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投稿者 アミ 日時 2011 年 3 月 20 日 11:51:55: ySEkXoM01ZpK6
 

葉千栄「広瀬さん、この植物のね。食品の放射線の基準値をこれから決めていくんですが、まあ、実施する時期はまだ決まっていませんが、??どう評価しますか?。
広瀬隆「いや私はまずその話は被曝の問題なので、次にちょっとお話ししたいのですが、まず先に今の原子炉がどういう状況になっているかをみなさんと一緒に考えてみたいとおもいます。」
葉千栄「そうですね。まず今日とくにね、今日、午前中に行われた空中の放水。そのあと地上からの放水。このようなことが、明日もたぶん行われると思いますが、まだ可能性つまり、この状況から脱出させる可能性、手段として有効であるかどうか?さてそれではだめだった場合、どのような、手段が必要なのか。CMの後に、そこからお願いいたします。」
CM
葉千栄「広瀬さん、今日は、多くの国民はテレビを通じて、この空中からの放水と、地上からの噴水いろいろ見ましたけれども、この手段は、効果ありますか?」
広瀬隆「私はないと思います。というのは、ちょっとそれ見せてもらえますか?あのーこれがみなさんもテレビでご覧になっていると思いますが原子炉の崩壊熱といって、これは電気出力でいわゆる100万kWの原発の場合です。こうやってグラフはずっと下がってきているんです。これは対数グラフなのでわかりにくいんですけれども、たとえば1日たっても1万kWあるんですよね。1万kWといってもそれだけで発電所できるくらいの巨大な熱量で、これがどんなに低くなっていっても、これは半永久的に出るんです。ですから、水で冷やすということは、それを循環して、そして、こちらでいいますとね。要するに、熱をうばっていかないと意味ないんですよ。水をかけたって、意味ないんですよ。」
前田真理「限度があるということですね。」
広瀬隆「だから、何が大事かっていうと、たったひとつ電源だけなんですよ。電源が回復しないところへ、いくら水をかけたって、それは焼石に水なんで」
葉千栄「電源回復させる理由は、つまり、水を循環させるシステムを作動させるためです。」
広瀬隆「そうです。あの要するに、この事故は、どこから始まったかというと、津波でオイルタンクやなんかが流れて、それから発電機がみんな水をかぶった。そこにあったんですよ。だからそこを直さない限り、この事故はどこも、収束できないんです。原理的にいうと。」
葉千栄「それで午前中になってようやく東北電力から1本の高圧線を現場へ引いて、これからやろうということですが。」
広瀬隆「それで私、少し希望を持ったんです。けれど、ただね、悲観的になるのは、今ね、さきほどの、この図のような、これはもう皆さん何度もご覧になっていると思うんですが、こんなんじゃないんですよ。例えばね、これはポンチ絵であってね、皆さんがテレビで見てきたのは、これはたとえば原子炉の今のお釜の下なんです。これが格納容器のお尻なんです。これ見てください。これずっと制御棒とか配線とか配管が山のようにあるんですよ。だから皆さんがテレビで説明、私に言わせると似非学者達がね、テレビで出てきて簡単に言ってますが、あの人たちは何も知らないんですよ。大学教授たちは技術者だけが知っているんです。これは、これがここへ水ぶっこんできた。わけでしょ。それから配管で言いますとね。この全体は、こんなように、もうめまぐるしい配管が山のように走っているんです。これも、ひとつのタイプであって我々にはわからないぐらい、その複雑なめちゃくちゃに複雑な構造をもってるんです。だから、そこへ、いままでこうやって、もう11日、今日何日、もう1週間になろうとしてますね。その間に水をぶっかけたり、なんかやって来たわけで、しかもそれは、塩水でしょ。だから、お釜に塩水を入れて高熱にしたらどうなると思います?塩ができちゃうでしょう。それがこういうところへみんなね。これみんなバルブやなんかなんですよ。塩があったらそういうとこへ入って固着しちゃうでしょ。動かないでしょ。そういうことがあらゆるところで起こってるんですよ。だから、簡単に考えちゃいけないんで、ただ電源をつないだからね。これから水がぐるぐる回る。というふうには私には思えないです。普通のエンジニアの人だったら、たぶん分かると思うんですけれど、想像すれば、とてつもない、めちゃくちゃな状態になってるところへね。今、そのヘリコプターで水を撒いたりするとかね。何かそういうことを本当にやって、あの人たちが、見通しがあるんならいいんですけど。私には少なくとも、わからないですね。
葉千栄「少なくとも3号機と4号機の2つの使用済み燃料のプールの水をいっぱいにすれば、1300トンの水が必要ですね。現在、午前中30トンで、後は、自衛隊の車5台でまた30トンぐらい放水しますけれども、このようなこと。まず、足りない、あと常にずっとやらなくちゃいけない。従ってこの放水は、実は現状を変えることはできません。」
