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株式日記と経済展望
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日本の新卒若者が就職したがる日本のブランド大企業が日本語のできる
中国人を求めるようになったのは、日本人が相対的に高コストだからです
2011年12月5日 月曜日
◆衝撃 大学生のあきれた知能程度 4人に1人「太陽は東に沈む」! 11月21日 J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2011/11/21113842.html?p=all
大学生の学力低下が指摘されるなか、大学生・短大生の4人の1人が、日没の方向を「東」と答えていたことが明らかになった。また、地球の周りを回る天体として太陽を挙げた人も2割近くいた。この数値は小学生を対象に行った調査結果と大きくは変わらず、中高の理科教育の意義が問われることにもなりかねない。
実態が明らかになったのは、東海大学産業工学部(熊本市)の藤下光身(ふじした・みつみ)教授らが2011年4月から5月にかけて行った「短期大学生・大学生に対する天文基礎知識調査」。調査内容は、11年9月に鹿児島大学で開かれた日本天文学会の「秋季年会」でも発表された。
月が満ち欠けする理由についても正答半分
調査は国内の公私立の短大3校・大学2校を対象に行われ、天文学に関する基礎知識を選択式の問題を9問出題。1年生を中心に667人が回答した。調査を行う際の取り決めで、調査対象の学校名は明らかにされていない。
日没の方向を聞いたところ、正解の「西」と答えた人が75%で、「東」と回答した人が22%にのぼった。「南」「北」と答えた人も、あわせて3%いた。南半球で日没する方向を聞いと、正解の「西」は44%に低下し、「東」が37%に増加した。
月が満ち欠けする理由についても、「太陽・月・地球の位置関係」と正答できたのは56%で、「地球の影の影響」との回答が42%にのぼった。
「天動説」を唱える人も続出。人工衛星のように地球の周りを回る天体を複数回答で選んでもらったところ、「月」と回答したのは74%にとどまり、「火星」が33%、「太陽」が18%にのぼった。
小学生からほとんど成長せず?
実は、01年から04年にかけて、小学校4〜6年生に対して同様の調査が行われている。調査では、約4割の子どもが「太陽は地球の周りを回っている」と考えていることや、太陽が西に沈むと理解している子どもが6〜7割しかいないことが判明し、波紋が広がった。
当時の小学生は現在の大学生の世代にあたるため、今回の調査は、この世代がどの程度知識の面で成長しているかをみる狙いもあった。だが、中学校、高校を経ても知識レベルで大きく成長していることは確認できなかった形で、藤下教授は、
「正答率の低さは衝撃的」
と嘆息。
「若い人が、『どちらの方角から日が昇るか』といった、科学を意識しなくても生きていける現状があるのではないか。学生に『石ころが、だいたい何グラムか』『30センチはどのくらいの長さか』という質問をしても、とんでもない答えが返ってくることがある」
と、学校の理科の授業で習ったことと、自分が実際に生きている世界との断絶を指摘している。
◆日本の若者就職難をもたらす元凶:経団連企業経営者が日本人を人件費とみているせいだ 2月1日 新ベンチャー革命
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/27635786.html
5.高コスト日本人に見合うビジネス創造こそが日本人若者の雇用機会を好転させる
上記のように、日本の新卒若者が就職したがる日本のブランド大企業が日本語のできる中国人を求めるようになったのは、日本人が相対的に高コストだからです。その背景には円高環境があるのは事実です。しかしながら、今すぐ、円高を是正しようとしても、それは容易ではありません。
そこで1億数千万の日本人の幸せのために、日本国内で高コスト日本人の雇用を増やすのが今の日本の最優先課題です。その意味で上記、経産省の感性価値創造振興は国の目指す方向として決して間違っていません。
例えば、日本のアニメや漫画はフランスやアジアの若者に大人気です。また、日本のポルノは米国やアジアで密かな大人気です。この事実は、高コスト日本人の感性価値が国際ビジネスとして立派にペイすることを物語っています。
