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自分が訴えられているにもかかわらず、その判決さえも知ろうとしないで「判決をまだ見ていないのでコメントできない」などと平然と言える「基金訟務課」には、本当におどろいた。
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http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20120720ddlk22040206000c2.html
磐田の小学教諭自殺:高裁、公務災害と認定 「現場に生かして」 原告、環境改善に期待 /静岡
毎日新聞 2012年07月20日 地方版
県教委によると、県内の県立、市町立の学校で働き精神疾患で休職した教職員は、03年度の132人から11年度は198人と8年間で1・5倍に増えた。特に20代の教職員は14人から約2・6倍の37人と増え方が著しい。県教委は初任者研修の日数を減らして負担軽減を図ったり、採用3年後に講習を開く取り組みを始めた。「木村さんの事件だけでなく、若い教師の精神疾患は深刻になっている。何とか防ぎたい」と話している。
判決によると、百合子さんは04年4月に新規採用され、トラブルが多発する4年生のクラス担任となり、うつ病を発症、自殺した。地裁、高裁ともに学校側の支援体制の不十分さを指摘した。
この日の東京高裁判決について同基金訟務課は「判決をまだ見ていないのでコメントできない」と話した。【平塚雄太】
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-07-20/2012072014_01_1.html
「しんぶん赤旗」 2012年7月20日(金)
静岡の新採小学校教師自死/公務災害と認定/東京高裁
2004年に新規採用されて半年後に自ら命を絶った静岡県磐田市立小学校の教員、木村百合子さん=当時(24)=の両親が公務災害の認定を求めた裁判の判決が19日、東京高裁(三輪和雄裁判長)で行われました。公務外の災害とした地方公務員災害補償基金静岡支部の認定を取り消した一審を支持し、同基金の控訴を棄却しました。
両親は08年7月に静岡地裁に提訴。同地裁は11年12月、「十分な支援が行われていたとは到底認められない」として基金の認定を取り消す判決を出しましたが、基金が控訴していたものです。
判決では、「わずか1カ月半という短い期間に児童による数々の問題行動が起こり、その対処を余儀なくされていた」として、「若年の新規採用教員が置かれた執務状況としては、強度の心理的負荷を伴うべきものであったというべきである」と勤務が過重であったと認めました。さらに、学校側の支援体制については「結果的には不十分なものであったといわざるを得ず、強度な心理的負荷を緩和させることはなかったと考えるべきである」と断じ、基金の控訴理由を退けました。
判決後の報告集会で、母親の和子さんは「皆さんに助けていただいて判決につながりました。ありがとうございました」。父親の憲二さんは「娘のことが教育現場の改善につながっていけばと思います」と語りました。
塩沢忠和弁護団長は、今回の判決は全国の学校現場で生かすことができる内容だと評価。「基金に対し『上告するな』と。これ以上遺族の方々の苦しみを長引かせることは絶対に許さないぞとの声を上げてほしい」と訴えました。
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新採教員自死事件・木村百合子さんの公務災害を求める裁判の控訴審開かれる(レイバーネット日本)
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