http://www3.nhk.or.jp/news/k10015688751000.html#

アメリカが台湾への武器売却を決定したことに抗議して、中国がアメリカとの軍事交流の一時停止などを発表するなか、アメリカ海軍の原子力空母「ニミッツ」が、中国政府の許可を受けて１７日、香港に寄港しました。

寄港したのは、アメリカ海軍の原子力空母「ニミッツ」など、あわせて５隻の艦船で、１７日昼ごろ香港に到着しました。アメリカ海軍によりますと、香港への寄港は乗組員およそ５０００人の休暇のためで、１７日から２１日まで停泊する予定だということです。寄港にあたって、ニミッツのミラー司令官は報道陣に対し、「通常どおり中国外務省から許可が得られ、寄港することができうれしく思う」とコメントしました。

中国政府は、アメリカのオバマ政権が先月末に台湾への武器売却を決定したことに対し、内政干渉だと非難してアメリカとの軍事交流の一時停止などの報復措置を取ると発表していました。さらに、オバマ大統領が１８日にワシントンでチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ１４世と会談することにも強く反発しており、ニミッツの寄港に対しては、中国側が拒否するのではないかという見方もありました。

今回、中国側が香港への寄港を認めた背景には、アメリカ側を厳しく非難しながらも、米中関係が極度に悪化する事態は避けたいという考えがあるものとみられています。 　

コメント
01. 2010年2月18日 13:49:20 中間選挙前の『露払い』に利用されたくもないってことなのだろうね。 よくよく考えれば台湾でちょろちょろされるより 香港に寄航してもらった方が中国にとって都合が良いと思うよ。

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