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青森の除雪作業 業者の7割以上が態勢維持「5年が限界」
http://www.asyura2.com/10/social8/msg/288.html
投稿者 めっちゃホリディ 日時 2011 年 1 月 17 日 12:22:45: ButNssLaEkEzg
 

河北新報 1月16日(日)6時12分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110116-00000006-khk-l02

 青森県内の道路除雪作業に携わる建設業者の7割以上が、5年後までには今の除雪態勢を維持できなくなると考えていることが、県建設業協会(杉山東幹会長)が会員に実施したアンケートで分かった。公共工事減少のあおりを受け、老朽化した除雪車の買い替えや作業員の確保が困難になっており、厳しい経営実態が浮き彫りになった。

 アンケートは昨年10月、会員企業169社を対象に行った。回答があった133社のうち、119社が除雪作業を受託。自前の除雪車を所有しているのは109社だった。

 自前の除雪車の6割以上は、耐用年数の基準の一つである10年を超えていた。車検などで更新時期を迎えた場合、ほとんどが新車に買い替える予定はないと答えた。高齢化などにより、除雪作業員が「不足している」との回答も20%あった。

 除雪委託費に関して、「採算が取れない」と答えたのは、発注者が国、県、市町村の順で増加し、市町村では25.9%に上った。県と市町村から請け負った除雪について「採算の限界」としたのは、それぞれ44.3%、40.0%だった。

 状況が改善されない場合、除雪態勢を維持できる期間は「3年後まで」が33%で最も多く、「本年度まで」が12%、「1年後まで」が14%などとなった。「6年以上続けられる」と答えたのは26%にとどまった。

 同協会の神豊勝専務理事は「業者の経営状況は悪化の一途だが、社会的責任から、採算性が悪くても引き受けている。このままでは、除雪態勢が崩壊する恐れがある。発注者側に、除雪費の見直しや機材の貸与などを強く訴えたい」と話している。  

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コメント
 
01. 2011年1月18日 06:55:26: ibwFfuuFfU
くるくるパーの小泉以来日本に定着した自治体でも破産させる市場原理路線で、東北・北陸はアメリカのデトロイトのように廃墟となってしまうだろうね。何せ冬の積雪を除雪できないうちに翌年の雪が降り始めることになったら、万年雪と万年氷に閉ざされた居住不能の世界になっちまうからだ。

公共工事はふるさと創生とかってばらまきをやった竹下の時代に決定的にイメージが悪くなったが、あの頃地道に電線の地中化でもやっときゃあねえ。


02. 2012年6月09日 23:01:09 : U3yN6c6aqg
雪国の道路の除雪と言えば、モーターグレーダーで行なっている。本来の用途は道路建設工事の整地作業用で、除雪作業は副業である。解説は以下の通り。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC

本来の用途は建設機械なので、大抵は建設業者が所有している。01さまの書かれているように、市場原理絶対の新自由主義者、鈍一郎と平蔵の公共事業大幅削減により、地方の建設業者は仕事がなくて廃業が相次いでいる。このため、モーターグレーダーのメーカーも次々と撤退している。かつては三井造船、川崎重工、新潟鐵工所も製造していたが、市場の縮小に伴って撤退。今日では三菱重工とコマツが生産を続けている。

三菱重工のサイトです。
http://www.mhi.co.jp/products/detail/motor_grader.html

コマツのサイトです。
http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/press/2002073122130727242.html

これを見て驚かれたと思いますが、1,940万円もするのですよ。公共工事が減るばかりで、買い替えなんて無理です。仮に公共工事があったとしても、一般競争入札です。コストの安い大手建設会社が取ってしまいます。地元の零細業者は仕事を取れない。マスゴミが談合談合などと報道し続けたものだから、地方自治体は指名入札を避けるようになった。指名入札には、賄賂がつきものだというイメージがあります。これもマスゴミの洗脳にやられた結果でしょう。

地元の零細業者は、コストは高くても郷土愛があります。花火大会があれば、花火の一発でも寄付しますし、会場の警備もボランティアで行います。このような側面を、単にコストだけで業者を決める一般競争入札になってから全て切り捨ててしまった。人情も温かみもない社会になりました。零細業者は地方自治体から仕事をもらえば、ちゃんと恩返しをしますよ。それが除雪作業なのです。朝早く、午前3時に起きて、雪が本格的に積もる前に出動します。数時間後に本来の建設の仕事があるのに、身を削って地元社会に尽くしているのです。モーターグレーダーに除雪装置を取り付け、出動します。

この除雪装置と言うのが、実にくせものです。重いので操縦性に悪影響が出ます。怖いのがマンホール。引っ掛けでもしたら、車体に衝撃が来ます。下手したら道路わきに突っ込む。歩道なしで家の軒をかすめるような幹線道すらあります。ガードレールにぶつかったら、物損事故です。あれの修理費は高すぎる。公の仕事をして自分の会社の建設機械を潰したら、もう目も当てられません。大変な思いをして仕事をしているのですから、このような事情も知って欲しいなあ。

よく「除雪している割には雪が残っているじゃないか。」とお叱りの言葉もいただきますが、マンホールを引っ掛けたら大変ですから、除雪装置を一杯まで降ろすことは出来ないのです。それから、この作業は朝のラッシュまでに済まさないといけません。本来の仕事に差し支えるからです。雪が降っても公共交通機関がこれだけなくなると、誰もが自動車で通勤します。昔より交通量は格段に増えているので、本当なら除雪体制を強化しなければならないのですが、モーターグレーダーを持っている業者が減っています。自治体の仕事をしているのですから、本来なら自治体が所有するのがいいのですが、除雪専用だと高すぎて議会や納税者が反対しますよ。でも、除雪は誰かがやらなくてはならないのです。もしやらなければ、01さまの言われるように、その地域は居住不能になってしまいます。

モーターグレーダーで除雪できない歩道など、かつては近所の方々が朝からボランティアでやってくれましたが、高齢化社会が進み、雪が降っても放置状態になっています。歩くところのない歩行者が道路に出て、自動車との接触事故の危険が高まっています。本当に困った社会になりました。地方は公共事業の削減と高齢化で本当に疲弊しています。これでは明るい社会など無理でしょう。地方に未来はありません。


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