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(回答先: 何処までも堕ちていく大手マスメディア 投稿者 怪童 日時 2011 年 4 月 13 日 18:36:03)
あの戦争中に活躍した映画監督で伊丹十三の父、大江健三郎の義父である伊丹万作が、『戦争責任者の問題』という文章を残している。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000231/files/43873_23111.html
(一部分だけ引用する。)
つまりだますものだけでは戦争は起らない。だますものとだまされるものとが
そろわなければ戦争は起らないということになると、戦争の責任もまた(たとえ
軽重の差はあるにしても)当然両方にあるものと考えるほかはないのである。
そしてだまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中に
あるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失
い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになつてしまつてい
た国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。
「だまされていた」という一語の持つ便利な効果におぼれて、一切の責任から解
放された気でいる多くの人人の安易きわまる態度を見るとき、私は日本国民の将
来に対して暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。
「だまされていた」といつて平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも
だまされるだろう。いや、現在でもすでに別のうそによつてだまされ始めている
にちがいないのである。
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