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「ブタとおっちゃん」 山地さんの写真集
書評する人 いしいしんじ (作家)
本の内容
香川県で養豚場を営むおっちゃん≠アと上村さんと、彼の豚たちを捉えた写真集です。役場の職員として偶然上村さんと知り合った著者は、そのあまりに楽しそうな働きぶりと、のびのびと育つ豚の様子に惹かれ、10年にわたってシャッターを切り続けました。1200頭もの豚たちに手ずから餌を与え、お産の手術を行い、予防注射を打つ。散歩に連れ出すのはもちろんのこと、時にはギター片手に歌を聞かせるなんてことも…。
山のような仕事を夫婦二人だけでこなしていくその姿には、命あるものに対する敬意と愛情が満ち溢れています。
驚くほど表情豊かで愛らしい豚たちから、目が離せなくなる一冊です。
<山地としてる写真展「ブタとおっちゃんin原宿」>
会期:2011年2月10日(木)〜2月20日(日)
会期中無休 13時−20時
会場:リトル・モア地下
2010/12/21 09:40
香川県丸亀市川西町のアマチュア写真家・山地としてるさん(73)=本名・敏照=が昨年9月に出版した写真集「豚と共に」が東京の出版社の目にとまり、新たに「ブタとおっちゃん」として刊行された。山地さんは「私の生きた証しができたことは、大きな喜び」と笑顔を見せている。
丸亀市職員だった山地さんは、市街地で養豚業を営んでいた一家の立ち退きに携わった。退職後、自責の念とともに移転先の三豊市を訪れ、そこで目にしたのがブタと一家との愛情あふれる生活だった。
12年間撮り続けた作品をまとめた写真集はことし、第13回日本自費出版文化賞(NPO法人日本自費出版ネットワーク主催)グラフィック部門で、応募59点の中から部門賞を受賞。審査員から「(養豚業の)おじいさんとブタの表情にほれこんだ」と称賛された。
今回の新たな刊行は、東京の出版社「FOIL」の大谷幸恵さん(26)が、営業先の書店で写真集を見たのがきっかけ。表紙のインパクトに打たれ、本を開くと撮影場所は大谷さんの出身地・三豊市で、「小学校近くにあった養豚場のにおいを思い出した」という。
数万枚のネガを洗い直し、B5判変形、モノクロ128ページにまとめ、15日に発行した。大谷さんは「繰り返し何度も見たくなる本になった」と話している。
「ブタとおっちゃん」は税込み価格1890円。26日まで、東京都千代田区で発売記念写真展を開催中。
おっちゃんのお腹の上で、安心しきって眠る子ブタ。新聞を読むおっちゃんの後ろから、そっと覗き込むブタ。朝から晩まで、さらには家の中まで。おっちゃんの周りにはいつも、きらきらと瞳を輝かせたブタがまとわりついています。 香川県で養豚場を営み、まるで家族のように1200頭のブタと暮らすおっちゃん。大量飼育・大量生産化に伴い、餌やりから糞尿の処理までどんどん機械化が進む養豚業界で、おっちゃんは自分の手で一頭ずつに愛情を注いでブタを育てます。 | |
<巡回決定!> 2011年2月10日(木)〜2月20日(日)
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<同時開催> 12:00-19:00 会期中無休 会場:ゆめタウン丸亀2F ABC MART横 ゆめ広場 山地としてる(やまじ・としてる) 1937年香川県生まれ。丸亀市役所職員として農林水産行政に24年間携わる。2009年、養豚農家の夫婦と豚の姿を記録した写真集『豚と共に』を自費出版。第13回日本自費出版文化賞・グラフィック部門賞を受賞。 |
予約受付中! タイトル:ブタとおっちゃん 著者:山地としてる デザイン:池田進吾 定価:1890円(本体1800円) ISBN978-4-902943-60-3 | |
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