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大阪地検特捜部の押収資料改竄(かいざん)事件で、主任検事の前田恒彦容疑者(43)=証拠隠滅容疑で逮捕=が最高検の調べに対し、フロッピーディスク(FD)の最終更新日時を改竄した動機について「立証に邪魔な証拠を消したかった」といった趣旨の供述をしていることが30日、関係者への取材で分かった。最高検は、前田容疑者が違法手段を使ってでも厚生労働省元局長の村木厚子さん(54)=無罪確定=の公判を有利に進めようとしたとみている
最高検によると、前田容疑者は昨年7月13日、厚労省元係長の上村勉被告(41)=公判中=のFDに保存された偽造証明書の最終更新日時を「6月1日未明」から「6月8日夜」に書き換えたとされる。
検察関係者によると、特捜部は昨年5月26日、上村被告の自宅からFDを押収。前田容疑者はFDを分析した同僚検事から最終更新日時について「6月1日未明」と報告を受けた。この日付では、村木さんから上村被告への偽造証明書の作成指示を「6月上旬」としていた特捜部の見立てと矛盾しており、立証に障害となる証拠だった。
一方、同僚検事は立ち会い事務官に指示し、FDの正規の最終更新日時を記載した捜査報告書を作成させていた。しかし、捜査報告書が前田容疑者に知らされることはなかった。
関係者によると、前田容疑者は「捜査報告書の存在に気付かなかった」とする一方、「FDの存在が今後問題になる可能性もあり、立証に不利となるデータを消したかった」との趣旨の供述をしているという。
最高検は、前田容疑者が捜査報告書の存在を知らなかったことから、FDを立証にマイナスな唯一の証拠と考えたため改竄に走ったとみている。
一方、前田容疑者が改竄の3日後の昨年7月16日に上村被告側にFDを返却していたことについては、前田容疑者が村木さんの公判で上村被告に検察側の見立てに合う証言をさせようとしてFDを返却した疑いもあるとみて、詳しい動機を調べている。
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