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「降伏」の意味すること・・虚構だった戦後(民主主義)!本来の「敗戦」が露呈している!
http://www.asyura2.com/10/social8/msg/849.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 8 月 20 日 10:48:16: EVQc6rJP..8E.
 

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=267810

日本政府は「連合国最高司令官からの要求にすべてしたがう」こと、これが降伏文書の中身でした。

日本は1945年9月2日、降伏しました。「米国のいうことにはなんでもしたがいます」というのが条件です。それが1945年9月2日から1951年9月8日(日本時間9日)のサンフランシスコ講和条約までの日本の姿なのです。
事実、1945年9月2日、日本は降伏文書に署名した直後、降伏とはなにを意味するかというきびしい現実を思い知らされることになります。

1945年9月2日午前9時、降伏文書の署名式が始まり、9時20分、マッカーサー元帥は署名式の終了を告げました。当初日本政府は、できれば米軍を東京に入れたくない、横浜ですべての交渉をしたいと思っておりました。まだ占領の怖さを甘く見ていたのです。外務官僚の鈴木九萬が公使となり、米軍との折衝にあたっていました。

同じ9月2日の午後4時、参謀次長マーシャル少将が鈴木公使に自分のところに来るよう求めます。ここでマーシャル少将はおどろくべき命令を鈴木公使にのべたのです。
「実は明朝10時に3カ条の布告(=三布告)を交付する予定だ。文書を事前に渡すので、公表の手続きを至急とるように」
この三布告にはすごい内容が書かれてありました。

布告第一:日本全域の住民は、連合国最高司令官の軍事管理のもとにおく。行政、立法、司法のすべての機能は最高司令官の権力のもとに行使される。英語を公用語とする。
布告第二:米側に対する違反は米国の軍事裁判で処罰する。
布告第三:米国軍票を法定通貨とする。

お金は米軍が印刷した紙幣(軍票)、裁判権は米軍、公用語は英語ですから、ほとんど軍事植民地です。

「日本を米軍の軍事管理のもとにおき、公用語を英語とする」
「米軍に対する違反は軍事裁判で処分する」
「通貨を米軍の軍票とする」
というのが最初の布告案でした。

この三布告は重光葵外務大臣の必死の折衝によって、翌朝、マッカーサーの権限で撤回することになりました。

行政、立法、司法を握られ、公用語を変えられ、通貨発行権まで渡すとなると、日本はもはや国家ではありません。
当時の内閣は相当なショックを受けたでしょう。すんでのところで撤回されましたが、交付されていれば日本の戦後社会はまったく違った道を歩むことになったに違いありません。
(『戦後史の正体』孫崎享著 第1章「終戦」から占領へ より抜粋、転載)

■67回目の終戦記念日と明治から100年目の2012年を、戦後日本の敗北と位置付けるべし!?
http://financial-free-fx.seesaa.net/article/286890908.html

言いたい放題の巻!
昨日の8月15日は67回目の終戦記念日でした。
玉音放送を自分の耳で聞き敗戦の体験をリアルに記憶している方は実質70歳以上であり、現在の日本人の大多数が「戦争を知らずに〜僕らは育った〜」世代となりました。

更に今年の2012年夏は、明治が終わり大正時代が始まった1912年7月30日から100年を迎える節目とも重なりました。

100歳以上の方は日本の強烈な浮き沈みを2度は人生の中で体験した(している)のかも知れないし、多くの人は1度、若者は停滞と沈みだけを1度体験している最中かも知れません・・。
若者が2度体験する希望はあるのだろうか?

以前も書いたことがありますが、節目の年に「戦後日本」の敗北宣告でもした方が良いのではないでしょうか!?

・関東大震災(1923年)と東日本大震災(2011年)
・広島・長崎の原爆(1945年)と福島の原発(2011年)
・戦前日本の帝国主義と現状頻発する日本の領土問題(領土拡大と領土縮小?)

尖閣漁船事件(2010年)と福島原発事故(2011年)時の総理大臣を務めていたのが、昭和21年生まれで若い頃は学生運動のリーダーを務めた団塊世代であり、重要問題への対処も評価できるものではなかった。

更に、事故時の東京電力社長も昭和19年生まれであり、政府と共に戦時中の「大本営発表」とも酷似しているような事実を隠蔽して事の重大さを知らせずに国民を騙すようなこの国のリーダーの体質は、67年が経過しても67年の経験を積んだ「戦後民主主義」の体現者にして「戦後日本」の申し子達がしっかり継承していて、本質は戦前と何も変わっていないことをまざまざと見せ付けた。

これだけ似たような現象が重なると、イロイロな意味で「戦後日本」の敗北を認めて白旗を振った方が良いのでは?

決してネガティブなことが言いたいのではない。
今の日本に欠けているのは「玉音放送」のように国民全員が敗北と過去の間違いを一斉に受け入れるという何らかのわかりやすい「象徴」だと思う。

焼け野原から奇跡の復興を始めるためには、敗北を認めて受け入れ、イロイロなものをリセットする(敢えて野原を焼くことも)必要がある。

もう片道の燃料しか残っていないと薄々は感じながら、お国のために(実は既得権益を握っている自分達のために)若者を神風特攻隊に乗せるような、醜悪を美と偽るようなメンタリティーが日本社会にそのまま継承されているといえば言い過ぎだろうか?

若者と未来を過去の犠牲にするのではなく、日本が未来に勝つために、戦後日本の敗北宣言が必要ではないかと思う。

こんな話を書こうと思ったら、領土問題が一気にきな臭くなってきましたね。

尖閣・北方・竹島と、中国・ロシア・韓国・東京都(!?)と日本国の領土問題は一気に噴き出してきたようでも連鎖している訳で、日本の弱腰だった打ち手が舐められ周囲から「いじめられっ子」扱いされていることは間違いない。(東京都にも!?)

これでは「敗戦」ではなく「開戦」と酷似しそうですが(煽りたい訳ではなく冷戦状態も含めて短期的な解決は難しい)、これも2012年選挙イヤーで韓国の大統領が大衆感情を煽って迎合した世界的な「民主主義」の堕落に関係しているとも言えます。

やっぱり2012年は日本と世界、政治と経済にとって(戦後日本の敗北宣言は別にして)「なんか持っている」特別なイヤーなのかも知れませんね!?

私から見れば、「戦争を知らずに〜育った〜僕ら」にイロイロな意味で「戦後日本」が問われていることは間違いないのですけど!?
 

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