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株式日記と経済展望
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子供の非行を放置した挙げ句、庇い続けるバカ親。政治的
パフォーマンスだけの市長や、自己保身に汲々とするセンセイたち。
2012年7月13日 金曜日
◆「死んでくれてうれしい」加害少年発言か 中2自殺 7月13日 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120713-00000107-san-soci
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、全校生徒を対象にした自殺直後の最初のアンケートに、男子をいじめていたとみられる生徒が「死んでくれてうれしい」と死亡をからかうようなことを話していたとの記述が複数あることが12日、関係者への取材で分かった。滋賀県警は実態把握を急ぐ。
アンケートは859人が対象。その中には「(男子は)完全にいじめを受けていた」との記述のほか、「(男子が)亡くなっているのにそれを笑いに変えていた」「死んだって聞いて笑った」と記しているものがあった。この生徒の言動に対し、「人を自殺まで追い込んで、死んでくれてうれしいとかおかしい。(男子の)両親に土下座して欲しい。同じ学校に通いたくない」「顔も見たくない」と記述する生徒もいた。
教員に対しては、「生徒がいじめの相談して助けを求めてるのに何故助けてあげない!」との憤りの記述もあった。
大津市の中2男子自殺で、学校側がいじめの有無を生徒から聞き取った膨大なメモがあることが12日、関係者への取材で分かった。市教委幹部はこの日、「いじめも要因の一つ」と因果関係を初めて認めたものの、新たな事実が次々と発覚するなど問題は広がるばかり。文部科学省も事態を重視、異例の職員派遣に乗り出す。(後略)
◆いじめの裏にあるこの国の正体 7月13日 天木直人
http://www.amakiblog.com/blog/
「確かに、いじめはどの学校でも起こり得ることなのかもしれない。
とはいえ、これほど執拗で陰湿なケースは滅多にない・・・」
こういう書き出しで始まる発売中の週刊新潮7月19日号の大津市
中学校いじめ事件の特集記事を読んでつくづく思い知らされた。
今度のいじめ事件のひどさについてである。
しかし、それ以上に、今度のいじめ事件の裏にある強者たちの卑劣さ
について思いをめぐらせずにはいられなかった。
なぜこのいじめ問題がこれまで問題にされなかったのか。
いじめられた中学生の自殺が昨年の10月11日に起きていたにも
かかわらず、きょうまで隠ぺいされ続けてきたのか。
きっかけは自殺した中学生の両親が今年2月に加害者生徒とその保護者
そして大津市を相手取って提訴したからである。
裁判の過程で事実が次々と明るみになってきたからである。
両親が提訴する勇気がなかったら、この問題は闇に葬られ、何事もなか
ったかのように終わっていたのである。
おそらくそのようにして闇に葬られた無念な事件が、この国には数限り
なくあるに違いない。
私が週刊新潮の記事のどこに注目したか。
それは加害者生徒たちの親たちが社会的強者であるという事実だ。
母親がその中学校のPTA会長であり、父親が京大医学部卒のエリート
であるという。
もし、学校や教育委員会や大津市当局が社会的強者に配慮して見て見ぬ
振りをしていたらどうか。
この事は加害者と被害者の家庭環境を逆にして考えると容易に想像がつく。
強者の子弟がいじめで自殺した場合、泣き寝入りするだろうか。
いや、そもそも強者の子弟がいじめられるか。
いじめを受けてそのまま放置されるようなことになるのか。
週刊新潮の記事は次のような言葉で締めくくられている。
「子供の非行を放置した挙げ句、庇い続けるバカ親。政治的パフォーマン
スだけの市長や、自己保身に汲々とするセンセイたち。悲劇は起こるべく
して起きたのである」
この世の中の不正義や矛盾は、強者の中からそれを正そうとするものが
現れてこなければ決して解決しない。強者にいじめられた弱者がいくら抵抗し
ても押しつぶされたり、ごまかされて終わってしまう。
これが、私がこの国の政治を語る時の持論である。
強者が自らの利害を捨てて弱者のために立ち上がらなければ支配構造は
変わらないのだ。
何の改善もなく、支配者たちの悪業は隠ぺいされて終わる。
残念ながら日本という国はそういう国なのかもしれない。
少なくとも米国に占領されて始まった戦後の日本はそうだ。
強者が強者と組んで弱者を排していく社会であり続けたのだ。
それを見事に教えてくれているのが7月下旬に発売予定の孫崎享氏の最新著
である「戦後史の正体」(創元社)である。
孫崎氏はその著書の最後にこう書いている。
この本に書かれている知識が日本人の常識になれば、新しい日本が始まると。
