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http://news.livedoor.com/article/detail/6756977/
滋賀県大津市の中学2年の男子生徒(当時13歳)が昨年10月に自殺した問題で、大津市は13日、学校側が実施したアンケート結果の概要を市議会の教育厚生常任委員会で公表した。概要は市議のほか、傍聴人にも配布された。自治体が内部資料を傍聴人に提供するのは極めて異例だ。概要には、生徒が亡くなる前日、加害生徒に「僕、死にます」と連絡していた記述もあるなど、生々しい告白が並んでいた。また、同校の希望する保護者にも、この日から配布を始めた。
公表されたアンケート結果は、男子生徒が自殺した昨年10月の1回目と、同年11月に実施した2回目の両方。1回目には「(体育大会で)はちまきで首を絞められているのを見た」「死んだハチを食べさせていた」などの証言が15枚、計30ページ分にわたってズラリと列挙されていた。
毎日のように殴られ、紙やカエルを食べさせられたり、万引きをさせられたり…と胸の痛むような生徒たちの告白。ほかにも「脅して銀行の口座番号を教えさせ、お金を取っていた」「亡くなった時『やっと死におった』と言った」と具体的な内容が記されているほか、生徒が亡くなる前日、加害生徒に「僕、死にます」と連絡していたとの記述も複数あった。
1回目のアンケートでは、回答内容によって「暴力行為」「お金」「からかい」など6種類に分類。また(A)記名で直接目撃(B)記名で伝聞(C)無記名で直接目撃(D)無記名で伝聞―と4段階にランク分けしていた。なかには先生の対応を批判する回答もあった。
沢村憲次教育長は2回目のアンケートで「葬式ごっこ」などと、いじめを強くうかがわせる記述があったにもかかわらず、見落としていたことについて「調査が不十分だった」と陳謝。「委員の皆さまにご心配をおかけした。ご報告が遅れて申し訳ない」と述べた。出席した10人の市議は黙々とページをめくった。
市議の一人は市教委の対応を「重大性を認識していないと言われても仕方がない」と糾弾。市教委は「学校からの報告をうのみにし、チェックが甘かった」と認めた。いじめと犯罪行為の関係をめぐり、沢村教育長は「いじめがすべて犯罪行為との認識はない」と話した。
公開された概要には、アンケート結果を基にした教諭による生徒への聞き取り調査についての記述はなく、終了後の会見で沢村教育長は「個人情報そのもので、公開するつもりはない」と説明。だが、報道陣からの追及に「先生のノートなり、メモなりで一覧にまとめたものがない。先生と子どもとの間で一対一で記録されたもの。警察が持っていっている」など歯切れの悪い答弁に終始した。
[公表されたアンケートの内容]
【生徒の様子】
◇いじめられているのを隠すかのようにつらそうな笑顔をしているのを何度も見た
◇(自殺前日、加害生徒に)「僕、死にます」と電話。「明日死にます」のメールを送った
【いじめの内容】
◇死んだスズメを口の中に入れろと言われていた
◇ガムテープで縛られていた
◇昼休みに自殺の練習をさせられていた
◇亡くなった日(加害生徒が)笑いながら「(被害者)が死んだ」と他のクラスの友達に言いふらしていた
◇「死んでくれてうれしい。でも、もう少しスリルを味わいたかった」と言っていたらしい
◇(被害者が亡くなった翌日、加害生徒が)現場に行き、死体探しをしたと言っていた
【学校の対応】
◇一度先生は注意したけれど、その後は一緒に笑っていた
◇先生に泣きながら電話したけど、次の日に(加害生徒が)いる前で「大丈夫か?」と聞いたら「大丈夫」と軽く答えていたらしい。いじめている人の前で聞くのはおかしい
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