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この閣僚たちの答弁は、かつての自民党閣僚の足元にも及ばない、「居心地のよい場所」by世川行介より転載
http://www.asyura2.com/10/senkyo99/msg/776.html
投稿者 みちばたの蝶 日時 2010 年 11 月 19 日 10:46:56: JxOH7lIi5LSzQ
 

まー例によってのコピペ投稿ですが・・・・

        転載責任 みちばたの蝶:井ノ子俊一@長崎県島原半島

http://blog.goo.ne.jp/segawakousuke/e/420d97d7461ea8e3647d1030c8fff02e

居心地のよい場所
2010年11月18日 14時55分37秒 | 01 小沢一郎篇
 僕は、日々のニュースにほとんど関心がなく、
 特に、
 小沢一郎が民主党の代表選に敗れてからは、
 日々の政治にまったく関心を失い、
 たまに、
 この日記の「コメント欄」に、
 菅内閣に対する嘆き節が書かれているのを眼にすると、
「菅内閣のいちいちに関心なんか持たなきゃいいのに…。
 関心を持つから腹が立つんだよ」
 と笑ってきた。

 僕は、
 「民主党政権」の名は冠しているものの、
 菅内閣は、1994年の「自社さきがけ政権」と、まったく同質の内閣だ、
 と認識していて、
 この国をだらしない風化に導いたのは、
 あの「自社さきがけ政権」だ、と確信してここまで来たので、
 菅内閣など、まったくその価値を認めていない。
 ああいう手合いが政権の中枢にいれば、ああいう内閣になるのだ。
 そんなことはわかりきっていたことだ。


 そんな僕が、
 今日、久しぶりに、
 NHKの予算委員会の質疑報道を眺めた。
 言っちゃあ悪いが、
 この閣僚たちの答弁は、かつての自民党閣僚の足元にも及ばない、
 稚拙な答弁の連続だった。
 馬鹿馬鹿しくなって、テレビを切った。
 

 それでも案外にこの政権が即時崩壊しないのは何故か、と言うと、
 それは、
 菅内閣は、民主党政治家たちにとって居心地のよい内閣だからだ。

 94年当時の「自社さきがけ政権」も、そうだった。
 小沢一郎アレルギー症候群を患った政治家やマスコミは、
 「自社さきがけ政権」ご一行さま大歓迎、の派手な垂れ幕をたらしたものだ。

 世界史的規模で歴史が大転換点を迎えているというのに、
 政治家も、マスコミも、知識人も、国民も、
 その重要性について、思考し、語り、論じる、といった行為を放擲(ほうてき)して、
 居心地のよい場所で、どうしようもないたわ言を繰り返し、
 すべてを無意味にやり過ごした。

 そうした時代を、
 小沢一郎は懸命にあがき、
 <無言の知>の層は、失望の表情で政治から遠ざかり、
 僕などは、阿呆らしくってやってられないヨ、と、社会そのものからおさらばした。 


 20年近く、小沢一郎を巡る離反劇を遠望していて思ったのは、
 きっと、この男は、
「自分のような男にもそれが出来たのだから、君たちにもできるはずだ。
 それが出来ないのは、
 出来ないからではなく、君たちがやろうとしないからだ」
 といった信念を持った男ではないのか?
 ということだった。

 僕は、それまでの20年以上、文学思想の世界で、
 一読者として、
 自分自身に厳しく生き続ける江藤淳や吉本隆明に同調し、
 彼らに近づこうとあがき、
 そして、それが出来ずに、一転して、彼らを難じる側に身を移した人たち、
 そんな人たちを、何人も見てきたので、
 そんな想像をした。

 自分に厳しく生きた人間は、ややもすると他人に同様を求めてしまう。
 それはそれで仕方のないことだが、
 その要請に応え切れない人は、
 きっと、彼を、冷酷な男だと怨みながら去って行くのだろうな、
 と思った。

 僕には、
 その典型が、
 船田元という、僕と同じくらいの年令の政治家だったような気がする。

 船田元は、
 学識もあり、若い時分から、小沢一郎の期待を受け、努力もしたが、
 彼は、どうしても、小沢一郎を超えることが出来なかった。

 きっと、政治というものは、
 何よりも、<センス>を求められるもので、
 それは、見識だけで作り上げられるものではなく、
 だから、<センス>と言う他なく、
 哀しいことに、
 船田元には、それが決定的に欠如していたように、
 僕には思えた。

 そうした視線で離反劇を眺めていると、
 第二第三の船田元が、大勢いるような気がして、
 反小沢に転じて、居心地のよい場所に行かざるを得ない議員達に、
 少し同情もした。


 僕は、小沢一郎100%の信者ではないから、
 思いをそのまま口にさせてもらうと、

 小沢一郎の中に、
「人は自分ほどに靭(つよ)い存在ではない」
 という柔らかい視線が、少しでも加わっていたら、
 小沢一郎の今日の<不幸>は、違った形になっていたのではないか、
 という気がするが、
 この20年の苛烈な激動の中では、
 そこまで望む方が可哀想だろう。