その通りだ。
そしてその新しい日本とは、これまでと違った公正で明るい日本なのである。
(私のコメント)
大津市の私立中学校で「いじめ」による自殺が大きな問題となっていますが、「いじめ」による自殺が後を絶たない。「いじめ」自体は今も昔もあったことであり、不良生徒が集まる公立学校の学級崩壊が社会問題化している。私立学校なら問題を起こす生徒がいれば退学処分して公立学校に転校させる事もできますが、公立の中学校では、義務教育だから退学処分する事もできず、不良学生の受け皿化してしまっている。
私自身も公立の中学校を出て私立の高校に入りましたが、中学校では教室は荒れ放題で不良グループの生徒がやりたい放題の事をしていた。担任の教師は女の先生でしたが生徒が「いじめ」を訴えても口頭で注意するだけで放置状態と同じだった。このように書けば大津市の私立中学校と大して変わらない状況だった。それが過激化して自殺にまで追い込めば事件になるのは学校の管理がおかしくなっているからだろう。
私がいたクラスでも少年院に行った生徒がいたくらいだから、かなり酷い荒れ方だった。一クラスで5,6人の不良グループが出来てしまうとクラスは収拾がつかなくなり、他の生徒達は怯えながら「いじめ」が起きても見てみぬ振りをするし、担任教師は形式的な注意をするだけだ。男子教員の授業ではおとなしくしていても女子教員になると好き勝手しほうだいになり、教師がからかわれているような状況だった。
ところが私立の高校に行くと、校則が厳しくて問題を起こせば即退学という高校で、鬼教師が威張り散らしていた。だから管理の行き届いた私立高校は服装から髪形まで厳しく規定されていた。だから今では裕福な家庭は私立学校に行かせて、公立の中学や高校は不良学生のたまり場になってしまう。現代では「いじめ」による自殺まで起きるようになりましたが、自殺を強要されて自殺が起きれば殺人罪だろう。
不良グループも被害者生徒に口止めをするから、なかなか表面化しませんが、クラスの生徒に聞き出せば幾らでも聞くことが出来たはずだ。問題ななのは担任教師に訴えても形式的な注意をするだけで、「いじめ」はますます拡大していく。公立学校では問題を起こした生徒がいてもなかなか厳しい処分をすることが出来ない。親を呼んでも家では普通の子でも学校に来ると暴れまわる。
これまでの事件と違うところは、自殺した生徒の父親が被害届を警察に訴えても3回も受理を断られていた事であり、学校のみならず教育委員会や警察まで隠蔽に関わっていたと見られる事だ。加害者側の生徒の親が有力者であり、事件化すると出世に響くような事になるからだろうか? 学校もアンケート調査をして実態は分かっていたはずですが、隠蔽体質が目に付きます。
今回に事件では、担任教師の名前や写真までがネットに公開されたり、加害者生徒の祖父が警察OBだという話まであります。学校というところは事なかれ主義であり、学校の教師もサラリーマン化して生徒や教室が荒れようが我関せずといった教師も増えてきているようです。生徒が自殺して遺書に加害者の生徒の名前が書かれていたりすることもありますが、殺人事件として裁かれた事は聞いたことが無い。当然名前も公開されないし、裁判で裁かれたという話も聞かない。
学校自体が学級崩壊が起きても対処する事もせず、教師達もサラリーマン化して公務員だから首にもならないから開き直っているのだろう。確かにいじめるほうも悪いが自殺するのは俺の責任じゃないといった感覚なのだろう。なぜこれほど学校が荒れるようになってしまったのだろうか? 生徒もじっと授業を受ける事も無く授業中も教室を出たり入ったりしても教師達は注意もしない。
私立学校はともかく公立学校は教師自体が公務員だから、よほどの事がない限り首にならないから無責任に徹したほうがいいのだろう。一生懸命教育指導したりすると生徒の親が怒鳴り込んできたりする。生徒を殴ったりすればマスコミが暴力教師と書き立てる。それよりかは無責任に徹して、形式的な口頭注意だけしていればいいのだろう。結果的に子供達の学力低下が数字として現れて来ていますが、教室が荒れてしまって教育どころではなくなっているのだろう。
橋下徹市長も、教育行政に問題があることをテレビなどでも言っていましたが、市長が教育に口出しできないようになっている。政治が関与できないように教育委員会が戦後整備されましたが、それが機能していない。
◆教育委員は失格=大津市いじめ問題で−橋下大阪市長 7月12日 時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012071200453
大阪市の橋下徹市長は12日、いじめを受けていた大津市の市立中学2年の男子生徒が自殺した問題について「なぜ教育委員が前面に出ないのか。責任者として失格だ」と述べ、大津市教育委員会を厳しく批判した。市役所内で記者団の質問に答えた。
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