27〜29日かけて朝刊フジが愛してやまない朝日新聞に各都道府県別の政党支持率が出ていた。もっとも各紙の設問でも回答に違いが出るので、ここは一つ朝日に統一をしてみた。
ということで、前回菅内閣の支持率を一番低く出した朝日の記事を読んでみた。 全記事は→こちら
全国での世論調査の数字は「民主・30%、自民16%」である。
北海道
民主支持32%、自民15% (2007年・民主25%、自民21%)
青森
民主支持29%、自民17% (2007年・民主20%、自民30%)
岩手
民主支持36%、自民10% (2007年の数字は書かれてはいないが差が開いたある)
秋田
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
山形
民主支持29%、自民21% (2007年・民主19%、自民29%)
宮城
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
福島
民主支持33%、自民17% (2007年・民主29%、自民23%)
東京
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
茨城
民主支持29%、自民18% (2007年・民主20%、自民25%)
栃木
民主支持26%、自民17%、みんな10%
埼玉
民主支持29%、自民13% (2007年の数字は書かれてはいない)
千葉
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
神奈川
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
静岡
民主支持34%、自民14% (2009年補選・民主48%、自民15%)
愛知
民主支持36%、自民15% (2007年・民主27%、自民23%)
岐阜
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
三重
民主支持35%、自民17%
山梨
民主支持35%、自民16%
新潟
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
長野
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
富山
民主支持23%、自民21% (2007年・民主12%、自民32%)
石川
民主支持27%、自民25%
福井
民主支持27%、自民27% (2007年・民主20%、自民34%)
滋賀
民主支持31%、自民12% (2007年・民主25%、自民22%)
京都
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
大阪
民主支持29%、自民12%
奈良
民主支持32%、自民15% (2007年・民主22%、自民27%)
和歌山
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
兵庫
民主支持32%、自民14% (2007年・民主20%、自民22%)
鳥取
民主支持23%、自民28%
島根
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
岡山
民主支持28%、自民16%
広島
民主支持26%、自民19%
山口
民主支持26%、自民26% (2007年・民主15%、自民36%)(2004年・民主15%、自民22%)
徳島
民主支持28%、自民19% (2007年・民主23%、自民27%)
香川
民主支持26%、自民22%
民主支持28%、自民20%
高知
民主支持21%、自民19% (2007年・民主19%、自民23%)
福岡
民主支持24%、自民17% (2007年・民主21%、自民24%)
佐賀
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
大分
民主支持30%、自民15%
長崎
民主支持30%、自民20% (2007年・民主25%、自民32%)
宮崎
調査を実施をした事は書かれているが、具体的な数字は公表されていない。
熊本
民主支持25%、自民20%
鹿児島
民主支持29%、自民21% (2007年・民主21%、自民31%)
(2004年・民主13%、自民36%)(2001年・民主6%、自民47%)
沖縄
不明
調査をしながら、党別の支持率を記載していない地方版があることから全体の流れととうか雰囲気程度しかうかがう事は出来ないのだが、おのずと傾向は見えてくると思う。赤字は、民・自の支持率が同じかもしくは自民党が上回ている県。青字は、全国平均と同等もしくは上回る数字。
この中で非常に興味深い記事が書かれていたのが、鹿児島版であろうか。01年、04年、07年の参議院選挙時の政党支持率が書かれている。よくオリジナル民主党なる言葉を用いる民主党の議員がいるが、保守王国といわれた鹿児島では、民主党と自由党が合併する前は、6%の支持率しかなかったことがわかる。つまりこの自由と合併する前は、非常に歪な政党であり都市部でしか支持を得ることが出来ない状況であった。
自由党と合併後(2004年)の選挙でようやく、13%という数字になっている。この数字は、時事通信の政党支持率より高く現実には10%そこそこというのは正直な数字であろう。時事通信の過去の支持率の図を下に張っておこう。
小沢氏は、現在の自民党と同程度の支持率と与党になりひっくり返った支持基盤と戦いながら選挙に勝ってきたという事である。果たして今の小僧政権にそれが可能であっただろうか。おそらく99%の方は「NO」というだろう。
「中興の祖 」という言葉がある。小沢氏は、一度メール事件でつぶれた旧民主党(中にはオリジナルという方もおるがw)以降、現在与党である民主党をここまで作った「中興の祖 」とも言える。同時に、自民党にとっても超えなければならない人物であり「政権交代可能」な二大政党に成長するために存在する「中興の祖」とも言える。
小沢氏が嫌いなら無視をすればいいものなのだが、「小沢氏を攻撃」する根底には「小沢氏を必要とする」国民・議員・マスコミ・官僚がそれだけ多いという事の裏返しでしかない。