広瀬隆「そう。原理的にいうとできないんです。熱をぐっと非常に健全な状態でも、ぎりぎりでいつも常にコントロールできて、完璧にコントロールできて、安全が保たれるわけですから、今たぶん内部めちゃくちゃで私なんか心配しているのは、運転員の方がね。今、50人ぐらいですか、残っているあの人たちには、本当に涙が出るくらいに思いますけれど、まあ、たぶんね被曝量、大変な被ばくをして、もうたぶん死ぬだろうということを覚悟して、あすこにいらっしゃるわけですけれど、あの人たちがだいたいもつのかどうか肉体もね今たぶんそんなところに来てると思うんです。だから、テレビ解説しているあの学者達ね。お前たちそんなことをいうんなら、その現地へ行ってやれと、私は言いたいんですよ。本当にね。ああいうでたらめばっかりいってね。そのただ安心させようとか。パニックを抑えようとか。今日本人は本当は正しいパニックを起こさなきゃいけないんです。これはもう本当に危ないところに来ているんですから、もし私が今総理大臣だったら、もうここまで来たら、私は、ソ連のチェルノブイリのあの原子炉の爆発でソ連がやったように、最終的に石棺といって、セメントで固めるしかないんじゃないかなということを、ふっと思うと、もうセメント会社にですね。日本中全部動員して、空からまくような、体制をもう指令した方がよいと思うのですね。それは最悪のことを想定してやっていかないと、何故かというと福島には、第1原発、第2原発、6基と4基があって10基あるんです。1基の原子炉が最後に最悪の事態になったら、もちろんそこにいる人、職員も職員の方はもう全部いられませんよね。いられないか退避するか、もう本当に倒れてしまうか。どっちかしかないわけでしょ。そうすると1基がいくということはその他にある福島第一でしたら、他の5基も、もう時間の問題なんです。さっきのグラフの熱をとれないサイクルに入りますからどういう順序でいくかわかんないけれど、少なくとも、6基全部だめになるんです。そうしたら福島第二もおそらく、あの距離でいうとダメになるでしょう。そこにも職員いられないんじゃないかと私はちょっと想像するんですよね。だからそういうことを、あのこれは最悪のことを今、話しているようですけど、確率としてはですねーそんなに低い確率じゃあないんですよ。全世界が見ているのはそうなんです。日本だけ隠しているだけであって、実際には、おわかりと思いますけど、結局、その6基のうちの4基が今もう全部危機に来てるんですよ。だからそのうちの1基がたとえば、水がうまく、電気が動いて、うまくいっても、他の3基もいくかもしれないでしょう?その4基とも全部危機に来ていますから、4基とも100%うまくいくっていうのは、私はね。ちょっとどうしてもいいたくないんですけれど、考えると悲観的になっちゃうんですよ。だからそうしたら、もうともかく、日本の国民の全員を救うためには、放出される放射能を最小限にするようなことをなんとか考えておくべきだと、もう水を撒くというような、その、焼け石に水の、ね。そういうことやるんではなくて、そのことをかんがえるべきじゃないですか?何故そんなこというかというと、原子炉が例えば6基一緒にいくということは、今申し上げたようにありうることです。非常に高い確率で今もうここまで来るとありうることですから、みなさん台風の通過速度をご存知と思いますけど、だいたい一週間で、通り過ぎますね。要するに、風速2メートルの普通のそよ風で考えると5日で、5日間で、日本中全部を、放射能に包まれるんです。それは20km、30km、100kmの話ではないんです。もちろん東京も大阪も、それぐらいの、速いスピードで、放射能の雲が包むわけです。ただ、それは、天候次第でどういう汚染分布になるかはわからない。風向きが、ほとんど太平洋に向かってね。風が吹いてくれればいいですけど、そうではなく、たとえば、15日おととい、ですか、ザーッとこっちへね、東京へね。向かいましたでしょう。あのように、なるわけです。それはわかんないんですよ。それと雨が降るか、雪が降るか、それが降り積もると、全部、それ汚染してきます。つまり、最後は、日本人が求めるのは食べ物ですから、水ですから、その水と野菜が汚染されたら、私たちはどうしようもないわけでしょ。」
前田真理「魚にも影響ありますね。」
広瀬隆「そうです。逃げようがないんですよ。だからその量を最低限に抑えることを、今から少なくとも、これが間違っていればいいんですよ。私が言っていることが、」
葉千栄「一刻も早く、この放射線レベルの高いガスが出ないように封じることですね。水かけても意味ないという。」
広瀬隆「意味ないとは言わないんです。私にはわからないですけれど。たぶん映像を見ている限りでは、私はほとんど意味ないと思いますね。」
葉千栄「今振り返ってみると、初期段階のとった行動、手段、問題点としては、やはり一番最初は、この今日これからやろうとする、高圧線を敷地の中に引くということは、真っ先にやるべきだった。」
広瀬隆「そうです。」
葉千栄「これが、やらなかった。」
広瀬隆「要するにね。私がくやしいと思うのは、これは電源の、要するに、電源が無くなって、始まった事故ですから、電源回復だけなんですよ。最初から、だから、私がくやしいと思うのは、この福島第一、福島の原子炉を作ってきたのは日立と東芝なんですから、その技術者たちを、結集するしかないんです。東京電力というのは運転員だから知らないんですよ。保安院なんては、もう、私に言わせれば、馬鹿集団で、何にも知らないんです。だから、その人たちと、政治家はもっとひどいですから、その無知な人間たちが、議論しててもだめなんで、これは日立と東芝の技術者、まあ、できればですけれど、この福島は、特に古い原子炉なので。もう我々の世代なんです。私は68ですけれど、要するにそれより、もっと上の人たちが皆設計してきたんです。ということはその人たちは現場にも、とっくにいませんから。どうなんでしょうかね。ただ、少なくとも、この原子炉どうしたらいいか、ということを考えられる人はなん人かいるんです。私の知っている人でも、??まの田中光彦さんのような優れた人がいて、危ないと言っている人が前からいるんです。そういう人たちの知恵をね、今集めるしかないんです。官邸でどんな議論したってだめなんですよ。」
前田真理「確かに今日、院内集会でその東芝の設計者の方が来られて」
葉千栄「院内集会はどこの院?」
前田真理「参議院の中で院内集会があって、たくさんの議員が来ていたので、そういったところで後藤さんが説明されたんですけど、議員も動くべきということですよね。」