 水は低きに流れる、
 といった言葉を引用するまでもなく、
 人は、居心地のよい場所を、無意識に求める存在だ。
 
 小沢一郎のように、
 末端の新人議員に向かって、
 地元回りを必死でやるんだ、だとか、
 政策の勉強を死ぬ気でやれ、だとか、
 官僚主義から自立できる自分を鍛えろ、だとか、
 そんな重い課題ばかり押しつけるトップよりも、
「君たちは、馬鹿でもいい、勉強しなくてもいい、自己研鑽もいらない。
 とりあえず、みんな、仲良くしよう。
 和のパフォーマンスを見せれば、国民は喜んで支持してくれるから」
 と言ってくれるトップの方が、やりやすいに決まっている。

 その「居心地のよさ」が、菅内閣を崩壊から救っているように、
 僕には見える。


 といった事を書くと、
 小沢信者から、「そのとおりだ」と、拍手をもらえることだろうが、
 しかし、
 振り返ってみるならば、
 小沢信者たもまた、現在、「居心地のよい場所」にいて、
 <小沢一郎抹殺キャンペーン劇>の本質を見つけ出す努力を放擲して、
 安直な検察批判や菅内閣批判、にかまけている。

 また辛口を言わせてもらうと、

 小沢一郎をこの窮地から救い出して、政治現場に戻したかったら、
 簡明な言葉で、わかりやすい表現で、
 一人でも多くの国民に理解を求める作業を持続させなければ、
 何も始まらないのだ。
 同じ小沢信者にしか理解されないような、感情語だらけの駄文を書き連ねても、
 何の効果もあがりゃあしない。

 君たちも、また、
 その「居心地のよい場所」から出て、
 もっと苛烈な場所で闘うべきだ、
 と言いたいが、
 そんなことは、彼らには無理みたいなので、
 自分たちがやっている。


 なんてことを書くから、
 僕は、小沢信者たちからも嫌われるのだろうな。

 

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コメント
 
01. 2010年11月19日 11:02:35: PPAJr6WqwQ
今回の勝負は結果論かもしれないが、小沢氏が民主党の代表を衆議院選挙前に降りたところで負けが決まった。

鳩山氏では代わりができなかったということだ。

ただ勝負は勝ったり負けたりだ。

ケ小平氏が権力を完全に握ったのも70歳を過ぎてからだ。
現在の中国躍進はケ小平氏にあることは間違いない。

政治体制が違っても、政治はやはり人だ。人物だ。

小沢氏が次の勝負に勝利すればまだまだ日本は救われる。

だから敵は必死になって小沢氏をとことん抹殺しようとしているのだ。

まだまだ勝負はこれからである。


02. 2010年11月19日 11:03:08: bRHzUn6DkQ
いやいや、世川行介さん。貴方の小沢本も読んだし、たまにブログも見ますが、小沢シンパはそんなに低レベルでは在りません。この無能な議員を選んだのも国民、小沢さんを理解しようとしないのも国民です。その結果大きな負担を負うのも国民です。先の戦争で何百万人が死んでも国民の手で国家を作ろうとしない日本人。やっと、一筋の光を見せてくれたのが小沢一郎です。自分の命をかけて国民に戦う事を示唆しています。彼の命が尽きる前に立ち上がらないと手遅れになります。

03. 2010年11月19日 12:22:50: 1H9Cl6ixYI
官僚の手助けがなければ、自民党の議員も同じだよ。小沢一郎の答弁だって褒められたものじゃないだろ。政治主導なんてのが今現在は幻想だってのがわからんのかな。政治主導を支持するなら政治家に意見をし、そして根気よく見守らないど駄目だよ。あいかわらず目先のことしか考えていない連中が多いのは困ったものだ。

04. 2010年11月19日 13:01:00: yZ9oDLELCI
18日の参議院予算委員会・森田高政務官の自民丸川議員に対する国会答弁は、ごらんになられましたか?(ネットやご本人のブログでも見られます)
国民新党の議員ですが、彼の政治に対する真摯な態度と弁論に政治家のあるべき姿を感じました。
この国はまだ腐りきってはいません。そう信じてやみません。

05. 2010年11月20日 00:16:09: k3sNTt83Vw
ああ、、これだから物書きは、いやなんだよね〜

上から目線で。

なんでもかんでも、「小沢信者」とか、レッテル貼って、
いいじゃな「駄文」でも、それを売って飯くってるわけじゃなし、
いや、それで飯食ってもいいんだけどね、売れれば。

どういう国、社会にしたいか、自分はなにができるか、
どうやって解ってもらおうか、、なんて、まるっきり頭にない人だね。

このどうしようもない状態の日本の政治、経済で、
小沢さんの理念に共感し、自分の言葉で、自分の気持を叫び、
それを「駄文」だとか、言いたいなら、それでけっこう。

べつに、あなたのようなも物書きに頼る気もないしね。



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