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毎日新聞 1月23日(日)20時44分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110123-00000019-maip-soci
妻を殺害されたことをきっかけに「全国犯罪被害者の会(あすの会)」を設立し、被害者の権利獲得に大きく貢献した岡村勲弁護士(81)が23日、11年間務めた代表幹事を退任した。この日、東京都内で開かれた同会のシンポジウムで、岡村氏は「被害者の権利は確立したが、補償制度という大きな問題が残っている。真の救済に向けた取り組みをお願いしたい」とあいさつした。新しい代表幹事には幹事の林良平氏(57)の就任が決まった。
岡村氏は97年、弁護士の仕事で逆恨みされて、男(無期懲役が確定)に妻の命を奪われた。00年に5人のメンバーであすの会を設立。精力的な活動で犯罪被害者等基本法の成立(04年)を実現させたほか、被害者や遺族が法廷で被告に直接質問をしたり、求刑意見を述べられる被害者参加制度の導入(08年)にも貢献した。今回、高齢を理由に退任を決断した。
後を継ぐ林氏も95年に妻を男に刺され、被害者に対する支援や補償の不十分さを理不尽に感じてあすの会の設立メンバーとなった一人。「被害者には、経済的な問題であすの会にさえ参加できない人もいる。今困っている人を救うことが大事」と語った。
シンポジウムは、81年にスタートした犯罪被害者給付金制度の問題点を議論。被害者らが「現行の給付金は一時的な見舞金でしかない。介護やリハビリなどが必要な被害者が継続的に経済的な補償を受けられる制度を確立することが国の責務」などと訴えた。
【伊藤一郎】
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