広瀬隆「そう。」
前田真理「今官邸の中で、菅さんの対応は、もう違っていたと思います。」
広瀬隆「ド素人です。私に言わせると悪いけど、もちろん政治家なんて、わかるわけもないんです。けれどね、だけど少なくとも、スリーマイル島の事故が起こったときの、あのときのアメリカのジミーカーターの行動とみて、比較しても、ひどいです。日本の方がひどいです。なってないですよ。枝野なんてのは、傲慢な態度でね。大丈夫、大丈夫とね。万が一だなんていっててね、こうなったでしょ。こんなことは最初っから予想できたことです。少なくとも、私のような門外漢でもわかったんですから、どうやったら電源回復するか、そこだけにあるのにね、ここまでもってきたら責任は重大ですね。」


2/3

葉千栄「あとは、一連のお話しの中で、非常にレベルの低いミスの連続、たとえば、おととい、このポンプの中に、油を入れなければならないのに、それを忘れてしまって、結局ポンプが止まっちゃって、冷却水の注入ができなくなって。あと、昨日は、福島第一発電所と東京電力本社との通信専用回線をまちがって切ってしまっている。8時間、現場のデータをファイルで送ることができなくなって、衛星電話を使って口頭で伝えた。これは今日現在世界中のメディアがそれを報道しているんです。」
広瀬隆「ああそうですか、私知らなかったですけど。」
葉千栄「こういうことを見てて、とても日本らしくないとみんな言っているんです。」
広瀬隆「私はね、本当言うと、さっきいったように電力会社には、これ、事故の対処能力はないんです。メーカーの技術者しかないんで。」
葉千栄「それを作った方」
広瀬隆「そう。それとね。少なくともまあ日本は、電機メーカーいわゆる家電を含めてね、そういう意味でいうとあの、発電機の製造なんてのは、世界一の技術を持っているんですよ。なぜね。その最初にその発電機を運ぶとか、いろんなこと対策をね、とらなかったのか、それができなかったのか?その技術者付きでですよ。機械だけもってってもだめなんですよ。配電盤やなんかのこと全部わかる人でないと。だからそれがね。何故できなかったのか、ということが、そもそもこの日本の全、すべての原発の結果を証明してます。」
葉千栄「あと今毎日ですね。各地方自治体が放射線測定してますよね。発表された数字を、見ている限り、まあ0.08たとえば、東京都、基本的に従来と比べたら20倍とか、15倍とか、上がってるとは言っているけれども、まだまだ健康に被害はない。で、私はずっと民放テレビ各社見てるけれども最初は数字が出た時には大体、胃のレントゲンと比較する。さらに上がったら今度CTと比較する。基本的にみんな大丈夫だと思っているのですが。実際はどうですか?」
広瀬隆「ですからね。これはもう、だいぶ前になるから、その方がかえっていいと思うんですけど、これ14日ね、15日、おとといですよ。福島第一原発周辺で400ミリシーベルト毎時、1時間ですよ。これで枝野が始めて、健康に影響があると言いましたけれど、意味が全部伝わってないです。それは、私はすべての報道機関が悪いと思うのですけれど、この要するに、人間の一般の生活を私たちが受けているのは、宇宙からも放射線を受けますよ。とかいろんなくだらないこといってますけれど。あれは1ミリシーベルトパー年なんです。1年間に365日があって1日24時間あるでしょ。365かける24、皆さん電卓もっていたら計算してください。8760です。1年間の時間数は。それを掛けるんです。この時間、この時ですから、ね。ということは通常の350万倍ですよ。なんで大丈夫ですか?350万倍ですよ。これを報道した報道機関がありましたか?言ってないでしょ。これを、しかもですね。かれらは、一瞬受けるCTスキャンとかね。そういうことと比較してますけどね。けれど、そんな問題じゃないんですよ。放射性物質が出ているから放射線が出ているんです。だからそれを、体の中に取り込む、いわゆる体内被曝が怖いんです。あすこへ出ている御用学者たちは何言ってますか。こっから遠くへ行くと距離の2乗に反比例してますから、逆を私は言いたい。体内被曝というのは放射性物質が体に入ることです。どうなりますか?これでいきますと、ここに放射性物質があって、1メートルのところにあって、私が吸い込んで体の中にペタっとくっついたら、ミクロン単位になるんです。それは1メートルは1000ミリでしょ。1ミクロンというのは1000分の1ミリでしょ。1000かける1000の2乗になるんです。距離の2乗に反比例するってことは、そういうことです。だから、1兆倍になるんです。被曝量は、だから一粒小さなものを吸い込んだって、怖いんです。」
葉千栄「つまり、CTやレントゲンと比較してはいけない。あれは単なる放射線、その放射線のほこりがあるんです。」
広瀬隆「放射性物質なんです。」
葉千栄「放射性物質を吸ってしまう。」
広瀬隆「そうです。」
葉千栄「放射性物質が体に入る可能性がある。
広瀬隆「体に入るものはね。要するに、どこに何が入るかっていうことが、わかっているんです。で、やはり、怖いのはね。女性の特に妊娠されてる方とか幼い子供たちこういう山のような。今報道されているのは」5:37

葉千栄「吸ってしまう。体に入ってしまう可能性がある。」
広瀬隆「体に入るものはね。ようするにどこに何がはいるか。ということはわかってるんです。怖いのはね。女性ですよ。女性の特に妊娠されてる方、とかそれから、幼い子供たち、こういう山のような、今報道されているのは、セシウムとヨウ素ちらっと報道されましたけど、それは一部であって、きちんとした検出器で測っているわけではないんです。あの、線量を測っているだけなんです。あれはモニタリングといって、数値であって、あれは空間線量を測っている。機械は何も食べないんですよ。」
葉千栄「ああなるほど」
