発明を行い、それに関する数多くの特許を取得しています。しかし今回の兵器はそれとも違うものです。 今回の兵器は、直径100万分の1センチートルの光線を使います。その光線を作り出すプラントはたった200万ドルで建設することができ、建設にも三か月ほどしか必要としません。この兵器には四つの発明が組み込まれており、その二つは既にテスト済みです。一つの発明は光線を作り出す方法・装置に関してです。その際、真空ではなく、大気中で光線を発生させねばなりません。二つ目は巨大電力を作り出す方法・装置に関してです。三つ目は電力増幅に関して、四つ目は兵器応用に関してです。 これはシステムを使った兵器です。光線発生ボルトは5000万ボルトに上ります。ボルトをこれほど巨大にしておけば、防衛用にマイクロ電気粒子を発生させることができます。私は長年この発明に取り組んできて、最近多くの改善を見ることができました。』」 この二つの記事に加え、もう一つ、テスラ自らが書いた記事が存在したのだが、私はそれを見つけることはできなかった。これらの記事を読めば、「テスラの言う『法と秩序』とは単に軍に都合の良いものではないか」という懸念が出て来る。最近でも、私たちは、軍が「平和利用」と称し人間破壊技術を開発しているのを目にしている。もしテスラ技術が実施されるなら、それは公然と、そして目的を明確にして実施されるべきである。なおかつ、それが人間の状況を改善する、安全で価値ある技術とはっきりしてからのみである。地球の電離層にHAARP計画のような強力な電磁波を送ることは、どう控えめに言っても有害である。私が最初にNEXUSでこのテーマを調べ始めた時から考えても、さらに多くの情報が出て来ている。 HAARP計画のさらなる情報について、私、及び他の人々が調査中である。そして明らかになったことについては将来発表していくつもりである。 ::: イーストランドがテスラ技術を応用した :::
バーナード・J・イーストランドは1987年8月11日、特許番号4686605を取得した。この特許はAPTI社によって採用され、三つの特許が連動している。しかし特許の一つは、海軍国家安全令によって六年間公表されなかった。この特許では、多くの話題が取り上げられており、テスラ技術を応用・改良したものである。概要は以下の通りである。 「過去数年間、エレクトロン層・電離層を理解・説明しようとする努力が行われてきた。こうした大気層を良き目的のために利用する試みも行われている。例えば1950−60年代、米ソ両国は多くの地域で核実験を行い、高度200キロメートル、あるいはそれ以上の大気にさまざまな粒子を作り出そうとした。 これにより、最先端の飛行機・ミサイルの航路システムを混乱・破壊できるようになった。電磁波を世界のさまざまな地域に放射し、周波数を変化させることによって、陸・海・空の通信手段を同時に破壊できる。地球には電磁波が交差する地点がある。そこに人工基地を建設することにより、通信手段を広範囲・大規模・短期間に破壊できる。 それ故、この発明は戦略地域の上空に大量のエネルギーを放射できる。なおかつ断続放射を行えば、エネルギー放射時間を伸ばすこともできる。これは、従来の方法よりさらに正確で改良された方法で、特に核装置の爆発には大きな威力を発揮する。 さらに電磁波周波数を変化させ、第三者の通信手段を妨害できる。その一方、自国の通信ネットワークは温存しておける。別な言い方をすれば、敵国通信手段を妨害しても、自国通信ネットワークは無傷でいられるのである。さらにこの通信ネットワークを完成すれば、他国情報を諜報目的で傍受できる。 この技術は今後も開発が期待される。上述のように、粒子操作によってミサイル・飛行機の方向を妨害し、混乱させ、破壊することができる。従来では考えられない大気上昇操作により、敵国ミサイルの進路を妨害し、爆発させる。一つ、あるいは複数の大気粒子をコントロールし、それをレンズ・焦点として使い、大気上空の風向きを変え、気象を変化させることも可能である。 大気粒子の変化により、環境を変化させることもできる。大気の粒子構成を変化させ、ある特定粒子を増加させる。例えば、オゾン・窒素を大気中で人工的に増加させる。あるいは二酸化炭素・一酸化炭素・酸化窒素といったさまざまな化学物質を操作することによって、環境を変化させることもできる。」 もちろんHAARP基地はこれら全てを実行できる規模ではない。しかしイーストランド博士が特許で述べている方法を実験できる規模ではある。もちろんアメリカ軍は、イーストランド博士との関係を否定している。しかしHAARP計画を熟読すれば、アメリカ軍発表が虚偽であるとが分かる。なおかつイーストランド博士は1988年のラジオ放送の中で、「アメリカ軍は国家安全保障令が解除される前に、いくつかの特許を既に実験していた」と述べている。 ::: 石油・防衛・エネルギー放射 :::
アメリカ空軍が1993年11月3日に行った記者会見によれば、HAARP計画を請け負ったのはAPTI社である。この会見では、HAARP計画はオーロラと電離層に関する計画とされた。「HAARP計画の第一目的は、低出力・高周波(2.8−10)のエネルギー放射装置を建設し、実験することである。」 APTI社はARCO社の子会社である。ARCO社はHAARP計画が提出された時、イーストランドの特許を保有していた。記録によれば、ARTI社はロサンゼルスに本社があり、ワシントンに25人の事務所を構えている。年間売上は500万ドルである。 アラスカには豊富な天然ガス・石油が埋蔵している。この天然ガス・石油の開発を一手に仕切っているのがARCO社である。アラスカの天然ガスは世界の他の地域と違い、石油と結び付いている。アラスカでは一日に160万バレルの石油生産が行われている。この石油と結び付いた天然ガスについて、120億ドルのパイプラインが建設中である。しかし、これは市場としてはまだ手が付けられていない。そのためARCO社は、この天然ガス市場を手中に収めようとしている。 