http://www.asyura2.com/10/social8/msg/283.html
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最近のオヤジ世代の若者叩きは異常だと思う。自分たちのふがいなさを棚にあげての八つ当たりだろう。
昨日、それを客観的に論じたブログを見つけたのでご紹介したい。
「若者は内向き」の欺瞞
http://d.hatena.ne.jp/scicom/20110111/p1
くどくどしくは述べないが、ご一読いただきたい。
とくに「若者の内向き」とステレオタイプに批判するオッサンが多いが、その根拠として日本人の海外留学者数の減少を挙げる。
しかし、文部科学省の統計データで見ると、08年は07年より減少しているものの、バブル最盛期の80年代よりも圧倒的に多い。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/12/1300642.htm
自分が大学に入学した89年の留学者数は22,798人だが、08年は66,833人であり、89年当時の約3倍の学生が海外留学をしている。
92年でも39,258人であり、ピーク時の04年の82,945人の半分以下である。
しかも、89年から92年は、学生人口が現在よりも多いのにもかかわらず、現在の半分程度しか留学していない。
現在の学生数は減少しているから、留学経験者の占める割合は、80年代・90年代よりも高いということになる。
「海外留学をしないから今の若者は内向き」と言う論法を当てはめれば、80年代・90年代の学生のほうがよほど「内向き」である。それ以前の年代の学生はさらに「内向き」である。
また近年は、韓国企業礼賛の記事、風潮が強いが韓国経済が復活できたのは、97年の通貨危機でIMF管理下に入った際に、年功序列と終身雇用を一気に廃止したことが大きかったと言われている。
なら、韓国企業礼賛のオヤジ連中は、終身雇用と年功序列の廃止に賛成できるのだろうか?
個人的には、終身雇用と年功序列、新卒一括採用の3点セットで廃止にすべきだと考えているが、大半のオッサン連中は到底賛同できないだろう。
今のオッサン連中に終身雇用と年功序列廃止の覚悟があるなら、若者批判と韓国企業の礼賛を続けると良い。できないなら、オッサン連中こそ口先だけの輩である。
http://blog.livedoor.jp/minamimitsu00/archives/1981073.html
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