ところでNYのメトロポリタン美術館にて、筆者は江戸時代日本の伝統的な浮世絵(春画)の特別展示を観た経験がありますが、この事実は、NYの大金持ちRF家などは、日本人の感性価値を高く評価している証(あかし)です。
6.経団連に代表される日本人経営者のセンスは狂っている
戦後日本は、米国を後追いして高度工業化社会を形成、世界的な輸出大国に成長し、結局は高コスト先進国家になってしまいました。ところが、工業化時代のビジネス発想から抜けきれない日本大企業の経営者のセンスは灯台もと暗し、であり、高コスト日本人の才能を引き出す発想がゼロです。彼らは日本人を人件費としか見ていないのです。これでは、日本経済は空洞化する一方であり、現実に日本人若者の就職難は厳しくなる一方です。
そこで、われわれは、高コスト日本人の才能を活かす高付加価値ビジネスを日本国内で増やすようおのおの努力すべきです。
(私のコメント)
日本の大学生の学力低下の問題は「株式日記」でも何度も書いてきましたが、これは大学を出れば高い知識が持てると言うことが嘘だという事になります。では何のために大学に行くのでしょうか? これは「せめて子供には大学を出てほしい」と言う親心もあるし、就職でいいところに就職したいと言う願望もあるでしょう。
バブル崩壊以前なら、大学を出るだけで面接だけでも入社できましたが、今では面接を受けることすら難しい企業が増えて来ています。小中学生程度の常識問題も分からず、中学レベルの算数の問題も分からない大学生では、企業としては使いようがありません。だから最近では日本語の分かる中国人留学生を採用するところが増えているそうです。
最近のニュースでも大卒予定者の就職内定率が60%を割っていると言うのは、不況のせいばかりでなく、本来は中卒や高卒レベルの学生までが大卒者として就職しようとするためだ。「1998年以降は高卒に代わって、大学卒(大卒)の就職者数が最多となった。2010年の大卒就職者は32.9万人であり、学卒就職者全体に占める割合は53.4%と半分より多くなっている。」
少子化でも大卒者が増え続けているのは大学が増えたせいもあり、大学が定員を確保するにも苦労している大学が多くなってきたためだ。早稲田、慶応と言った一流大学でもAO入試で学生を確保すると言った状況だから大卒は学力の目安にならなくなって来ている。だから大卒者の就職内定率が下がってくるのは当然であり、中学生程度の問題も分からなくては事務員としても使えないでしょう。
学歴が学力の証明にならないのなら英語検定や宅建などの検定試験で合格したとかいったことで能力を見たほうが正確だろう。英語検定なら準一級で13%で宅建の合格率は16%程度で昔の大卒者なら合格できるレベルです。私が企業の採用担当者なら学歴よりも英語検定準一級とか宅建合格者で見たほうが正確だろう。特に中途採用などでは学歴よりも国家検定資格で見たほうが正確だ。
私自身も宅建や電気工事士などの資格を持っていたから、40歳でも一流建設会社の子会社に再就職できましたが、大学に行って遊んでいるのなら、いろいろな国家資格を取っておいたほうが役に立つ。テレビなどで何十社受けても受からないと嘆いている大学生がいますが、英検の一級とか公認会計士などの資格を取っていれば就職に苦労することはない。
大学が無用だとは思いませんが、レジャーランド化してしまって、社会に出て社会の厳しさに耐えられない若者が引き篭もりになってしまっている。大卒で就職しても大卒の能力がなければ会社内で上司から酷い叱責を受けるだろう。かといって単純作業の労働者になることも出来ず自分自身が苦しむことになる。これは文部省の教育行政が間違っているからですが、ゆとり教育の内容が間違っていたからだ。
高校や大学教育にしても親は普通科に進ませたがりますが、歌や音楽方面に才能を発揮する生徒もいるし、スポーツなどで才能を発揮する生徒もいるだろう。パソコンオタクもいれば技能工芸に能力を発揮する生徒もいるだろう。教育とは生徒の才能を発見して伸ばすことであり、決して大学を卒業させることではない。このような社会と教育のミスマッチが就職内定率の低さに繋がっているのであろう。
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