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新ベンチャー革命2010年11月16日 No.235
タイトル:日本にとってアジア展望暗い:日本人の政経分裂深刻化
を下記のように転載投稿します。
=転載開始=
1.日本経済の未来を占う新卒就職内定率の悪化
最近の報道によれば、2010年10月1日つけ大学新卒定期採用の内定率が57.6%と、96年政府調査開始以来最低となっているようです。この数字は、行きたくない会社に内定している学生、無期限延期の可能性のある内定などの数字が加算されていますので、実質的には新卒の半数は就職が決まっていないとみなせます。強いコネのある学生を除き、自分の希望の会社に内定している学生は稀なのではないでしょうか。
今の大学生は、学生生活をエンジョイしているようにみえますが、卒業後の人生に関して、常に不安がつきまとっていると思います。
2008年、リーマンショックで、日本企業の業績は軒並み急落しましたが、2010年、多くの企業は業績を元に戻しています。にもかかわらず、新卒の受け入れキャパは増えるどころか、減っているわけです、なぜでしょうか。
2.日本の若者の就職難の原因、それは日本が貧乏化しているため
2001年、戦後稀に見る対米隷属の小泉政権誕生以来、日本の国富が、米国に吸い上げられ続け、同時に、日本以外のアジア各国の新興企業の台頭により、日本企業の国際競争力の相対的な弱体化と相まって、日本国内の貧乏化が進んでいます。
なぜ、日本が貧乏化しているか、その貧乏化メカニズムについて本ブログにて分析済みです(注1)。今の日本は、小泉政権以降、一種の糖尿病にかかっており、われわれ国民が、汗水たらしてがんばって、いくら国富を貯めても、はじから、米国に日本国民の貯めた国富が環流する仕組みが出来上がっています、これは“新帝国循環”と呼ばれています(注1)。
日本を貧乏化させている元凶は、日本をステルス支配している米国寡頭勢力ですが、その中核に米国戦争屋が鎮座しています。ただし、多くの日本国民は、上記、新帝国循環の構造がまったく見えていません、なぜなら、日本を日米戦争の戦利品・属国とみなす米国寡頭勢力は、巧みに、一部の日本人を手なずけて、その日本人の手によって、日本の国富が米国に密かに還流されているからです。このような、日本国民の国富をせっせと米国に還流させている親米日本人は日本政府や日銀に多数、蠢いています。なぜなら、日本政府の金融、財務、外交分野における日米関係官僚のトップ人事は米戦争屋ジャパンハンドラーに握られているからです。また日本の大手マスコミには、米戦争屋の言いなりになる日本人が多数、蠢いています。なぜなら、米戦争屋の対日支配を国民に知らせようとするマスコミ人や、米戦争屋を批判するマスコミ人はいつの間にか、左遷されることを肌で知っているからです。
本ブログでは、これらの日本人を悪徳ペンタゴン日本人と呼んでいます。彼ら悪徳ペンタゴン日本人の対米協力のおかげで、新帝国循環の構造が一般国民に知れることはありません、ただし、ネット愛好者の一部は、この構造を知っています。
なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。
3.日本が貧乏化しているのに、3.9%の経済成長率達成の不思議
日本が貧乏化していることは、われわれ日常生活で実感できますが、日本政府は、直近の日本の経済成長率を3.9%と発表しています。日本企業の業績が回復していると連日、新聞報道されていることから、この数字はあり得ます。
要するに、“一将功成りて万骨枯る”ということです、つまり、日本のグローバル企業を中心に企業業績は回復していますが、日本国民は貧乏化しているのです。
なぜ、こういう現象が起きるのでしょうか、そのワケは簡単です。日本市場が収縮しているので、日本企業は落日の国内市場を見限って、海外、とりわけ高成長のアジア市場で稼いでいるからです。
4.日本企業の求める人材像に変化
上記、日本人の若者の就職率の悪化現象と、日本企業のアジアシフトは密接にリンクしています。日本企業は、成長著しいアジア拠点で働く人材を求めています。残念ながら、それは日本人新卒ではなく、日本語のできるアジア人新卒、とりわけ中国人です。
日本企業は、景気が悪いから日本人新卒採用を減らしているのではなく、日本語のできるアジア人新卒を求めているのです。なぜなら、多くの日本企業は中国でもうけようとしているからです。
今の日本の産業界にとって、中国が好き嫌い、中国人が好き嫌いの議論はやってられないのです。どうやって生き残るか、それだけです。
5.日本人の政経分裂が深刻化
上記のように、日本企業は、アジア市場、とりわけ世界最大規模の中国市場獲得に血眼(ちまなこ)となっています。
ところが、2010年9月に起きた尖閣事件(注2)への日本人の反応で明らかなように、一部の日本人は、中国を目の仇にしています(注3、注4)。
今の日本の大問題、それは、中国市場獲得に血眼になっている人も、尖閣事件で、中国人船長を不問、放免したと大騒ぎしている人も、同じ日本人だということです。
今、日本国家は、政官財の統合的な対中戦略の見通しがまったく立っていない有様です。これは日本の未来にとって大変、不幸です。これでは、トンビに油揚げをさらわれるのを、絶対に、止められないでしょう(注4)。日本企業は今後、中国市場で、欧州勢との競争に勝てないのみならず、台湾、韓国の企業にも勝てないと思います。
入亜脱米の小沢・鳩山政権を潰した一部の国民に、心底、腹が立ちます。
日本を孤立させ、日本を貧乏化させて困るのは、われら日本人のみです。アメリカ様は対日脅威が下がって大喜び、ついでに中国市場でライバル日本企業がいなくなって大喜び、アジア市場を虎視眈眈と狙う欧州企業も中国市場でライバル日本企業がいなくなって大喜び、中国、台湾、韓国の企業も、中国市場でライバル日本企業がいなくなって大喜びです。
尖閣事件(注2)で、中国や中国人にしか目の行かない日本人のみなさん、バカな日本人め、とせせら笑っている勢力がステルス化して、日本の転落を待ち望んでいるのが見えませんか。
自分に見えるものしか見ない人の目のことを“節穴”と言いますね。激変する国際環境の中で厳しいグローバル競争を強いられる貿易立国日本にとって、“節穴”日本人は、自分だけではなく、日本国民全体の足を引っ張っていると思います。
注1:本ブログNo.107『“自分のカネで自分が買われる”という奇病に罹った悲惨な日本』2010年4月11日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/12450525.html
注2:本ブログNo.193『尖閣列島での日中衝突:米国戦争屋による小沢氏の入亜脱米妨害か』2010年9月14日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/18564238.html
注3:本ブログNo.233『米国戦争屋隷属の日本:欧州勢に先を越されて貧乏くじを引くだけ』2010年11月14日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/20391477.html
注4:本ブログNo.234『度し難いアメリカ教信者:米国を中途半端に知る日本人』2010年11月15日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/20426625.html
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
=転載終了=
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