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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101110-00000302-playboyz-bus_all
会社更生法の手続きの一環として、大規模なリストラを進めているJAL。すでに子会社を売却するなどして8千人以上の“切り離し”に成功しているが、希望退職を募る形で図っている本社のリストラに関しては思うように進んでいない。
会社側は一方的に解雇を言い渡す「整理解雇」も辞さない構えで、その対象は花形のパイロットも例外ではない。
そこで週プレはふたりのパイロットへの接触に成功。社内ではかん口令が敷かれているため、名前も年齢も伏せる条件で重い口を開いてくれた。
まずはS氏の証言。
「取材を受けたのが僕だとバレたら整理解雇の対象にされちゃうかもですね(笑)。パイロット職は約2800人いるのですが、リストラ規模は370人です。そのうち200人強が希望退職に応じていますが、あと100人以上も足りない状況です。ハッキリ言って職場は重苦しい空気ですよ。誰々が解雇リストに載っているらしいとかの噂も飛び交い、最悪の雰囲気です。整理解雇が決定的な人は、すでにフライトからはずされています。そうやって希望退職するように無言の圧力をかけているんですよ」
パイロットの再就職先って、やはり他社のパイロット?
「基本的にそうなりますよね。みんな、飛行機の操縦しかやってきていないですから。ただ、転職先が海外にしかないってのが問題です。今の情勢では、増員中の航空会社を世界中探してもUAEのエミレーツ航空か中国のエアライン会社くらいしかない。中国のLCC(ローコストキャリア)なんか、飛行機の整備にお金をかける感覚がないので、大幅に収入を下げて命をかけることになる。まさに悪夢です……」(S氏)
中国の航空会社からは以前からオファーが殺到しているらしいが、JALの現状を見るや足もとを見て格段に提示する給料が低くなってきたとのこと。さすが中国、抜け目がない。
「去るも地獄ですが、残るのも地獄ですよ」
と語るのは、もうひとりの証言者、M氏。
「例えば、国内フライトで現地宿泊となった場合、今は1泊3千円台のビジネスホテルなんです。私たちは制服姿で移動するので、周囲にパイロットであると認識されながら出入りするのがツライです。しかも、そのホテルは宿泊者全員に朝食がついているチェーンなんですが、僕らの契約では朝食は絶対に食べてはいけない。朝食が食べたいんじゃないんです。団体の中国人観光客が騒々しく朝食をとっている横を、食べる権利さえ与えられないのかと思いながら制服姿で通り過ぎるワビしさ、わかります?」
憧れの花形職業だったからこそ感じる悲哀だなあ……(涙)。
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