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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101202/dms1012021227003-n1.htm
スカイマークは、会社更生手続き中の日本航空の退職者を2013年度までに計約470人採用する。スカイマークは14年度から国際線に参入予定で、国際線乗務の経験があるパイロット、客室乗務員(CA)を手っ取り早く大量に採用することになった。日航は整理解雇も視野に人員削減を進めており、雇用の受け皿となるが、待遇は日航時代より急降下する。
スカイマークは、エアバス社の超大型機「A380」を計6機購入し、14年度をメドに国際線に参入する予定。要員不足を補うため、日航退職者を大量に受け入れる。
内訳は、CAが国際線経験者を対象に、年内をめどに約100人、さらに13年末までに約200人を追加採用する。1年更新の契約社員として雇い、採用にあたって年齢制限は設けない。
パイロットは約120人。日航で機長を経験した人については契約社員の副操縦士として採用、機長への昇格試験を受けてもらう。スカイマークは現在、「ボーイング737」を使用していることから、同機の運航ライセンスを持つパイロットを優先的に採用するとみられる。
整備士は約50人を採用する。
大量採用で日航退職者の働く場を確保できる可能性は出てくるが、待遇は日航時代よりも急降下する。
高給で知られるパイロットだが、日航時代は08年度の平均年収が1834万円あったが、スカイマークに採用された後は最初の基本月給が35万円となる。
CAは、日航時代の08年度の平均年収が589万円だったが、スカイマークでは入社後半年は時給1100円に。その後は基本月給16万5000円となる。
スカイマークの国際線進出には同社の経営体力から不安視する向きもあり、採用されても先行きには不透明感が漂うことになる
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