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読売新聞 1月26日(水)7時35分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110126-00000003-yom-soci
厳しい寒さと降雪が続く東北地方で、除雪作業が追いつかず、市民生活に影響が出ている。
気温が低く雪が解けないため、積雪量は増すばかりで、各自治体は軒並み、除雪費の補正予算を組む事態となった。事業仕分けで予算が1割削減された国土交通省の東北地方整備局も25日、「国道の除雪費は3月上旬にも資金ショートしかねない」との危機感を示した。
「歩道の雪が人の背丈ほどになり、通学の子供が車道を歩かざるを得ない」。青森市にはそんな苦情が届いている。同市では市街地の積雪が23日に今季最高の1メートル30となり、24日、「平成18年豪雪」以来5年ぶりに豪雪対策本部を設置した。
市から委託された業者のロータリー車がフル稼働しても除雪が間に合わず、市民の苦情・相談は1月だけで前年同期の2倍の4222件(24日現在)に。水道管の凍結・破裂も1月は同2・6倍の307件(23日同)に上った。
除雪費が足りなくなった青森県弘前市は3億円を増額補正したが、「寒さが続けば、さらなる追加予算もあり得る」と困惑する。
秋田市も除雪費を12日に4億円、25日に5億円追加する専決処分を行った。市民からは「除雪に来てほしい」「除雪後も雪が残っている」といった苦情などが約1000件寄せられている。
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