http://www.asyura2.com/10/social8/msg/580.html
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国立社会保障・人口問題研究所の分析によりますと、単身で暮らす20〜64歳の女性の3人に1人が「貧困状態」にあることがわかりました。
生活の苦しい人の割合を示す「相対的貧困率」は、32%となっており、同男性は25%で、女性の苦境が際立って
います。
同研究所の阿部彩部長は「以前から女性が労働環境で置かれている地位は低く、貧困状態も女性に偏る傾向が
ある」としています。
(相対的貧困率・・・は国民1人当たりの可処分所得を高い順に並べ、真ん中となる人の所得額の半分に満たない人が全体の中で占める割合)
日本全体の貧困率も世界ワースト4位となっており、昨日の発表されました生活保護受給者の過去最悪更新とあいまって、“日本総貧困化”が加速しています。
日本の凋落ぶりはとどまるところを知りません・・・。
★「貧乏くじ」を引いた時に感じる、日本社会の未熟さ
(http://news.nicovideo.jp/watch/nw126531)
震災、事故、突然の発病――。当たり前だと思っていた平和な日常がある日、終わりを告げることがある。突然難病を発症し、その困難な生活をユーモアと共に綴った著書『困ってるひと』がベストセラーとなった大野更紗氏は、そんな"ある日"を迎えた一人だ。その大野氏が2011年10月5日の「ニコ生シノドス」で、日本の社会福祉の現状と問題について、実体験を交えながら語った。
大野氏はもともと、ミャンマーの難民問題を研究していた大学院生。ところがある日、原因不明の難病を発症し、自身が医療「難民」となった。後に「筋膜炎脂肪症候群」「皮膚筋炎」と病名は判明したものの、現在も何十種類もの投薬と通院を余儀なくされるギリギリの状態。そこで感じたのは日本の社会福祉システムの未熟さだという。
「日本の社会保障制度、福祉制度は『医学モデル(個人モデル)』で成り立っている。これは医学的に正常な身体を前提とし、正常な機能を失っている状態が障害」
それに対して
「欧米の潮流は『社会モデル』。障害それ自体ではなく、それで被っている社会的不利が問題(障害)」
と大野氏は、日本と欧米との違いを説明する。例えば足が不自由な場合、足が不自由なことが障害ではなく、段差があって建物に出入りできないことが障害という考えだ。「医学的モデル」的な考えで個人の治療をすることも大事だが、同時に「社会モデル」的視点でソフト面・ハード面でのセーフティネットを張ることで、治療ができない、完治しない人も快適に過ごせる社会を創り上げることができる。
私たちは誰しも突然の不幸に陥る可能性がある。そんな「貧乏くじ」を引いたとき、
「貧乏くじを引いた誰かだけが、そのまま貧乏で居続けるという社会は流動性が低く、社会の成熟度、社会のセーフティネットの度合いが未熟であることの表れ」
と司会の荻上チキ氏も述べる。その「くじ」を引いたとしても、「社会モデル」的対応によりセーフティネットを張っておくことでQOL(生活の質)を保つことはできる。そのためには、今からニーズを表明し議論すること、メディアや審議会を活用して声を上げることが必要だ
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