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仙谷官房長官が政権内で存在感を増している。行き過ぎた「政治主導」などの鳩山前政権の失敗を教訓にしようと、閣僚や官僚との関係作りに腐心している。
仙谷氏は2日、和解協議に入ったB型肝炎訴訟の対応を相談するため、首相官邸を抜け出し都内で長妻厚生労働相と会談した。周辺は「電話一本で済ませるのでなく、食事の時間などをうまく使って、内閣の一体感を作り上げようと努力している」と語る。枝野幹事長ら民主党執行部と頻繁に会談するのも、コミュニケーション重視の「仙谷流」だ。
仙谷氏は、官僚との関係も修復を図っている。官僚出身の滝野欣弥氏ら3官房副長官に副長官補や内閣総務官ら7人の官邸スタッフを加えた幹部会議を設置し、自ら「3プラス7」と名付けて週1回開くことにした。官房長官の事務秘書官も5人から7人に増員し、各省の政務三役との面会には必ず同席するよう指示しているという。
鳩山前政権では、閣僚が首相に相談なく政策を打ち出したり、予算編成を巡って閣僚同士が衝突したりと、閣内不一致がたびたび露呈した。「政治主導」を叫んで官僚を排除した結果、官僚の離反も招いた。仙谷氏が閣僚や官僚との関係作りを重視するのは、こうした事態を招いたことへの反省からで、「就任以来、政治主導という言葉を禁句にしている」(周辺)という指摘もあるほどだ。
仙谷氏は、参院選で消費税率引き上げに積極的な発言を繰り返す菅首相に、「丁寧な説明を」と苦言を呈しており、党内では首相のブレーキ役も期待されている。ただ、仙谷氏自身も激しやすい側面があり、「弁が立ちすぎる分、失言が怖い」という声も少なくない。
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