広瀬隆「そうでしょ。」
葉千栄「放射線物質の量ではなく、」
広瀬隆「関係ないんです。そんなことで単純にね、私が原子力に反対する活動をやるきっかけになったのは、医療関係の仕事をしていて外国の文献でそういうことをきちっと書いてある。書いてあって気が付いた。1970年代。そのことで日本の医師たちがちっともそのことについて言葉を濁してね。」
葉千栄「つまり2つのケースがある。まったくひとつは遠いところからある放射線物質が放出した光を受けて危ないこと。もう一つは物質そのものがこちらに来ているということ。これが実際違う。」
広瀬隆「全然違う現象なんですよ。いろんなことをいうと。それは、福島の原子炉からここまでね。このスタジオまで放射線が飛んでますか?といわれたら、そりゃあないですよ。ないんです。」
葉千栄「だけど放射線物質は」
広瀬隆「飛んできているんですよ。あれだけ大変な状態ですから、炉心溶融が始まったら燃料棒の中にある。まずヨウ素なんてのはすぐガスになりますから、上が抜けちゃってますからどんどん隙間があって出て行って、出てるはずなんです。」
葉千栄「これを測定する。あるいは発表する。方法はないんですか?放射線物質の量。」
広瀬隆「新聞記者の方から聞いたところによると、今この東京電力はこのモニタリングもできない状態らしい。ただときどき行って測ってる。その数値をあの枝野がぱっとしゃべってるだけなんですよ。だから定常的に測ってないんです。コンスタントにずっと見て行かなきゃいけないでしょ。それも何が出て、どれだけ出てるかを、かなり高度な分析器を持っていないとできないんです。そんなものはそのモニタリングポストじゃなにもできないんです。空間線量を測ったって駄目なんです。たまに行ってね、車で、モニタリングカーが行ってちょっと測って、高かった低かったとかね、そういう話じゃない。今何が出ていますか、ってことなんですよ。どこに飛んでってますか?そういうことは今の体制ではおそらく今現在できないですね。」
葉千栄「この物質が入って来てここまで飛んできてあるいは日本全国のいろんなところまで飛んで行って、体内被曝という現実に起こす可能性がある。だけど、別のものを今、別の形で測っている。」
広瀬隆「そう。一例二葉厚生病院てここが原発なんですよ、二葉厚生病院でここで丁度ヘリコプターで避難しようとする方たちが、お子さんいらっしゃいました。被曝したって言ってびっくりして距離を測ってみると3.4kmだった。地図で見ると、それで、丁度そのとき、広川隆一さんがねフォトジャーナリストの広川隆一さんが電話かけてきてから、そのもうここで、おい大変だぞと、あの1000マイクロシーベルトのね。つまり、1ミリシーベルトのカウンターが振り切れちゃった。ここでですよ。それは、原発の話じゃないんです。ここでの話なんです。ここで針が振り切れてんですから。ということはその、放射性物質間違いなくいっているんですよ。だから福島県内の人は大変な状態なんです。もう住民はあの、パニックだと言っていますけど、パニックですよそれは。当たり前です。その中でも私が一番心配なのは、この写真なんです。写真見た時ドキッとした。これどこでとったと思います。これニューヨークタイムズで見たんですよ。子供がね。被曝している子供たちを、」
葉千栄「放射線量を測っているんですね。」
広瀬隆「私はね。これ日本の新聞に全部出せと思ったんです。けど、なんでニューヨークタイムズでこの写真を見なきゃいけないのかと思って悲しかった。悲しくなりましたよ。」
葉千栄「今回の各メディアの報道についてどう思いますか?」
広瀬隆「一番批判したいのはNHKの科学文化部の 何とかという が今朝も言ってました。
要するに先ほども、葉さんがおっしゃったかな。要するに、直ちに健康に影響は出ない。ただちってどういうことなのか。何故みんなしませんかって。1か月後ですか。1年後ですか?冗談じゃないですよ。ガンなんていうのは、何年経ったって出る可能性があるわけでしょ。体内に入って。わかんないでしょ。それは人によってみんな違うわけです。特に危ないのは子供たち、幼い子供なんです。私も今孫がいますけど。とうとう私の孫の高校生が外国行くと。言い出しましたよ。だって、俺黙って死ぬのはいやだから。って言ってます。だってただしいでしょう。だけど今そういう状況なんですよ。本当に。事実を知ったらね。だから、その、軽々しく言って欲しくないんですよ。大丈夫であるとか、ということを言っちゃいけないんです。この段階では、危険であるからと。少なくとも、こんな事故が起こって。
アメリカでも、ドイツでも、もしこんな事故が起こったら、こんな表現は、こんなマスコミはないですよ。絶対しないですよ。危険だから逃げなさいというようなことをきちっといいますよ。日本はね、テレビつけても何も起こってないような。じゃないですか?」
葉千栄「テレビをね。チャンネルを回して一番見たいのは、今日現在、一日に2回測定しているんですが、あの方法は意味はないとおっしゃったんですが、けれども、せめてそれをね、テレビでずーっと流してほしいんです。」
広瀬隆「ですね。」
葉千栄「各地域の放射線の濃度、現在どのくらい。この停電の話より、第何グループより、はるかに、こっちのほう流してほしい。」
広瀬隆「そうですよ。」
葉千栄「なぜ流さない。」
広瀬隆「で、その、私もしたのは、おとといの、東京に汚染したっていうのが、ドイツ人が解析した動画がインターネット調べててたらでてきて、ガクッとしました。何故かっていうとドイツ人はもう解析しているんですよ。その太平洋側に最初グーッと流れている。それが風向きが変わってずーっと東京方向へ降りてくる動画を作っている。全部作っているんですよ。それを見せるべきでしょ。日本人全部に。そんなことはできるはずでしょ。できる人がいるはずでしょ。そう思いません。これだけ、CGだなんだって言ってね。いろんなことをやっている大学教授たちがなんにもしていないんじゃないですか?我々に教えてほしいんですよ今、そうやって、」
