http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/900.html
Tweet |
「☆(かい)」という虫には、一つの体に二つの口があるという。寄生虫の仲間らしい。蛇という説もある。いずれにしても細長い、この想像上の生物は二つの口で互いにかみ合い、ついには自らを食べ尽くしてしまう。古代中国の書「韓非子」にある寓話(ぐうわ)だ▼政府の事業仕分けの「再仕分け」は、この異形の生き物を連想させた。民主党の仕分け人と民主党の政務三役が、自分たちの政権が予算要求した事業をめぐり「廃止せよ」「できない」とやり合った▼政権交代からわずか1年余。政務三役はすでに族議員のように振る舞う。切り込む側も、これまでの勢いはどこへやら。前回までの仕分けで「廃止」とされた事業が、看板を掛け替えて堂々と再登場するのを見せつけられては「ただの見せ物だったのか」と鼻白む人も多かろう▼同じ党の政治家同士が食(は)みあって、結局、削減されるのはムダではなくて政権への期待と信頼だとすれば笑うに笑えない。いや泣くに泣けない▼虫といえば、民主党の小沢一郎元代表は蓑虫(みのむし)のように身の回りをしっかりガードして、国会での説明要求をかたくなにムシしている。鈴虫だって多彩な鳴き声でコミュニケーションするのに、柳田稔法相は「2通りの答弁で用は足る」と言い放った▼菅政権はまるで虫食い状態だ。小沢氏が蓑の中から発した「解散もあるぞ」との言葉が、妙に現実味を帯びて寒空に響く。
(注)☆は「虫へん」に「尤」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/260943.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK99掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。