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阿修羅の皆さんはどうしますか？
天木直人と杉山隆が沖縄米軍基地を巡って政権不支持の側に回った。
鳩山政権は自民党と民主党左派から挟撃される状況に陥った。
天木と杉山は民主党政権発足後、政策上の幅や自らの意見との不一致点を承知で相対的選択として民主を支持してきたはずである。安全保障の基本方針も定まらず、右往左往と言質を振りまきながらダッチロールが止まらない現政権に、とうとう愛想をつかしたのだろう。今後、彼らは安全保障上は社民党寄り左寄りと判断されても仕方がないが、それはそれで自らの沖縄基地論に誠実だといえる。
天木と杉山が一週間前までそうだったように、今もネットの民主党支持者のイデオローグヒーローである副島隆彦や植草一秀のような確信的鳩山・小沢支持者は、さすがに今更、支持を翻すことは出来ないだろう。だが、鳩山政権の現実を直視せざるを得ない、反動化した？沖縄基地政策にどんな理論付けをするのだろうか。日本の反アメリカ覇権論者も二つに分かれたら面白いが、恐らく面従腹背として正当化するのだろう。
そもそも、民主党はチラシ然のマニフェストのみで、対立する諸意見から煮詰めて既定政策とするほどの緊張感のある政策論争が無かった。
アメリカでは新政権発足後の100日が改革の鍵だと言われている。
批判を許さず、政権発足一年未満だから、腐敗長期政権後だから、マスコミバッシングがあるから、「やさしく見守ってあげて」というのは、新人議員の「政治はこれから勉強します」と同じ言い訳である。
一方の自民党は腐敗した基地行政等の愚政を省みず、かつて野党の批判をかわす代名詞であった「政策不在の批判のための与党批判・攻撃」を繰り広げているが、政権与党への無条件・無批判な支持も同様に国政を危うくする。
テレビしか見ないような大衆を見下すネット人も多いが、バーチャル思想空間に住むネット人も思想の左右を問わず主体性を失い、洗脳されやすいのは大衆と同等かそれ以上だ。
民主党支持者は鳩山政権を取るのか、県外退去の沖縄基地政策を取るのか。
参院選が目前に迫る中、熱狂的与党政権支持サイトと化した阿修羅の皆さんはどうご判断されますか。
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