葉千栄「このような真実、あるいは、今おっしゃるようなこと、テレビで報道するとパニックが起きるという。これまた新たな2次被害という。なる。例えば、東京の0.08という数字見てこれまったく安全である。ていう話も出てるけれども、」
広瀬隆「いや、あの、だから、さっきから言っているように、その数値っていうのは、空間線量率なんです。放射性物質であってね。少なくとも、私が今言っているような、放射性物質を検出できる人間はいるんです。例えばと東京だっているんです。というのは、原子力関係の機関があっちこっち在りますから、その人たちがあっちこっちでね。東海村やたくさんいますし、そういう人たちが自分たちの持っている計器をフルに活用して、大体想定できるようなとこ、ずっと回るべきじゃないですよ。そう思いません。」
葉千栄「できるだけ早く、」
広瀬隆「それで、これぐらいの、今汚染が起こりうる可能性があるというなら、そういうことをね、言ってから、何かその安全論とか、危険論とかを論じてほしいんですよ。何もその、資料もなしに、直ちに健康に影響の出るものではないなんてね。NHKがまあ、たびたびやってるでしょ。いいかげんいしろって。本当に許しがたい。ここまできたら私は、あの人間たちは、平気な顔してやっていますけど犯罪者ですよ。子供たちに対して。そう思いません。」
前田真理「いろんなテレビ局でもやってますけども、怖いのはこの地震だけではなく、また震度6以上の地震が起こるかもしれない。発言もされていますよね。そういった地震の影響というのはどのようにごらんになっていますか?今後どうなるか?と」
広瀬隆「皆さんはもうこれで、仮にね、セシウムとヨウ素ね。ちらっと報道されましたけど。それは一部であって、きちんとした検出器で測っているわけじゃないんです。あのー線量を測っているだけなんです。あれはモニタリングといって数値であって、あれは空間線量を測っているだけ。機械は何も食べないんですよ。」
葉千栄「ああなるほど」
広瀬隆「そうでしょう。」
葉千栄「放射線物質の量ではなく。」
広瀬隆「じゃないんです。関係ないんです。そんなことで単純にね。その、私が原子力に反対する活動をやるきっかけになったのは、医療関係の仕事をしていて外国の文献でそういうことをきちっと書いてあって気が付いたんです。1970年代にそのことで日本の医師たちがちっともそのことについて、言葉をにごしてね。」6:30
葉千栄「つまり2つのケースが、まったく別、一つは遠いところから、ある放射線物質が放出した光を受けて被害ということ。ね。もうひとつは物質そのものがこちらにきているということ。」6:44
広瀬隆「そうなんです。」
葉千栄「これが、実際違う。」
広瀬隆「全然違う現象なんです。そんなことをいうと。それは福島の原子炉からここまでね。このスタジオまでどこまで放射線が飛んでますかっていわれたら、そりゃあないですよ。ないんです。」7:00
葉千栄「だけど放射線物質は遠くへ飛ぶ。」
広瀬隆「それは空を飛んできてるんですよ。今、あれだけ大変な状態ですから、炉心溶融が始まったら燃料棒の中にある、まず、ヨウ素なんてのはすぐにガスになりますから、上が抜けちゃってますから、どんどんどんどん、隙間があって出てるはずなんです。7:16
葉千栄「これを測定する、あるいは、発表する、方法はないんですか?それとも放射線物質の量。」7:18
広瀬隆「さる、新聞記者の方から聞いたところによると、今東京電力はこのモニタリングも出来ない状態らしいんです。ただ、ときどき行って測ってるその数値を、あの、枝野がぱっと、しゃべってるだけなんですよ。だから、定常的に測ってないんです。コンスタントにずっと見てかないといけないでしょ。それも、何が出てどれだけ出てるかを、あのかなり高度な分析器を持ってないとできないんです。そんなものは、そのモニタリングポストじゃ、なんにも出来ないんです。空間線量測ったってだめなんです。たまに行ってね、車で、モニタリングカーで行ってちょっと測って、高かった低かったとかね、そういう話じゃない。今何が出ていますかってことなんです。どこに飛んでってますかってこと。
そういうことは、今の体制では、おそらく今現在できないですね。」8:18
葉千栄「この物質が入ってきて、ここまで飛んできて、あるいは、日本全国のいろいろなところまで飛んで行って体内被曝という現象起こす可能性がある。」
広瀬隆「あるんです。」
葉千栄「だけど、別のものを今、別の形で測っている。」8:31
広瀬隆「そう、あのね、一例だしますと、双葉厚生病院て、ここが原発なんですよ。ここがね。で、双葉厚生病院で、ここで、あのー、ちょうどヘリコプターで避難しようとする方たちが。」
前田真理「屋上にいらっしゃいましたね。」
広瀬隆「そう。あの被ばくしたっていうんで、びっくりして、距離を測ってみたら、3.4kmだったんですよ。地図で見ると。それで、ちょうどそのとき、広河隆一さんがね、フォトジャーナリストの広河隆一さんが、電話かけてきてくれて、もうここで、おい大変だぞと。あの、1000マイクロシーベルトつまり、1ミリシーベルトのカウンターが振り切れちゃったって言うんですよ。ここでですよ。それは原発の話じゃないんです。枝野が言っているのは原発のここでの話なんですけれど、ここで(※双葉厚生病院)針が振り切れてんですから、ということはその放射性物質がまちがいなく行っているんですよ。今だから福島県内の人は大変な状態なんです。もう住民はパニックだと言っていますけれど、パニックですよ。それはあたりまえです。その中でも私が一番心配なのはね。この写真なんです。 9:43 
