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http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1994964.article.html から転載。
映画「ショージとタカオ」 井手監督が記者会見
1967年に茨城県で男性が殺害された布川事件で、再審無罪が確定した桜井昌司さん(64)と杉山卓男さん(64)のドキュメンタリー映画「ショージとタカオ」が23日、鹿島市のエイブルホールで上映される。県内上映を前に18日、監督で同市古枝出身の井手洋子さん(55)が同市で会見を開き「事件と2人を社会の中で記憶することが冤罪(えんざい)を生まない社会への一歩になると願い作品にした」とメガホンを取った動機を話し、来場を呼び掛けた。
桜井さんと杉山さんは布川事件の被告として強盗殺人罪に問われ、無罪を主張するも78年に最高裁で無期懲役が確定。拘置所と刑務所で計29年を過ごし、96年に仮釈放された。09年に再審が決定し11年5月に無罪判決が出て、6月に確定した。
映画は仮釈放後の14年を撮影した。2人の再審請求に向けた取り組みや、取り調べで一度は自白させられた経緯など当時の思いを追いつつ、時代の変化に戸惑いながら前向きに暮らす姿を記録。10年度のキネマ旬報ベストテンの文化映画1位に輝き、今年3月から全国各地で上映されている。
井手さんは鹿島高校を卒業し、大学進学のため上京。その後ドキュメンタリー映画の助監督を経てフリーで活動、企業PRなど約120本の作品を撮影した。本作品が初めての自主制作で「知人を通し2人を知った。悔しそうに裁判を語る2人の顔や表情に接し、私が知らせなければ」と思い、映画を完成させたという。
23日は午後2時と同6時半の2回上映。初回の上映後には杉山さんと桜井さん、井手さん3人によるトークショーを行う。チケットは一般千円、生涯学習講座の受講生は500円(当日は200円高)。問い合わせは電話0954(63)2138へ。佐賀市のシアターシエマでも30日から2週間上映する。
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