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これまで、出会い系サイトに纏わる犯罪といえば、虚偽請求、薬物販売や売春等が摘
発されてきたが、これらはサイトの利用者が逮捕されたものであり、今回の摘発情報は私たちが度々指摘してきた、出会い系問題の本丸である、いわゆる「サクラ」行為が詐欺罪等にあたり、運営会社が摘発されるのでは、という情報である。
その手口は、数万人単位で出会い系サイトに会員を集め、運営会社が創り上げた架空会員(サクラ)を使い、アタッカーなどと称されるアルバイト社員が異性を装い、全国の男女会員に対し、金品の提供や援助交際等を匂わせた内容のメールを送信。継続して送受信を行わせ1送受信あたり約500円とされるメール利用料金を継続して搾取する、というもの。被害金額はまちまちだが、数万円から1,000万を超える会員もいるということが、内部の資料によって明らかになっているようである。
こうした詐欺的手法を使い出会い系サイトを運営しているグループは都内に多数存在し、新宿ソフトグループ、サンタモニカグループやデリリオスグループ等が大手業者として著名である。驚くべきことに、大手といわれるグループだけで、年間の売上は600億円以上、出会い系全体では1000億円を超えるとみられている。
これまでも、個別の被害者が返金を求めたり、警察や消費者センターに被害が届けられたりしていたが、犯罪行為の実態が明確にならず摘発を免れてきた。しかし今年に入り内部から流出したと見られる資料が大量に発見され、警察当局や報道機関が動き出し初の摘
発へ向けて準備が進められているという。
今般、摘発の対象とされているのは、上記グループと並び大手業者と言われる『マテリアルグループ』とされ、判明しているだけでも下記の出会い系サイト群を管理運営しているようだ。
※1部閉鎖済みのサイトあり
「i-color」 http://pc.55114.com/
「First mail」
「Free online」
内部流出したとされる資料によれば、判明しているこれらのサイトだけでも、過去3年程でのべ会員数約10万人、その売上は100億円以上にものぼるとされ、グループ全体ではさらに被害額が多額になっているのでは、といわれている。
登記簿やネット上のブログや掲示板の情報等から、このグループの実質的なトップは株式会社マテリアル(東京都新宿区)※株式会社セクトへ合併し閉鎖済、の代表取締役である玉置勝氏(47)。20代の頃からダイヤルQ2のツーショットダイヤルやパーティーチャンネル等の運営をはじめ、以来現在にいたるまでに、悪質な出会い系サイトの仕組みを創り上げた中心的な人物のひとりであり、業界の重鎮といわれる。
それを誇示するかのように、六本木ヒルズと小平市に住居を構え、なんと自社ビル(M本社ビル・新宿区百人町1−23−4)までも所有しているとされる。
なお、現在現場でグループを率いているのは、株式会社セクト(東京都新宿区)の代表取締役である山田信一氏(47)とされ、その会社の監査役には上記のデリリオスグループの実質的なトップといわれる小皆氏という人物の名前も確認され、大手グループ間の交流もみてとれる。
また、これら出会い系サイトの運営会社は、直接カード会社等と取り引きができないため、上記のサイトを含め、ほぼ全てのサイトは決済代行会社を通して会員から利用料金を徴収しており、それら代行会社は当該サイトがサクラを使い運営されていることを承知しながらこれらの業者と契約しているとされている。当該サイト上で確認できる決済代行会社は下記の2社であり、今回の摘発に際してはこれらの企業も一連の事案に関係しているため、その対象になっているとされている。
・株式会社ゼロ(東京都渋谷区)
http://www.zeroweb.co.jp/
・テレコムクレジット株式会社(東京都港区)
http://www.telecomcredit.co.jp/
この様に、事態の詳細が内部からの資料流出によって白日のもとに晒されているのだから、どの様な事態もありうる、と考えるのが普通であろう。
以上
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