この写真見たときドキッとした。これどこでとったと思います?これニューヨークタイムズで見たんですよ。私は、子供がね。被曝している子供たちを。」
葉千栄「放射線量を測っているんですね、機械で」
広瀬隆「私はね。これ日本の新聞に全部出せと思ったんですけれど、なんでニューヨークタイムズで、この写真を見なきゃいけないのかと、悲しくなりましたよ。」
葉千栄「今回のメディアの、各メディアの報道についてどう思いますか?」
広瀬隆「ですから、一番批判したいのはNHKの科学文化部の某なんとかという人間がね、今朝も言ってました。要するに先ほども、葉さんがおっしゃったかな。直ちに健康に影響はでない。直ちってどういうことなのかって、何故みんな追及しませんかって。一か月後ですか?一年後ですか?冗談じゃないんですよ。ガンなんていうのは、何年たったって、出る可能性はあるわけでしょ。体内に入って、わかんないでしょ。それは人によってみんなちがうわけです。で、特に危ないのは、子供たち、幼い子供なんです。私にも今、孫がいますけど。とうとう私の孫の、高校生が、外国行くと言い出しましたよ。だって、俺黙って死ぬのいやだからって言ってます。正しいでしょう。だけど、今そういう状況なんですよ。本当に、事実を知ったらね、1108
だから、その、軽々しく言って欲しくないんですよ。その、大丈夫であるとか、そういうこと言っちゃいけないんです。今の段階では、危険であるからと、少なくとも、こんな事故が起こって、アメリカでもドイツでも、もしこんな事故が起こったら、こんな表現は、こんなマスコミはないですよ。1126
絶対しないですよ。危険だから逃げなさいというようなこと、きちっとやりますよ。日本はね。テレビつけても何も起こっていないようじゃないですか。信じられないの。」1141
葉千栄「テレビをね。各チャンネル回したら、実際、一番見たいのは、今日現在一日に2回、測定しているんですが、あの方法は意味はないとおっしゃっているけれども、せめてそれをね、テレビでずーっと流して欲しいんです。
広瀬隆「そうですね。」
葉千栄「各地域の放射線の濃度、実際現在どのぐらい、この停電の話より、第何グループより、はるかに、そっちの方、流して欲しい。何故流さない。」1203
広瀬隆「そうですよ。で、その、私もびっくりしたのは、おとといの、東京にね、汚染したっていうのが、ドイツ人が解析した動画がね。インターネット調べたら出てきて、ガクッとしました。何故かって、ドイツ人はもう、解析しているんですよ。1221

太平洋側に最初ずーっと流れてるんですね。それが風向きが変わってずーっと、東京方向にね、こう降りてくる動画全部作っているんですよ。それを見せるべきでしょ。日本人全部に、そんなことはできるはずでしょ。できる人がいるはずでしょ。そう思いません。
これだけCGだ。なんだといって、いろんなことをやっている大学教授たちが、何もしてないんじゃないですか。我々に教えて欲しいんですよ。今。そうやって。」1257
葉千栄「このような真実、あるいは今おっしゃるようなこと、テレビで報道するとパニックが起きると言う。これまた新たな二次被害とかになる。たとえば東京の0.08という数字見て、まったく安全であるという話も出ているけども。」1313
広瀬隆「いや、だから、あの、さっきから言っているように、その数値というのは空間線量を言っているに違いないないんです。放射性物質であってね。少なくとも、私が今言っているような、放射性物質を検出できる人間はいるんです。たとえば東京だっているんです。というのは原子炉関係の機関があちこちありますから、その人たちがもう、今、あっちこっちでね、東海村やなんかにたくさんいますよ。そういう人たちが、自分たちの持っている計器をフルに活用して、で、だいたい想定できるようなとこで、ずっと回るべきですよ。そう思いません。1359
 できるだけ早く。それで、これぐらいの、今、汚染が起こる可能性があるっていうんなら。そいうことをね。言ってから、何かその安全論とか、危険論とかを論じて欲しいんです。何にも資料もなしにね。直ちに健康に影響の出るものではないなんてことをね。NHKがまあ、たびたびやっているでしょ。
 いいかげんにしろっていうんですよ。本当に許しがたい。ここまで来たら、私は、あの人間たちは平気な顔してやってますけど、犯罪者ですよ。子供たちに対して、そう思いません。」1439
前田真理「いろんなテレビ局でもやってますけども、ただ怖いのはこの地震だけではなくて、また震度6以上の地震が起こるかもしれないという会見もされてますよね。そういったその地震の影響というのはどのようにごらんになっていますか?」1448
広瀬隆「みなさんはね。これで、何かあの、もう、まあ、かりに、」


3/3
広瀬隆「私が言ってるようなことが抑えられたとしたら、ほっとするかもしれない。で、それは違うんですよ。ちょっと見ていただくと、ちょっとね。カラーでみなさんに、おわかりにくいかもしれない。文字はね。私が説明していきますけれど、ここに、丸が3つありますね。これがおととし8月11日に起こった駿河湾地震なんです。」0029
たぶんご記憶あると思うんですが、このとき浜岡の原子力発電所が直撃受けまして、原子炉緊急停止したんです。それでしかも内部が大変な状態になってね。そのとき、前後して、伊豆半島の方で起こったんですけれど。これはね。実をいうと私、予測していたんです。予測していたというのは、おととしの4月の時点、これが8月に起こったんですけれど。その前にあの、地殻変動というの国土地理院なんかが調べているんです。毎日どういう方向で、地殻の変動が起こっているか、それをちょうど、調べていたら4月時点で、駿河湾一帯がずーっと地殻変動続けてるんです。0113
