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アパートを借りるときは保証人が必要だが…
“保証人紹介”ビジネスでトラブル続出!高額キャンセル料に注意
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120911/dms1209110738003-n1.htm
2012.09.11 夕刊フジ 連載:騙されるな!中高年を狙う詐欺の手口
アパートを借りたり、就職や入院をしたり、お金を借りるときに保証人が必要となる場合がある。身近に引き受けてくれる人がいればいいが、周りに誰もいないとなると、どうしても保証人を紹介してくれる業者に頼らざるをえない。こうした業者と利用者の間にさまざまなトラブルが起きている。
トラブルは大きく名義を借りる際と、貸す際の二つの場合で生じている。まず保証人の名義を借りる場合では、業者に申込金を払ったのに、保証人を紹介されなかったというケースが目立つ。利用者はすぐにでも見つけたい思いから、「今、入金すれば、その日のうちに保証人を紹介できる」という業者の言葉に釣られてお金を払ってしまう。
保証人を必要とする案件はさまざまで、必ずしも業者が紹介した保証人が審査を通るとはかぎらない。それにも関わらず、審査する前にお金を払わせようとするところは怪しんだ方がよいだろう。このほかにも、業者に申し込んだ後に身近で保証人が見つかり、すぐに取り消したのに高額なキャンセル料を請求される事例もある。
次に名義を貸す際である。保証人紹介会社に登録するだけでお金がもらえることから、副業感覚で保証人になってしまい、さまざまなトラブルに見舞われるケースが相次ぐ。業者の中には登録をする際の事前説明で、借金などのリスクは全て負担すると言っておきながら、実際には債務を負担せず、名義を貸した保証人に押しつけてしまうことがある。
こちら側がただ名義を貸すつもりであっても、保証人になれば支払いの義務が生じてしまうので、くれぐれも「保証人としての債務はすべて肩代わりする」などという業者の言葉をうのみにしてはいけない。時に、悪質な業者になると問い合わせただけで、その際の自らの個人情報を勝手に使われ、知らないうちに保証人にされてしまった例もある。
今は、ネット上で簡単に業者を通じて見ず知らずの人と名義の貸し借りができてしまう。しかし、名義とは信用の貸し借りである。一歩間違えれば、大変なとても危険をはらんでいるので、保証人紹介業者の選定には十分な注意を払いたい。
■多田文明(ただ・ふみあき) 1965年生まれ。ルポライター。詐欺・悪徳商法を数多く潜入取材。洗脳・カルトにも詳しい。著書『ついていったら、こうなった』(彩図社)を原案にした情報番組も定期的に放送されている。
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