しかし一体、なぜHAARP計画のような巨大計画を、子会社にすぎないAPTI社が請け負うことができたのだろうか。記録によれば、その理由は、同社とアメリカ軍との関係に存在するようである。HAARP計画はAPTI社の年間売上の五倍に当たる。このような子会社がHAARP計画を請け負うことのできた理由は唯一つ、同社がイーストランドの特許を保有していたからである。 ::: 最も多目的で有効な設備 ::: HAARP計画の権利は、APTI社からアメリカ・テキサス州ダラスのEシステム社に売却された。Eシステム社は年間売上170億ドルを誇り、従業員数も1万8000名、全米最大の軍事企業の一つである。海軍研究局とフィリップス実験所は1993年11月4日、次のような声明を発表した。 「HAARP計画は莫大な電磁波を上空電離層に放射する実験である。それは電離層を調べるために、近代科学を駆使して行う実験である。HAARP基地はアラスカに建設される。この計画の特徴は、空中の一定場所に高周波の電磁波を放射できる点にある。こうした大気実験は、HAARP計画ほど大規模ではないが、世界のあちこちで行われており、電離層調査に役立てられている。プエルトリコのアルベシオ、アラスカのフェアバンクス、ノルウェーのトロムソ、ロシアのモスクワ、ノブゴロド、アパティティ、ウクライナのカルコフ、タジクスタンのドゥシャンベである。しかし、これらはいずれもHAARPほどの規模を有していない。 HAARP計画によって、電離層の科学調査が進むだろう。それは電離層を調査し、刺激を与え、コントロールするためである。このコントロールによって、地上の通信手段や監視システムに影響を与えることができる。これにより科学的研究が進むだろう。 HAARP計画の開発により、アメリカ国防省はクルーズ・ミサイルや飛行物体の探知、そして潜水艦との交信の探知を行うことができる。もちろんHAARP計画を実行しているのはアメリカ空・海軍だが、HAARP計画は純粋に科学的であり、敵国に何ら脅威を与えず、軍事価値も持たない。 電磁波は周波数によって幅が異なる。HAARP基地は低電離層から、何十マイルも上空の高電離層へと影響を与える。 HAARP基地には、世界規模の電離層調査装置(IRI)が設置される。IRIはアンテナと放射装置から成り立っている。アンテナは1000−2000フィートの高さで、12−15本のアンテナ・マストがそれを支えている。水平方向でもアンテナが二つ交差している。アンテナ・マストの高さは72フィートである。アメリカ空・海軍はこの計画の契約をAPTI社と行った。」 次に掲げるのは、アメリカ空軍が1993年10月18日に出した「HAARP計画・最終環境報告」である。 「HAARP計画によって得られた調査結果は、電離層の研究、そして通信・監視システムへの応用のために使われる。HAARP計画は電離層を理解し、刺激し、コントロールする。このコントロールによって、地上の通信手段や監視システムに影響を与えることができる。さらにこの新しい技術によって、電離層を使った新しい防衛網が得られるだろう。アメリカ国防省が現在検討しているのは、海中の潜水艦との交信にHAARP基地を使うことである。こうした結果により、国防省の能力は遥かにアップするだろう。 これは世界でも最高の電離層研究装置である。設置場所はアラスカ・ガコナに予定され、緯度は61−65度の間である。この緯度はオーロラ研究には最適である。」 ::: "完全なグローバルなシールド" ::: HAARP計画の詳細については、アメリカ空・海軍が1990年2月に発表した文書からも窺える。それによれば、軍がこの計画をオーロラ研究と見なしていないことは明らかである。HAARP計画の唯一の目的は、ロシアを凌ぐ電離層開発基地を建設することである。HAARP基地はこのタイプのものとしては世界最大で、イーストランドの特許を実行するためには最適の緯度に建設されている。 HAARP法案は、1988年に上院にかけられ、その後、各大学に研究予算が下りた。最初は2500−3000ドルの予定であり、その詳細も未定であった。しかし予算は9000万−1億5000万ドルに膨れ上がった。しかしメディアがこの計画を報道するに及び、これは「馬鹿げた」計画であり、資金の無駄ではないかという声が上がった。しかしHAARP計画に対する予算はきちんと認められた。 「マイクロ・ウェーブ・ニュース」誌1994年5−6月号で、イーストランドは電磁波によってエレクトロンの動きを加速させ、「地球全体シールド」を開発する旨を述べた。彼は言う。「HAARP計画は、あらゆる意味でこのシールド開発の第一歩となるだろう。しかし、完全なシールドのためには、より強力な放射装置、より大きなアンテナが必要である。恐らく20平方キロメートルの基地が必要だろう。」 電磁波が人間精神に与える影響については昔から知られており、アメリカ空軍は1986年、この調査報告を行っている。武器としての電磁波使用は、ますます世間に公表されるようになった。アメリカ政府が現在、軍事・警察活動のために、電磁波の使用を検討していることは明らかである。実際、軍事研究家たちは、HAARP計画について、新しいスター・ウォーズ計画の一環と見なしている。これによって、現代世界における武器倫理が問い直されることにもなるだろう。 イーストランド博士はアメリカ軍・HAARP計画を概観した後、次のように述べている。「HAARP計画は私の特許を実現させる第一歩です。この計画は軍事応用だけでなく、科学的にも興味深いものです。例えば、北極・南極上空のオゾン・ホールにオゾンを注入する実験を、HAARP計画で行うことができます。」 ソ連では既に大気実験は行われてきた。しかしそうした実験は、ソ連上空のオゾン破壊防止にこれまで貢献してきただろうか? むしろそうした実験は、国際メディアが最近発表しているように、ソ連の秘密兵器システムの一部ではなかっただろうか?
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