そして、まわりもずっと調べていったら、南長野まで動いてるんですよ。そして、紀伊半島調べたら動いてないんですよ。それで私の直感としては、この地図で言いますと。今の方向性で言うと。ここに日本があるんですよね。こういう方向の力が作用しているんです。だから、静岡から長野の方に。ということはこの太平洋プレートが動いていると。大変な動き方をしているなと。これはあっちこっち大地震が起こるんじゃないかな。と思っていたら。案の定これが9月30日スマトラ島沖でマグニチュード7.6ね。大変ですよ。あの阪神大震災、兵庫県、南部地震が7.3ですから。それでここで、えっと、バヌアツで7.8でしょ。サモア諸島でも8.0でしょ。これ全部ね。ちょっとわかりにくいかもしれません。これがこれが太平洋プレートという世界最大のプレートなんですよ。これが日本の下に潜り込んでいるんです。1000kmの深さに、1000kmですよ。だから、日本列島の長さぐらいのこういう長さ大変な長さ、潜り込んでいるんです。ずーっとずーっときてそしてこれが去年の2月です。だいたい0234
一年までです。チリ沖でついにね。これが動けば、ナスカプレートが動くんです。で、これが動けば、こっち、オーストラリアプレートも動くんです。だからこれみんな連動してるんですよ。ということは、だから、私が心配してきたのは、この太平洋プレートが動いてるから、0253
この日本海岸、太平洋岸の原発がみんな危ないと思ってたんですよ。」0258
葉千栄「つまり、これから、もっと大きな地震が来るということ。」
広瀬隆「来るんです。」
葉千栄「今回の動きによって。」
広瀬隆「何故か、何故そんなこというかっていいますとね。私はもう怖くてしょうがないんですけど。特に、おととい、でしたか。」
前田真理「はい、夜10時頃ありましたね。」0312
広瀬隆「あの、静岡でね。」
前田真理「はい、地震がありました。」
広瀬隆「つまり、今度の地震とおそらく、連動してるんです。地震学者、テレビに出てくる地震学者や新聞みると、みんな、無関係と言ってますが、嘘ですよ。あんな地震学者信じてきたからこんなことになったんであってね。これはね。ほんものの地震学者、
石橋克彦さんです。もう日本で私は、地震学者はただ一人しかいないと思うんですよ。0336
だって地震予知連絡会なんて、何を予知してくれたんですか。何も予知しないでしょ。石橋先生だけはずっと、神戸大学の石橋先生は警告してるんです。このグラフはね。
0350
小田原地震という。呼ばれるものです。これ西暦がずっと書いてあるんですけれど。グラフがまっすぐ来てるでしょ。きれいに乗ってるでしょ。これは、これ(※横軸)が年げんなんですよね。これ(※縦軸)西暦です。ぴったり来てるんです。が、これ、最後のところは1998年で起こるべきなんですよ。1998年に起こってないでしょ。これ実をいうとその前、1923年というのは、何ですか、これ関東大震災なんですよ。で小田原地震なんだけど、被害は、関東になったので、皆関東大震災として覚えていますけれど。この1998年に起こってないんですよ。だから、今年はそれで13年たってるんです。0438
で、これを起こすのは、今言った太平洋プレートがずっと下がってますでしょ。その上に載っているのがフィリピンプレートなんです。これが、動いてるんです。今、猛烈な勢いで、まだ止まってくれないんですよ。それが今度の地震だったんですね。」0453
前田真理「はい」
広瀬隆「今度の、東北地方三陸沖地震というのは、それが動いてるんです。だからチリ沖地震と連動してるんです。地球はどういう風に動いてるか、我々にはわかりません。だけれど動いてることは、間違いないんです。」0510
葉千栄「平均73年というサイクルですけれども、きれいにずっと繰り返してきた。だけど今回はプラス13年という状況になっている。」0521
広瀬隆「だからね。石橋先生は何で、遅れてるかというと、関東大震災の時、とてつもないエネルギーが、多分、解放されたから少し今度伸びてるんではないかと。まあ、これももちろん推測ですけれど、おそらくそうだろうと。だけど、そんなにはもたないだろうと思うんです。ひずみはね。だから今は、ひとつ申し上げましたけど、もうひとつはそれは相模湾で起こるのです。そうじゃなくて、相模湾の向こう側にある静岡県駿河湾です。つまり、おととし動いた、あそこが壊れる可能性があると、どっちかが、来るんですよ。私はもう確信してます。これはもう近いうちに起こると。」0557
葉千栄「そのようなことを確信持ってらっしゃるならば、最後にお聞ききしたいんですが。現在他のまだ作動してる原子力発電所をどうすべきか、ちょっとCMの後にお伺いいたします。」
CM0609
前田真理「ここでお知らせです。朝日ニュースターでは東日本大震災による被災者を支援するため、日本赤十字社を通じて、救援金のお願いをしています。救援金の受付窓口はご覧の通りです。郵便局、ゆうちょ銀行の口座番号は00140−8−507,00140−8−507、口座名義は日本赤十字社です。暖かいご協力どうかよろしくお願いいたします。そして今日ご出演いただいた広瀬隆さんの最新書、原子炉時限爆弾、大地震におびえる日本列島を、3名様に差し上げます。住所氏名電話番号などを明記のうえ、ご覧のホームページへ、ご応募をお願いいたします。」0706
葉千栄「これは昨年8月、ダイヤモンド社から、出された本ですね。」
広瀬隆「はい。で、私が冒頭に、申し上げましたように、なんでこれを書いたかというと、今申し上げました、その駿河湾で、浜岡原発があるんですね。今3基あるんです。で、そこが、やられるのは今度はですね。今回の福島がやられたのは、最初申し上げたように津波なんです。今度は違うんです。揺れで壊れるんです。まちがいなく100%。で、私は首かけて、いいますけれど、絶対にもたないです。マグニチュード8.4が今度は直下で起こるんですから。直下ですよ。駿河湾で起こるんです。駿河湾は下に入ってるんですから、その上のユーラシアプレートがボーンと持ち上がるんです。直接その上に原子炉が建ってるんです。そんなものがもつはずないんです。0803
