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日本社会を覆い尽くした「閉塞感」は高校生をも、完全にむしばんでいる―。
財団法人・日本青少年研究所が調査結果――「高校生の心と体の健康に関する調査/−日本・アメリカ・中国・韓国の比較ー」――を発表した。
内容は運動、体型とダイエット、食事と睡眠、喫煙と飲酒の経験、健康に対する態度、情緒とストレス、自己評価、親や教師・友人との関係などにわたるもの。
調査結果によると、日本の高校生の多くが「“気分の晴れない鬱的な傾向”が他国に比べて強」く、「自分に価値がない」と考えている。
今回の調査で特に注目を集めているのが、自己評価に関わる内容だ。「自分は価値のある人間だ」と答えた割合は、日本がわずか7.5%であるのに対してアメリカ57.2%、中国42.2%、韓国20.2%。
さらに
「自分を肯定的に評価するほう」:日本6.2%、米国41.2%、中国38.0%、韓国18.9%。
「私は自分に満足している」:日本3.9%、米国41.6%、中国21.9%、韓国14.9%。
「自分が優秀だと思う」:日本4.3%、米国58.3%、中国25.7%、韓国10.3%。
と、惨憺たる内容である。
日本の高校生が謙遜をはるかに通り越し、完全に自信喪失状態にあることが数字で如実に示されている。
<参照>
高校生の心と体の健康に関する調査ー日本・アメリカ・中国・韓国の比較ー(財団法人・日本青少年研究所)
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http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E6E2E69E8DE0E7E2E0E0E2E3E39180E2E2E2E2;at=DGXZZO0195583008122009000000
「自分に価値ない・憂鬱」 日本の高校生、米中韓比で高く(日経新聞)
2011/2/26 9:27
日本の高校生の多くが「気分が晴れず憂鬱」で、「自分に価値がない」と考えている――。財団法人日本青少年研究所(東京・新宿)などが日米中韓4カ国の高校生を対象に実施した意識調査で、こんな傾向が明らかになった。同研究所は「経済の見通しの暗さを含めた将来への不安から、夢や目標が持ちにくいことなどが影響している」と分析している。
調査は昨年6〜11月、4カ国の高校1〜3年に実施。日米中は約千人ずつ、韓国は約4千人に調査票を配り、ほぼ全員から回答を得た。
「この1週間に憂鬱を感じた」と答えた割合は、「よく」「時々」を合わせると日本が46.5%で最多。韓国は21.5%、中国は30.0%、米国は26.7%だった。「寂しい」「むなしい」と感じる割合も日本は比較的高かった。
日本の生徒がストレスを感じる要因は男子が「成績など勉強」で50.9%、女子は「友人関係」が51.2%で最多だった。ほかは「親との関係」や「進路」が目立った。
「自分が価値のある人間と思うか」との問いに「全くそうだ」と答えた割合は米国が57.2%、中国42.2%、韓国20.2%に上った。しかし日本はわずか7.5%で、「まあそうだ」を含めても36.1%と、7〜8割台だった米中韓に比べて自尊感情の低さが目立った。
自分の体形が「太っている」と思う割合は日本が17.6%で4カ国中最も多く、「少し太っている」も含めると48.8%に達した。だが、実際の肥満度の平均値は中国と並んで低く、米韓よりもやせていた。特に日本の女子は「自分の体形に満足していない」とする回答が86.7%に上り、身体面でも自己評価が低いことが浮き彫りになった。
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