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猛スピードで水の上を走る水上バイク
“肛門で死ぬ”水上バイク 国が注意喚起、想定外の危険性
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120708/waf12070807010000-n1.htm
2012.7.8 07:00 産経新聞
水上バイクから振り落とされた後、衝撃やウオータージェット推進装置から噴き出した水が肛門から体内に入って内臓を傷つける死傷事故が昨夏、関西で相次いだ。国土交通省の運輸安全委員会はうち2件について調査結果をまとめ、注意を喚起している。水上バイクを製造・販売する会社の担当者は「水が肛門から入る事故は頻繁にあるものではない。ただ、スピードが出たときの水の勢いは相当激しく、肛門から入れば危険」と夏本番を前に注意を呼びかけている。
■明石では内臓破裂
死亡事故は平成23年7月31日、兵庫県明石市の松江海岸沖合で発生した。運輸安全委員会によると、水上バイクには操縦者のほか2人が座席後方に乗っていた。操縦者がスロットルをいっぱいに引いて加速を始めたところ、直後に最後尾に乗っていた兵庫県高砂市の女性会社員=当時(23)=が落水。女性は衝撃と噴き出す水などによって肛門から体内に水が入り、内臓を損傷して死亡したという。
調査した第5管区海上保安本部(神戸市)の広報担当者は「(女性の)死因は内臓破裂による多臓器不全だったと記憶している。到着時には心肺停止状態で、近くの医療センターで死亡確認された」という。
■大阪湾、琵琶湖でも
大阪府内や関西屈指の水上バイクスポットとして知られる琵琶湖でも昨夏、同様の事故があった。
7月23日午後、大阪府阪南市箱作の箱作海水浴場(愛称・ピチピチビーチ)の沖合で、自営業の男性(48)が操縦する水上バイクの後方に2人が乗っていた。男性が沖合から砂浜に向けて発進したところ、反動でバランスを失った同乗の2人が落水。最後尾に乗っていた大阪市の女性保育士(24)の体内に噴射される水が入って内臓などに損傷を負った。女性は約一カ月半の入院生活を送る重傷だった。
琵琶湖では8月7日午前、大津市北小松の小松ビーチから約400メートルの琵琶湖沖合で、大阪市の男性会社員(47)操縦の水上バイクの後部に乗っていた大阪市の女性(35)が、急加速した勢いでバランスを崩して落水。肛門が裂けたうえ、腰に打撲を負った。落水の衝撃や噴き出す水が原因とみられる。
■ウエットスーツ着用で防げ
水上バイクから水着で落水した場合(1)食い込んでずれる(2)破れる(3)脱げる−といったようなことが起こる可能性がある。
大阪の事故で救助に当たった関西空港海上保安航空基地によると、負傷した女性保育士は水着。ウエットスーツに比べて薄い水着を噴射水が直撃した形だった。同基地の担当者は「水上バイクを利用する際はウエットスーツを着用してほしい」と注意喚起する。
水上バイクを製造・販売しているヤマハ発動機(静岡県磐田市)の広報担当者は「水上バイクから落ちて噴射する水が肛門から入る事故は、これまでに数回聞いたことがあるが頻繁にあるものではない。ただ、水上バイクは水を吸い上げ、噴射する勢いで走るため、スピードが出たときの水の勢いは相当激しく、もし肛門から入れば危険」と指摘。そのうえで、「水上バイクの取り扱い説明書には水着ではなくウエットスーツのような生地の厚い専用のウエアを着るよう書いている。急加速や無理な旋回など危険な運転をしないことが第一だが、万一の事故のために専用ウエアの着用をお願いしたい」と話している。
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