 1、2メートル隆起するんですよ。土地がその上に建物があって、それが大丈夫と思います。葉さん。」
葉千栄「その話をすると必ず反対意見として出てくるのは、そんなもの止めたら経済も国民生活も大打撃を受けて、それ自体被害、もう大きなパニックになって。」0827
広瀬隆「いやそれはトリックです。」
葉千栄「つまり、この国はもう3分の一は原子力だから、それはもはや、やめられないと。」
広瀬隆「それは全然嘘です。何故かっていうと、あのう、今まで今年までですよ。ずーっとあのー、発電量ね。で、ピーク時、というのはだいたい午後、夏の午後2時から3時、真夏ですよ。で、ごく短い時間帯なんですが、その最高、年間の最高使用量ね。それは火力と水力だけで間に合うんです。今でもですよ。」0942
葉千栄「今日の今夜でも、停電が起こる可能性があるというのは、福島の原発が止まった。」
広瀬隆「これは、それと関係ないんです。今度の場合は、本来は、こういう時にバックアップとして大量の火力を持ってます。から、全部大丈夫なんです。ところが、その火力も今止まってるんでしょう。その火力の状況は今我々にはわかんないんです。だけれど、本当は、東京電力が本当に電力が足りないというんなら、こんな季節ですから、全然余っているんです。だから多分火力にいろんなトラブルも起こって、0942
復旧に手間取ってるだけなんです。こんなものは全然大丈夫ですよ。何故かっていうと。東京電力が持っている福島と柏崎と17基あるんです。これが1回ちょうどこんな季節に全部止めたことがあるんです。0953
停電になりました。?ないでしょ。それは大丈夫なんです。それだけバックアップの火力、水力持ってるんです。今たまたまこの地震の影響で火力やなんかがいろいろ問題があって、つまりそれは、燃料の多分補給じゃないかなと。これは推測ですけれど。いろいろなことがあったり、輸送の問題があって、多分そういうことで、なかなか補給ができない。だから火力の問題なんです。それでだけど火力の場合は、1021
あの、こういう事故は、起こりません。トラブルで終わるんです。
それは完全にすぐ復旧できることです。」
葉千栄「今ドイツ政府が80年代に作った7基をとりあえず止めることにしました。で、中国政府も昨日も、温家宝首相主催の国民緊急会議で原発の計画、中止ということを」
広瀬隆「あれはうれしいニュースです。」1047
葉千栄「いろいろありまして。また、他の国もこれを見てですね。ま、今後根本から、国のエネルギー体制を改めて考えるという意思表示が出ました。が、今回のこの現状のね。福島のこれはどう処理するかは別として、いずれ日本のエネルギー体制が、今回のこのきっかけによって変わることになるでしょうか。」
広瀬隆「私は、これは国民の問題だと思うんですよ。基本的に、国民がどれだけその問題を理解するかと、この危険性を、にかかっていると思うんです。が、悲しいかな、あの、テレビをずっとこの1週間近く見ていて 1126
悲しいかなというのは、まともなことをしゃべる人が、一人も出てないんです。」1135
葉千栄「何故でしょうか。」
広瀬隆「それはわかんないんですよ。」
葉千栄「何故呼ばないんでしょうか?なぜ違うか。」
広瀬隆「いままで、少なくとも15年ぐらい前までだったら、こんなことは、なかったです。あの、私なんかでなくていいんです。あの、京都大学の小林 圭二さんとか、  
小出裕章さんとか慶応大学の藤田祐幸さんであるとか、先ほど申し上げた原子炉設計者の田中三彦さんとかこういう方たちが、でてしゃべってくれればいいんです。そうすれば国民はどんどん事実をわかっていくんです。ひとりも出ないじゃないですか。」1208
葉千栄「原子力の設計者。」
広瀬隆「そうです。」
葉千栄「あえて呼ぶ理由はなんですか。その方が今考え変わったんですか。当時原発を作った。」1225
広瀬隆「田中さんがですか?そんな個人的なことまでは。ここでいうつもりはありませんけれど。まあ、田中さんはもと日立の、原子炉メーカーの、主任、設計主任、だった方で、福島の第1の今のあの敷地内にある1基を設計された方なんです。が、自分が会社にいたときに、その原子炉のお釜に、圧力容器を製造してるときに、日立が不正をしたと、いうことを自分で見ているんですよ。だからもう、たまらなくなって、チェルノブイリの事故の後に、内部告発してくださったんです。それから、今、柏崎を全部止めたいということで、ずっと活動されてもう、身を粉にして、走り回ってきて、そして今度、のときも、柏崎からもどってきたら、話をしたら、今俺は、柏崎から戻ってきたとこなんだよって言ってました。もう全部吹き飛んだな。と言ってましたけれど。今そういう状況なんです。そういう方が。」1325
葉千栄「作った方が早く止めて欲しいと。」
広瀬隆「そう。言ってるんです。それは日本中の54基の原発すべてなんです。今日はね。今、まだほんのちょっとしかお話してないんです。本当にもうひとつ怖いことを言わせていただくと。若狭湾に14基の原発があるんです。文殊を含めまして、それから青森県六ケ所村、ここにね日本中の死の灰が、集めてますから、私なんか、怖くてしょうがない。あそこ、六ケ所村がいったらですね。日本が終わりという話じゃないでしょう。おわかりでしょう。そのチェルノブイリの何百倍の話になるわけです。」
葉千栄「わかりました。」1408
広瀬隆「はい。」
前田真理「本日はどうもありがとうございました。」

 

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